
ヤマハはインドで、人気の150ccネイキッド「FZ-S Fi」にインドで初めてとなるモーターサイクル用ハイブリッドシステムを搭載し、「FZ-S Fi Hybrid」として発表した。価格は1万ルピーの上昇にとどめている。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
廉価&シンプルなハイブリッドシステムで燃費性能を向上!
ヤマハモーターインディアは、15年以上にわたってシリーズ累計150万台以上を販売してきた人気モデル「FZ-S」の最新モデルとして「FZ-S Fi Hybrid」を発表した。ロングストローク設定(ほぼスクエア)の空冷単気筒エンジンはそのままに、インド市場でモーターサイクルとして初めてハイブリッドシステムを搭載した。ヤマハモーターインディアとしては、スクーターの「RayZR 125 Fi Hybrid」に続く、実用的かつ低コストなハイブリッド車の投入だ。
ベースモデルとの違いは、エンジン始動用のスターターモーターと発電を兼ねる“スマートモータージェネレーター”を搭載したこと。これにより静粛かつスムーズなエンジン始動と構造のシンプル化を両立し、さらにマイルドハイブリッドシステムとしても活用することで、機能をプラスしながら車重は1kg増にとどめている。
YAMAHA FZ-S Fi Hybrid[2025 India model]
こちらはベースモデルの FZ-S Fi。見た目の違いはほとんどない。
スペックシート上で追加されている項目は“スマートモータージェネレーター(SMG)システム”、“ストップ&スタートシステム(SSS=いわゆるアイドリングストップ機構)”、そして“アシスト”の3点。アイドリング時にエンジンを自動的に停止し、クラッチ操作で静かに再始動、SMGに電力を供給することで発進トルクをアシストし、燃費の向上を実現する。
FZ-S Fiハイブリッドには、このほかY-Connect アプリを介してスマートフォンと連携する4.2インチTFTフルカラーディスプレイも装備。グーグルマップにリンクされたターンバイターンナビゲーション機能を備えている。
このほか、ハンドルバーのポジション調整やスイッチ類の形状改善、エアプレーンタイプ燃料タンクキャップの新採用などで実用性も向上したという。
価格は14万4800ルピー(日本円換算約25万1000円・5/13現在)で、ベースモデルのFZ-S Fiに対し1万ルピーの上昇に抑えられている。
YAMAHA FZ-S Fi Hybrid[2025 India model]
主要諸元■全長2000 全幅780 全高1080 軸距1330 最低地上高165 シート高790(各mm) 車重138kg(装備)■空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 149cc 12.4ps/7250rpm 1.4kg-m/5500rpm 変速機5段 燃料タンク容量13L■タイヤサイズF=100/80-17 R=140/60R17 ※諸元はインド仕様
YAMAHA FZ-S Fi Hybrid[2025 India model]CYAN METALLIC GREY
YAMAHA FZ-S Fi Hybrid[2025 India model]RACING BLUE
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(ヤマハ [YAMAHA] | 新型軽二輪 [126〜250cc])
R1のDNAとYCC-Tを凝縮。クラス最軽量149kgを掲げたYZF-R2の全貌 インドで世界初公開されたヤマハの新型YZF-R2は、急成長を続ける200ccプレミアムスーパースポーツセグメントに向け[…]
20周年の系譜と「アウト・トリン」の意志 ベトナムにおいて2006年に誕生して以来、見た目はスクーターながら中身は歴としたMTミッションという、アンダーボーン型スポーツバイクのジャンルを確立したのが「[…]
【XSR155概要】原付二種から軽二輪に昇格! 日本では2026年6月30日に新発売されたヤマハのXSR155は、2023年12月から導入されているXSR125の兄弟車。 車体設計は155と125で基[…]
スロットル操作でシフトダウン!? 電子制御CVT「YECVT」の衝撃 「スクーターはアクセルをひねるだけで楽だが、スポーツ走行ではどうしても物足りない」。そんなライダーの不満を過去のものにするのが、ア[…]
様々な可能性が試された個性の時代 現代から過去を振り返って見ると、今に連なるメインストリームのマシン達が当然のように歴史を作ってきたように錯覚してしまう。しかし時代の王道を行くマシンの影には、無数の異[…]
最新の関連記事(新型軽二輪 [126〜250cc] | 新型ネイキッド)
Rebel 250でリターン 沼口さんが初めてバイクの免許を取得したのは、25年前のことでした。当時乗っていたのは、先輩から譲ってもらったスクーター。アルバイト先へ通うための便利な移動手段として、2年[…]
ゴールドフレームが魅せる圧倒的色気! 2026年型との違いは「骨格」にあり! 「250ccクラスのネイキッドなんて、どれも似たようなものだ」などと侮るなかれ。今回発表されたカワサキのZ250の2027[…]
4/4:ドゥカティ「スクランブラー・ナイトシフト・エメラルド」 ドゥカティの人気ネオクラシックモデルに、都会の夜を彩る新色「スクランブラー・ナイトシフト・エメラルド」が追加され、4月4日に発売となる。[…]
3/5:スズキ「ジクサー150」 驚異の低燃費で知られる軽二輪ネイキッド「ジクサー150」の2026年モデルが3月5日に発売される。WMTCモード燃費50.0km/Lを誇る154cc空冷単気筒エンジン[…]
スズキ独自の油冷単気筒は低燃費も魅力 スズキは、独自の油冷単気筒エンジン(WMTCモード燃費34.5km/L)を搭載した軽二輪ネイキッドスポーツ「ジクサー250」にニューカラーを設定し、2026年モデ[…]
人気記事ランキング(全体)
ツーリングの「冷え」を克服!ライダーを支えるワークマンの防寒性能 秋が深まり冬の気配が近づくにつれて、バイク走行時の冷風や道の駅での休憩、キャンプツーリング時の冷え込みは増していく。特に首元や手首・足[…]
時速100マイル以上を証明するの署名入り認定書を添付 創業者ジョージ・ブラウが1919年にイングランドで立ち上げたブラウ・スーペリアは、当時としては異例の「高級注文生産」を貫いたブティック・ビルダーで[…]
二輪安全運転診断アプリの実証実験が開始 ホンダは、ライダーの安全運転を診断するスマートフォン向けアプリを開発中であり、ウーバーイーツジャパンと共同で実証実験を開始した。期間は2026年9月1日から28[…]
一度は希少になった「400cc×4気筒」が、いま再びアツい! いま、400ccクラスの4気筒エンジンに再び注目が集まっている。 そもそも400ccと4気筒の組み合わせは、日本のバイク史において決して新[…]
重慶ショーで「CB250SSコンセプト」が世界初公開!2027年春に市販 中国・重慶市で開催された「2026中国摩博会(重慶モーターサイクルショー)」。そこでホンダはニューレトロスタイルのコンセプトモ[…]
最新の投稿記事(全体)
ハーレーが仕掛ける異色の世界選手権 ハーレーダビッドソンは2024年から3年連続で、MotoGP日本グランプリに出展している。世界最高峰のロードレースに、なぜハーレーが? そもそもMotoGPのレース[…]
SV650/Xが絶版後も評価され続ける理由 スズキのミドルクラスを長年支え、2025年1月発売モデルをもって新規受注を終了した「SV650/X」だが、生産終了後もその価値は色褪せていない。1999年の[…]
大排気量V8の開発。極めて困難な挑戦に出たロータス 1990年代初頭、ロータスは激動の渦中にありました。長年エスプリを支えてきた直列4気筒エンジンは熟成の極みに達していたものの、フェラーリF355など[…]
現地で予約開始! 501cc空油冷単気筒「CB500」のメカニズム ホンダは2026年7月24日にインドで世界初公開した新型モデル「CB500」について、同年9月21日に現地価格を公表し、予約受付を開[…]
60年の伝統を400ccへ! 398cc単気筒「TRシリーズ」と専用シャシーのパッケージング トライアンフがグローバルで6万台以上を販売した新世代400ccプラットフォーム。その展開において、60年以[…]
- 1
- 2







































