
カワサキはインドネシアで、トレールモデル「KLX150S」およびモタードモデル「KLX150SM/SE」の2025年モデルを発表した。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
125cc版があったら欲しい?! 小径ホイール版の気軽なトレールと本格装備のスーパーモタード
カワサキはインドネシアで、扱いやすいサイズと程よいエンジンパワーで人気のトレールモデル「KLX150」シリーズの2025年モデルを発表した。今回登場しているのは、トレールモデルの小径ホイール版「KLX150S」と、前後17インチホイール+倒立フロントフォークのスーパーモタード「KLX150SM」、そのスペシャルエディションの「KLX150SM SE」だ。
最高出力12psを発揮する空冷単気筒エンジンをコンパクトな車体に搭載し、街乗りやちょっとしたオフロードを楽しむのにうってつけのサイズ感。150ccクラスはインドネシアなどで人気の排気量帯だが、125ccクラスにモアパワーを与えたようなバランスは日本から見ても魅力的だ。
KLX150Sは、2024年型でマイナーチェンジしたベースモデルとともに登場したローダウン版。前21/後18インチホイール+倒立フロントフォークのスタンダード仕様に対し、前19/後16インチホイール+φ33mm正立フロントフォークを採用しているのが最大の特徴だ。
「KLX150SM」および「KLX150SM SE」は、2024年モデルから新たに追加されたスーパーモタード版。前後17インチホイールに換装され、フルLCDスピードメーター、アグレッシブなデザイン、φ35mm倒立フロントフォークにユニトラックサスペンションなどを備える。スペシャルエディションにあたるSEは、特別色やナックルガード、スキッドプレート、フレームガード(ヒールホールド部分)でアップグレードされたものだ。
残念ながら日本への正式導入は期待薄だが、原付二種バージョンが出たら遊びや通勤に使える選択肢として有力候補になりそうだ。
KAWASAKI KLX150S[2025 Indonesia model]
KAWASAKI KLX150S[2025 Indonesia model]Battle Gray
KAWASAKI KLX150S[2025 Indonesia model]Lime Green
主要諸元■全長2010 全幅830 全高1115 軸距1345 最低地上高265(各mm) シート高未発表 車重115kg■空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 150cc 12ps/8000rpm 1.2kg-m/6500rpm 変速機5段 燃料タンク容量6.9L■タイヤサイズF=70/100-19 R=90/100-16 ●現地価格:3370万ルピア ※諸元と価格は2024年モデル インドネシア仕様
KAWASAKI KLX150SM[2025 Indonesia model]
KAWASAKI KLX150SM[2025 Indonesia model]Ebony
主要諸元■全長1995 全幅830 全高1125 軸距1335 最低地上高275 シート高840(各mm) 車重119kg■空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 150cc 12ps/8000rpm 1.2kg-m/6500rpm 変速機5段 燃料タンク容量6.9L■タイヤサイズF=100/80-17 R=120/70-17 ●現地価格:3770万ルピア ※諸元と価格は2024年モデル インドネシア仕様
KAWASAKI KLX150SM SE[2025 Indonesia model]
KAWASAKI KLX150SM SE[2025 Indonesia model]Battle Gray
KAWASAKI KLX150SM SE[2025 Indonesia model]Bright White
KAWASAKI KLX150SM SE[2025 Indonesia model]Neon Green
KAWASAKI KLX150SM SE[2025 Indonesia model]Ebony
主要諸元■全長1995 全幅960 全高1165 軸距1335 最低地上高270 シート高840(各mm) 車重120kg■空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 150cc 12ps/8000rpm 1.2kg-m/6500rpm 変速機5段 燃料タンク容量6.9L■タイヤサイズF=100/80-17 R=120/70-17 ●現地価格:4030万ルピア ※諸元と価格は2024年モデル インドネシア仕様
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。
最新の関連記事(カワサキ [KAWASAKI])
2023年モデル概要:400クラス唯一のクルーザーとして登場 カワサキ「エリミネーター/SE」の初公開は、2023年3月17日に開催された大阪モーターサイクルショーでのこと。発売はその約1ヶ月後となる[…]
アメリカの野生動物や軍隊に由来する車名 「最強」「最速」そして「独自のルックス」をイメージするカワサキブランドのルーツといえば2ストロークマシンの怪物500SSマッハⅢと4ストローク4気筒キングZ1を[…]
2020年モデル概要:スタンダードモデルが堂々の復活 排ガス規制の影響により2016年7月発売のファイナルエディションで生産終了したW800が、W800ストリート/カフェとして復活したのは、2019年[…]
ライトウェイト&ハイパワーな400が装いを新たにした 2022年モデルの発売は、2021年9月10日(一部カラーは10月15日)。並列2気筒エンジンを採用し、ニンジャ250とほぼ共通の167kgの軽量[…]
カワサキW800(2022) 試乗レビュー カワサキW800(2022) 概要 ■全長2190 全高1075 軸距1465 シート高790(各mm) 車重226kg ■水冷4スト2気筒SOHC4バルブ[…]
最新の関連記事(新型軽二輪 [126〜250cc])
日本を含むアジア圏で人気のSUVスクーター 水冷4バルブのeSP+エンジンを搭載するアドベンチャー系SUVスクーター「ADV160」シリーズに新色が登場した。新たなカラーラインナップが発表されたのはマ[…]
廉価&シンプルなハイブリッドシステムで燃費性能を向上! ヤマハモーターインディアは、15年以上にわたってシリーズ累計150万台以上を販売してきた人気モデル「FZ-S」の最新モデルとして「FZ-S Fi[…]
通勤からツーリングまでマルチに使えるのが軽二輪、だからこそ低価格にもこだわりたい! 日本の道に最適なサイズで、通勤/通学だけでなくツーリングにも使えるのが軽二輪(126~250cc)のいいところ。AT[…]
通勤からツーリング、サーキット走行まで使えるカウル付き軽二輪スポーツ 日本の道に最適といえるサイズ感や、通勤/通学からツーリングまで使える万能さが軽二輪(126~250cc)の長所。スクーターやレジャ[…]
250ccクラスは16歳から取得可能な“普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は全部で7種類ある。原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制[…]
人気記事ランキング(全体)
4気筒CBRシリーズの末弟として登場か EICMA 2024が盛況のうちに終了し、各メーカーの2025年モデルが出そろったのち、ホンダが「CBR500R FOUR」なる商標を出願していたことがわかって[…]
インフレの今、価格破壊王のワークマンがまたやってくれた! 春から初夏にかけ、ツーリングのシーズンがやってきた。爽やかな空気を全身に浴びてのライディングは最高だ。しかし…この期間はジメジメ・シトシトの梅[…]
ネオクラシックながら”新しさ”で対抗 ヘリテージやネオクラシックと呼ばれるカテゴリーで、登場以来絶対的な人気を誇るカワサキのZ900RSシリーズ。現代スポーツネイキッドをベースに、名車Z1を絶妙にアレ[…]
実は”ホンダエンジン”時代からの愛車だった マンセルがF1のパドックで乗っていたのは、ホンダのダックス70(CT70)でした。1988年モデルとも、1987モデルとも言われていますが、いずれにしろ当時[…]
◆今回のPRO解説者:以前にはネオクラ車の解説記事もお願いしたバイクデザインのプロフェッショナル。1980年代前半に某社に入社したベテランで、オンロード系をメインに排気量の大小を問わずさまざまな機種を[…]
最新の投稿記事(全体)
RZ誕生の契機は「北米から欧州市場への転換」 ──1979年にプロトタイプが公開され、1980/1981年から発売が始まったRZ250/350は、当時としては非常にエポックメイキングな車両だった。まず[…]
構造もデザインも新設計! アールズ・ギアでは、すでにホンダGB350/S用のスリップオンマフラーを販売しているが、よりクラシックテイストのGB350Cがラインナップに追加されたことを受け、C専用のマフ[…]
定期的に開催するオフロードコースでのオフロードトレーニング 2023年のデビュー以来、大好評を博しているBMW R1300GS。2024年には待望の”アドベンチャー”も登場し、その圧倒的な存在感とパフ[…]
2023年モデル概要:400クラス唯一のクルーザーとして登場 カワサキ「エリミネーター/SE」の初公開は、2023年3月17日に開催された大阪モーターサイクルショーでのこと。発売はその約1ヶ月後となる[…]
CB1300SF/SB“ファイナルエディション”としての存在感をもっと強く! 今回、CB1300SF/SBファイナルエディション向けにラインナップされたマフラー/ステップ/ドレスアップパーツなどには、[…]
- 1
- 2