シュッとひと吹きするだけでネジ山に素早く浸透して固着を解消するスプレータイプの浸透潤滑剤は、バイクいじりを楽しむための必需品。だが、そうした浸透潤滑剤の中には”浸透力”は間違いないものの、”潤滑剤”としての能力は果たしてどうなの!? と感じる製品があるのも事実。そんな懸念を一掃してくれるのが、オイル/潤滑剤の専門メーカー・エーゼットのスプレーケミカルだ。
●文/写真:モトメカニック編集部(栗田晃) ●外部リンク:エーゼット
専門メーカーが作り込んだ3種類のスプレー
潤滑性を重視する場面で活躍するのは、カルシウム基ベースの「CKG-002 超極圧・超潤滑グリーススプレー」。マイナス20℃から200℃の幅広い温度範囲で高い潤滑性能を発揮する。スプレー仕様は顕著な粘性はないものの、耐荷重性や耐水性にもこだわって開発された。
これに対して、油膜が切れた際に金属摩擦面に極圧皮膜を形成して摩擦増加や焼き付きを防止する耐久性が特長のオイルスプレー「CKM-002 超極圧・極潤滑オイルスプレー」も魅力的。
さらに、潤滑性抜群のエステルオイルをベースに抜群の浸透性と厳選された極圧剤を含有し、金属表面の水分と入れ替わり防錆皮膜となる上にシールチェーンの潤滑にも使える「CKM-002 超極圧・水置換スプレー」はバイクに最適。
これら3種類のスプレーは、互いにオーバーラップしているように見えつつ異なる特性を与えられている。専門メーカーが作り込んだ性能を、使い分けることで実感したい。
超極圧・超潤滑グリーススプレー[CKG-002]
他の2製品がオイルスプレーなのに対して、製品名にグリースと付けられたCKG-002。カルシウム基と添加剤のスルホネートを混合することで、水分に溶解しにくく安定的に潤滑できる。防錆性や耐摩耗性の高さも特長。
超極圧・水置換スプレー[CKM-001]
ホームセンターなどで販売されている潤滑スプレーに比べると高価な印象だが、CKM-001のベースオイルは高級エンジンオイルの象徴でもあるエステルを使用し、厳選された極圧剤や添加剤を配合するなど、その違いは明確だ。
超極圧・極潤滑オイルスプレー[CKM-002]
ベースオイルが合成油なので潤滑性はそもそも高く、高速高荷重で作動する機械に対する潤滑持続性の高さが特長。極圧剤の効果によって、油膜が切れても即座に摩擦増加や焼き付きを起こしにくい極圧膜を生成する。
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