
鈴鹿8耐がいよいよ開幕! なんですが、その直前に#30 Honda HRC から決勝の行方を左右しかねない発表がされました。最近ではあまりない2人体制で走るっていうんです。かつては主流だったんですが、気温をはじめ厳しさを増す環境に、今では3人のライダーが交代で走るのが普通に。いったい、どんな事情が……?
●文/写真:ヤングマシン編集部(佐藤寿宏)
トップライダーの底力で逆境を跳ねのけるか
Honda HRCが急きょ2人体制で2025年の鈴鹿8時間耐久ロードレースに挑むことが7月31日(木)に発表されました。
予選を控え2人で走ることが決まった高橋巧とヨハン・ザルコ。ザルコは2連覇を、高橋は最多勝利記録更新を狙う。
7月26日(土)に行われたスーパーバイク世界選手権(SBK)第8戦ハンガリーラウンド、レース1でイケル・レコーナが負傷し、チームメイトのチャビ・ビエルゲが代役に指名されました。急きょ来日したビエルゲは、30日(水)のテストセッションに参加。2年振りにEWC仕様のHonda CBR1000RR-Rをライディングしました。しかし、31日(木)に手続き上の問題がありビエルゲは出場できなくなったため、高橋巧、ヨハン・ザルコの2人体制で臨むことになったというんです。
水曜日のテストセッションは走行したチャビ・ビエルゲだったのだが…。
「しっかり準備してきたつもりです。プライベートテストでもヨハン選手が来てくれて、2人でバイクを仕上げている過程で、少しでも完璧にできるように 金曜の走行を使って、決勝に向けて仕上げていきたい 」と31日(木)の夕方に行われた記者会見で高橋はコメント。ザルコも「バイクの調子はいいので、なおさらチャビ選手が参加できないのは残念。2人体制だとスティント間の休息が短くなり、厳しくなるが、戦略を見直し勝利を目指 したい。去年の経験もあり自信はある。巧選手は1時間のスティント後でも汗もかかず涼しい顔をしていて鈴鹿を目を閉じても走れるくらい慣れているので、我々にはアドバンテージがあると思っている 」と2人体制になっても自信をのぞかせました。
厳しい暑さが続く中、困難が立ちはだかることになりましたが、高橋もザルコも強靱な精神と身体を持ち合わせているだけに、最有力優勝候補に変わりはなさそうです。果たして、どんな戦い振りを見せてくれるのでしょうか!?
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(鈴鹿8耐)
予測不能な雨の鈴鹿、極限状態に挑む熱気 2026年7月5日、「2026 FIM世界耐久選手権 “コカ・コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第47回大会」が開催された。昨年に続き2度目の観戦となる若月[…]
勝ち狙い体制とプレッシャーの中、寄せ集めチームで掴んだ勝利 NCXX RACING with RIDERS CLUBの監督として鈴鹿8耐に参戦し、SSTクラスで優勝を果たしました。監督をさせていただく[…]
YFRT:MotoGP&SBKの刺客とレジェンド中須賀が魅せた「最強の絆」 21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM:2位(188周) 天候悪化の予報により、土曜の「TOP10トライ[…]
8H Suzuka 勝つための布陣が実を結んだ#37 直前のスパ8時間で勝利を挙げ、ノリにノッた状態で鈴鹿に乗り込んできた#37チーム。マシンはもちろん、究極のホモロゲーションモデル「M 1000 R[…]
天候急変のサバイバルレース。水野の激走とスズキの“底力” 予選13番手からのスタートとなった決勝は、まさに鈴鹿8耐特有の「魔物」が牙をむく展開に。雨量が目まぐるしく変わる不安定な天候により、じつに3度[…]
最新の関連記事(レース)
サーキットを沸かせた主役は間違いなく長島哲太 レースを終えた日曜日、多くのメディアの取材を終えると、時間はもう午後7時を回っていた。暗くなったパドックで荷物をバッグに詰めながら長島哲太(DUNLOP […]
決勝出走は28台、新たなクラスも誕生 2024年を最後に、その歴史に幕を降ろしていた鈴鹿4耐が9月6日(日)に復活しました。1年の休止とも言えるので意外に早い再開とも言えるでしょう。 これまでの流れを[…]
2スト&クロスプレーンの猛威 そもそもヤマハが海外レースに初参戦したのは、1958年開催のカタリナGP。激しいサバイバルレースで6位に入賞し、米国市場への足掛かりとする。 世界選手権は1961年フラン[…]
MotoGP日本グランプリにハーレーがやってくる! まず注目したいのが、2026年からスタートした新たな世界選手権「Harley-Davidson Bagger World Cup(ハーレーダビッドソ[…]
世代交代の象徴となったロッシの優勝 ヴァレンティーノ・ロッシが17歳という若さで、初めてWGPにデビューしたのが1996年のこと。アプリリアのファクトリーライダーとして前述のRS125Rでフル参戦。マ[…]
人気記事ランキング(全体)
下町の匠が挑む新ジャンル!丸ハンドルと全天候型ボディを持つ「Blue Jay」 スーパーコンピュータの冷却配管部品やオリンピック競技用機材などを手がけてきた西川精機製作所。同社が開発した「Blue J[…]
レーサーの姿と技術を公道へ持ち込んだRG250Γ 1983年3月に発売されたRG250Γ(ガンマ)は、ひと目でレーシングマシンを連想させるスタイルによって、当時のライダーに強烈な衝撃を与えた。車名の「[…]
ティザー画像だけでは、もぉ我慢できない! 復活することがわかった空冷スポーツスター。ハーレーダビッドソン米国本社が新型として再登場させることを成長戦略のひとつとして明らかにし、日本法人ハーレーダビッド[…]
タイムレスなクラシックスタイルと現代的実用性の融合 「クラシックのエッセンスは決して時代遅れにならない」というデザインコンセプトのもと、コロンビア/フィリピン市場で展開されるスズキの「GN 160」。[…]
決勝出走は28台、新たなクラスも誕生 2024年を最後に、その歴史に幕を降ろしていた鈴鹿4耐が9月6日(日)に復活しました。1年の休止とも言えるので意外に早い再開とも言えるでしょう。 これまでの流れを[…]
最新の投稿記事(全体)
漆黒のスタイリングへ刷新!エボニー×メタリックカーボングレーを纏う最新2027年モデル カワサキの「Z」シリーズにおいて、ジャストサイズな車体と余裕ある排気量で支持を集める「Z500」に、最新の202[…]
イタリア発ストリートファイター「ステルス500」が126万5000円で日本国内販売開始! ファンティック・モーターのフラッグシップストリートモデル「ステルス500」が、日本国内での出荷および予約ユーザ[…]
ユーロ5+対応とDOHC化で進化。新型エンジン最大の見どころとは 今回の動画で最も大きなテーマとして取り上げられたのが、新型キャバレロラリー500に採用された新開発エンジンである。 動画冒頭で野口氏は[…]
サーキットを沸かせた主役は間違いなく長島哲太 レースを終えた日曜日、多くのメディアの取材を終えると、時間はもう午後7時を回っていた。暗くなったパドックで荷物をバッグに詰めながら長島哲太(DUNLOP […]
尾道発の気鋭ビルダー!サトマリモーターサイクルが魅せるメタルワークの系譜 広島県尾道市に拠点を置く「SATOMARI MOTORCYCLE(サトマリ・モーターサイクル)」は、ビルダーの佐藤勇作氏が20[…]
- 1
- 2
































