![カワサキGPZ900R](https://young-machine.com/main/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
[Q] スーパースポーツに乗っていますが、もう少しゆっくり楽しめるオートバイが気になり始めました。しかし、最近流行りの1980年代オートバイはただ年式が古いだけ? とも思えてしまいます。だったら1970年代の本当のクラシックを買ったほうがいいのか? 迷っているのですが…。
●文:ライドハイ編集部(根本健)
[A] 1970年代のオートバイはある程度の覚悟と知識が必要。機種数も生産台数も多かった1980年代モデルはいかがでしょう?
昔のオートバイらしさを感じさせるものが欲しくなる…ライダーなら一度はそんな気運になることがありますね。
たしかに、1980年代のオートバイは、空冷4気筒だったり、デザインもトラディショナルなものが多く、心魅かれるモデルがたくさんあります。
気になっていらっしゃるオートバイは、このあたりの年代が中心でしょうか?
初代CB750フォアや初代Z1とかの1970年代となると、本当のクラシック系に含まれてきます。
明確に線引きするのは難しいのですが、1970年代の大型スポーツ初チャレンジの頃は、機種数も圧倒的に少ないため、希少で価格も高いということがまずあると思います。
それに、メカにある程度詳しくないと、どの状態が調子が良いか? どれがオリジナルなのか? などの判断ができにくく、メンテナンスも相応に経験が必要となります。
あと忘れてはいけないのは、ノーマルのブレーキは現在の交通事情に合っていなく、お世辞にも利くとはいえません。
【旧車はどの年代も価格が高騰中!】大排気量時代に向けて、日本のメーカーが威信を賭けて開発した1970年代のオートバイ=カワサキZ1やホンダCB750フォアなど人気機種の価格は、高騰し続けている。今後はさらに希少価値が高まる。
知識は必要ですが、それほど覚悟しなくても楽しめるはず
対して1980年代以降は、ライバル急増で機種数も多くなり、それぞれに生産台数も増えたので、比較的手に入れやすい価格が多くなります(そうはいっても年々高価になっていますが…)。
さらに、点火系をはじめ各部の機構が現在と近いなど、メンテナンスにしても一般的な経験があれば可能で、裾野が広くなっていることも大きな違いでしょう。
ということで、1980年代以降のオートバイのほうがフツーに楽しめるように思えます……
※本記事は2021年7月5日公開記事を再編集したものです。※本記事は再編集したものです。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
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