年明け早々に目撃情報が提供された!

【復習】2022年、「ニンジャZX-4R 肩すかし騒動」とそのてんまつ

北米カワサキのカウントダウン、これがニンジャZX-4Rの登場で間違いないと言われるなか、最後のギリギリの時間を使って「2022年秋の登場か」と騒ぎ立てた我々の反省会をお送りしようと思う。ええ、凝りていません。いつか本当になることはわかっていたから……!(つきまとう不安を振り切りながら)


●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●CG制作:SRD

2021年末頃にニンジャZX-4Rの実車を見たというタレ込みが……!

ホンダCB400SFシリーズの生産終了決定とともに、絶滅が危惧されている国産の直4/400cc市場。排気量的には日本固有のガラパゴス製品かもしれないが、その精密感や爽快さは他に代え難く、灯を消さないでほしいとヤングマシン編集部では再三に渡って訴えてきた。

その糸口のひとつとして予想していたのが、カワサキの新4気筒400=「ニンジャZX‐4R」だ。ただ、これまでは周囲の状況的にありえる話かも…という、希望を交えたレベルでの予想だった。しかし、ここに来て状況が一変、具体的な情報が舞い込んできた。ZX-4Rは実在しており、しかもすでに走行テストが行われているというのだ!

その情報とは、先だって編集部に寄せられた目撃談。’21年の後半に、某施設で新生ZX‐4Rと思しき車両の実走テストを目撃したというのだ。かなり遠巻きからだったということだが、そのテスト車両は、全体的なシルエットこそZX‐25Rと酷似していたものの、フロントブレーキはWディスクで、排気系は別体のサイレンサーが右サイドに回されていたという。

また、奏でていた排気音は直4に間違いないが、一緒に走行していたZX-25R/ZX‐6Rとは明らかに音質が違っていたという。これはもうZX‐4R以外には考えられないのでは…?!』

※ヤングマシン2022年4月号より

以上のように、2022年の年明け早々に生々しい情報を入手した我々は、ニンジャZX-4Rの登場に熱を上げていくのだった。それが修羅の道になるとも知らずに──。

調子に乗った我々は、2022年10月1日のカウントダウンにまんまと引っ掛かる

輝く『ZX』の文字、2022年10月1日にニューマシンが世界初公開される! そんなティーザー動画が配信されたのは2022年9月24日だった。

実際に登場したのはニンジャZX-25RR。これはこれで嬉しいニュースではあった。

インドネシアで生産しているZXといえば「ニンジャZX-25R」だが(日本導入仕様はタイ生産)、これに続くストーリーを描く新製品とくれば、間もなく登場するとの情報を掴んでいる「ニンジャZX-4R」と見てもいいのでは。そんな予想から、ニンジャZX-4Rの登場の可能性が高いと踏み、記事を展開した。

いちおう、『同時期に新排出ガス規制適合などのマイナーチェンジを受けたニンジャZX-25Rが発表される可能性もある』と逃げ道を作りつつも、『わざわざティーザーを展開して「NEW PRODUCT LAUNCH」や「FIRST PUBLIC SHOWING」としていながらマイナーチェンジモデルのみを発表するということは考えにくい』として、待望の400cc4気筒モデルの登場を期待! と力を入れまくったのだが……。

11月のミラノショーに期待! と少しトーンが下がる(=弱気になる)

2022年10月10日に当WEBでお届けしたイメージCG。

『長いこと追い続けてきた新生400cc4気筒「カワサキ ニンジャZX‐4R」も、正式発表までいよいよカウントダウンに入ったようだ。既報のとおり実車によるテストも確認されており、デビュータイミングとしては、’23モデルの目玉として今秋のEICMAをターゲットとしている可能性が濃厚。例年どおりなら、そろそろティーザー広告の展開が始まってもよさそうだ』

そんな強気のようでイマイチ自信が持てないようにも見える記事をお届けしたのは2022年10月10日。ただし、問題だったのは正確な登場時期を掴み切れていないということだけで、いずれ本当に登場するのは間違いないと信じていた。ええ、今も信じています──。

マシンの姿はほぼ固まり、ニンジャZX-25RRに似たロングサイレンサーとフロントブレーキのダブルディスク化、リヤタイヤのワイド化などを想定して、妄想よりもリアル寄りのイメージCGを制作した。

しかし、結果は再び惨敗……。カワサキはヤングマシン編集長の胃の痛みなど意に介さず、EVやハイブリッドなど未来に向けた発表を敢行した。

まだ懲りずに、最高出力70psオーバーを主張!

400cc4気筒のスーパースポーツに驚きの新情報が寄せられた。情報筋によれば「ZX-4Rの最高出力は70psを超えてくる。ひょっとしたら75psに届くかもしれない」というのだ!

それが本当なら、さすがは俺たちのカワサキ! 痺れる! 憧れるゥ! となるところである。その答えは、2023年2月1日、23時頃に明らかになる予定だ。北米カワサキのカウントダウンは、間もなく1時間を切ろうとしている──。

丸山浩もMOTOR STATION TVでカウントダウン!

ZX-4Rが出なかったらYM編集長が土下座?! ……そんな地獄のようなライブ配信が2月1日22時頃から始まる。我々に生きる道は残されているのか……見届けてくれ!


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