
「メッキング」「サビトリキング」などメッキパーツ用ケミカルを取り扱っているNAKARAIの新製品「ミガキング」は、クロームメッキ/樹脂メッキ/鏡面ステンレスの汚れやくすみ除去用のクリーナー。その実力を見てみよう。
●文/写真:モトメカニック編集部(栗田晃) ●外部リンク:NAKARAI
「ミガキング」の登場でNAKARAIトリプルキングが完結。その特長は?
NAKARAIの新製品ケミカル「ミガキング」は、クロームメッキ/樹脂メッキ/鏡面ステンレスの汚れやくすみ除去用のクリーナー。リキッドタイプのミガキングに含まれる超微粒子コンパウンドを、高級メガネ拭きの100倍以上キメの細かい史上最鏡クロスに塗布して優しく撫でるように磨くことで、デリケートなメッキ面への影響を最小限に抑えながら汚れやくすみを去できるのが特長だ。
微粒子コンパウンドと言えば塗装面でも使用するものだが、ミガキングの粒度はそれよりはるかに細かく、メッキ表面を研磨しているような感覚は皆無だ。それでも史上最鏡クロスには落ちた汚れがしっかり付着し、施工面の光沢は他の部分に比べていっそう深くなっていることから、メッキ表面のくすみが効果的に除去されていることが分かる。また汚れを落とした後はメッキングで保護被膜を作ることで、防汚/防錆効果が持続する。
ミガキングの登場によって、メッキング/サビトリキングと合わせたNAKARAIのキングシリーズが完結した。表面の状況に応じて製品を使い分け、クロームメッキの美しい光沢をできるだけ長く維持できるよう心がけよう。
研磨成分は分離しやすいので、使用前にボトルを十分に振ること。研磨剤は指先ではざらつくが、史上最鏡クロスに塗布して優しく擦るかぎり抵抗感は皆無。これは樹脂メッキパーツでも同様。しばらく擦るとクロスが黒く汚れるので、確かにくすみは取れている。 [写真タップで拡大]
点サビまで進んでいなくても、メッキ表面が白くくすむと水洗いでは回復しない。複数のメーカーから同様の製品が発売されているが、メッキを知り尽くしたプロの立場で開発しているのがNAKARAIの強み。磨き傷を付けないよう細心の注意が払われている。 [写真タップで拡大]
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