ダカールラリーにおいて最多優勝記録を持つオーストリアのバイクメーカー・KTM。そんなKTMが作るアドベンチャーツアラー「1290スーパーアドベンチャー」は、ラリーマシン作りのノウハウを存分に活用したオフロード特性が最大の強み。’21モデルは、高速ツアラー仕様の「S」とオフロード性能重視の「R」それぞれがブラッシュアップ。その違いをまずは写真で比較する。
●文:谷田貝洋暁 ●写真:山内潤也 ●外部リンク:KTMジャパン
SとRの違いはどこにある?
エンジン/フレームなどの基本性能を同じくするも、Sは”高速ツアラー”、Rは”オフ性能重視”とキャラがまったく異なる。最大の相違点は足まわりで、Sが前19インチキャスト&電子制御サスペンションなのに対し、Rは前21インチスポーク&機械式サスペンションでストロークは前後220mmを確保。足着き性が大きく異なる。また装備面では、Sのみ前走車追従型のクルーズコントロールを装備。この他にシートやスクリーンなども、Sは快適性重視、Rはオフロードを意識した装備が奢られる。
S/R共通:シャーシ改良でオフ性能アップetc.
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