
ホンダにとって英国はスポーツバイクの奥深さを学んだ特別なカルチャーのの土地柄!
1985年、ホンダはGB400/500と名づけられたビッグシングル(単気筒)スポーツをリリース。
その風貌はトラディショナルを絵に描いたようで、車名末尾に加えられたT.T.(Tourist Trophy)が示す通り、英国伝統のマン島T.T.レースに因んで名付けられていた。
歴史を辿るまでもなく、ホンダは世界GPチャレンジをマン島T.T.からはじめていて、英国カルチャーに浸りながらモーターサイクル・レースの何たるかを学んだのは動かしようのない事実。
そんな背景から4気筒で世界を制したホンダが、ビッグシングルでロードスポーツを考えたとき、英国先達メーカーがかつて展開していたビッグシングルを彷彿とさせるトラディショナルな路線をイメージしたのは当然だろう。
英国を深く知るホンダだけに、当初は日本でほぼ知られていないXBR500として開発がスタート、ヨーロッパではシングルだろうとビッグバイクと同じ高速でクルージングからワインディングまで駆け抜ける、そんな使われ方に耐える強靭なフレームが与えられ、クラシカルな雰囲気にまでしないコンセプトだった。
カフェに集うバイカーのスパルタンさを好む、そんな流儀を意識していたところが、日本国内で流行っていたクラシカルなヤマハSRとそもそもが違う。
カジュアルな雰囲気を優先するのではなく、硬派な本モノ感を漂わせる英国流カフェレーサー・カルチャーの反映だった。
ただ日本向けとしたGB400/500では、スポークホイールをはじめ燃料タンクからシートやサイドカバーにシートのテール部分にまで、GB250クラブマンで好評だったホンダ流のトラディショナルにまとめられたのだ。
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