
●記事提供: ライドハイ編集部
タイヤを替えたばかりだと、スリップのリスクがある!
タイヤを新品に交換すると、お店の人から「最初は滑りやすいのでしばらくは慣らしをして注意しながら走行してください」といった注意を受ける。
新品と聞くと一番良い状態と思いがちで、どれだけグリップするのかつい試したくなるかも知れないが、実はそれはご法度。
新品タイヤは表面が路面とまだ馴染んでいないので、お店の前をいきなりUターンして帰ろうとした瞬間に、スリップして転倒! ということになりかねないからだ。
タイヤは製造行程の最後に、成形といって鯛焼きと同じように高温で金型へ押し付け、トレッドパターンをつけながらプロファイル(断面形状)を与えるが、この金型から外れやすいようにした離型剤が表面に残っていると、そもそも滑りやすかったりする。
もっともタイヤショップでもオートバイディーラーでも、新品タイヤを装着したときにはアルコールなどでタイヤを拭く”脱脂”という作業を行うので、極端に表面が滑りやすくなってはいないはず。とはいえ、念のため急発進や急ブレーキはしないことだ。
また、ホイールに組み込んですぐのタイヤは内部のカーカスがまだ荷重を受けてたわんでいないため、トレッドラバーと一体になって衝撃を吸収減衰する性能が充分に発揮されない。路面追従性の伸び方向への動きも鈍く、これらの条件が重なるとスリップしやすい状況に陥ることもある。
ということで、タイヤには一般的に慣らし運転といわれる期間が必要なのだ。なお、よくひと皮むくという表現が使われるが、これは表面のゴムが摩耗した跡が見えるまでと勘違いされがち。実際はそこまで待つ必要はなく、うっすらと路面に接した跡がついていればいきなり滑るようなことはない。
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