ホンダは、原付二種レジャーバイク「モンキー125」のカラーリングを変更し、2024年7月25日に発売すると発表した。クロック&ギアポジションメーターなど純正アクセサリーも新たに設定された。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:ホンダ
シート&タンクが単色に、フレーム色も独自設定
ホンダは、タイで先行発表されていた「モンキー125」の2024年ニューカラーを発表した。従来のタータンチェック柄のシートはシンプルなブラックに改められ、タックロールタイプのパターンは継承。燃料タンクはシンプルな単色になった。フレーム/スイングアーム/サイドカバーの色はそれぞれ統一されている。
燃料タンクは従来がツートーンカラーだったのに対し、1967年のZ50Mのようなシンプルなカラーリング+ウイングマークエンブレムのみに。赤フレームまたは灰フレームに白タンク、銀フレームに黒タンクという組み合わせで3色がラインナップされる。サスペンションはレッドがフレーム色そのまま、グレーとシルバーは黒でシンプルに合わせてある。このほか、細かいところではチェーンアジャスターが従来の金属地ママから黒の塗装仕上げとなった。
赤フレームのものは、1997年に発売されたモンキー30周年記念の「モンキーSP」あたりに似ているが、新色のシートは黒で統一されているため、全体のたたずまいとしては2005年型のレギュラーモデルのほうが近いかもしれない。
オマージュの元ネタになっていると思われる1967、1997、2005年型のモンキーズ。
モンキー125は、2021年にロングストローク設定+5速トランスミッションの新型エンジンを搭載しつつ、それまでのモデルから大きくイメージを変えないままモデルチェンジ。ホンダは翌2022年にタータンチェック柄シートのカラーリングを欧州などで発表し、日本でも2023年夏に発売した。前後12インチホイールにはダックス125よりもワンサイズ外径の大きいのブロックパターンタイヤを装着し、倒立フロントフォークなど足まわりも充実。前転防止のためIMUを採用したABSも標準装備している。
発表された純正アクセサリーは6種
日常の利便性や、ツーリング時の快適性を高めるアイテムまで、使い方の幅を広げる純正アクセサリー(別売り)として、クロック&ギアポジションメーター、USBソケット(Type-C)、サドルバッグが新たに設定された。
このほかグリップヒーター(1万9800円)、イモビアラーム(本体1万4300円、タッピングスクリュー:27円)
Honda Monkey 125[2024 model]
車名 | モンキー125 |
型式 | ホンダ・8BJ-JB05 |
全長×全幅×全高 | 1710×755×1030mm |
軸距 | 1145mm |
最低地上高 | 175mm |
シート高 | 776mm |
キャスター/トレール | 25°00′/82mm |
装備重量 | 104kg |
エンジン型式 | 空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ |
総排気量 | 123cc |
内径×行程 | 50.0×63.1mm |
圧縮比 | 10.0:1 |
最高出力 | 9.4ps/6750rpm |
最大トルク | 1.1kg-m/5500rpm |
変速機 | 常時噛合式5段リターン |
燃料タンク容量 | 5.6L |
WMTCモード燃費 | 70.0km/L(クラス1、1名乗車時) |
タイヤサイズ前 | 120/80-12 |
タイヤサイズ後 | 130/80-12 |
ブレーキ前 | 油圧式ディスク(ABS) |
ブレーキ後 | 油圧式ディスク |
乗車定員 | 1名 |
価格 | 45万1000円 |
車体色 | 赤、灰、銀 |
発売日 | 2024年7月25日 |
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