![[ハーレーカスタム] クラブスタイル仕立てでナイトスターの魅力を増長させるパーツ群〈KIJIMA〉](https://young-machine.com/main/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
ハーレーダビッドソンにとって、”カスタム”は切っても切れない楽しみのひとつ。『ウィズハーレー』誌が、多くのオーナーの参考となりそうな最新カスタム車両を紹介する。今回は、KIJIMAが仕立てたクラブスタイルの「ナイトスター」だ。
●文:青木タカオ ●写真:磯部孝夫 ●外部リンク:KIJIMA
モーターサイクルショーなどに展示され、注目を集めたカスタム
ナイトスターをよりスタイリッシュにしつつ、機能的なパーツをふんだんに盛り込んだのが、ハーレーダビッドソンのリプレイスパーツで実績と信頼のあるキジマだ。1970年代初頭からアメリカへ視察に行くなどし、1981年にはパーツ/アクセサリーの販売を開始。品質に優れ、豊富に揃うことから、ユーザーはもちろん、プロメカニックからも信頼が厚い。
撮影車両は2025年の東京モーターサイクルショーなどに展示され、注目を集めたカスタムの一例だが、いずれのパーツも発売済みで、それぞれ単品で購入することができる。
まずは専用設計されたフィフティーバーハンドルプラスに注目していただきたい。純正ノーマルハンドルでは前傾気味となる乗車姿勢だが、乗りやすさを追求した結果、グリップ位置をライダー寄りに100mm移動し、絞りも少しきつくしたことで、腕の張りを軽減。快適なポジションを獲得している。
そして、シート位置が高く感じているユーザーにとって見逃せないのが、11.5インチ(40mmダウン)のローダウンリヤサスペンションだ。足つき性の向上はもちろん、乗りやすさを犠牲にしないバネレートを設定している。これは実走テストを繰り返し実施し、YSS社との細かな調整を積み重ねたことによる賜物。
純正サイドスタンドに対応し、車体に馴染むように全体をブラック仕上げとするなど、ハーレーを知り尽くした開発陣のこだわりを感じてならない。
また、ツーリング派たちに絶大な人気を誇るのが同社のキャリア。質実剛健で積載力に優れるだけでなく、純正のドッキングハードウェア(別売)に装着可能で脱着が容易。旅に出たくなるぞ!
フィフティーバーハンドルプラス(1万9800円)は幅730×高さ101×奥行240mmのサイズで、スチール製マットブラック。純正バーエンドミラーに対応し、ケーブル類の変更を不要(取り回し等は見直す場合あり)としているのが嬉しいかぎり。スイッチの回り止めも加工済みの専用設計だ。
削り出しのステップ本体に、特殊製法による継ぎ目のないローレット状のラバーを巻くことで足元の滑りを軽減させた、デザインと実用性を兼ね備えたメトラフートペグフロント用(1万780円)/メトラシフトペグ(4620円)/メトラグリップ(1万8150円)などが装備されている。
キャリアはデタッチャブルなので、使用しない時は簡単に取り外しが可能。前後ウインカーは超小型のNanoウインカーに前後換装されている。純正のウインカー穴をカバーするステーも秀逸だ。
さまざまな車種用に開発、販売しているヘルメットロック。ナイトスター用は3960円だ。
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