
Apple CarPlayやAndroid Autoを利用することで、スマートフォン自体をバイクに取り付けることなく、スマホ内のアプリを使用できるデバイスとして普及してきたスマートモニター。単にスマホのモニター代わりになるだけでなく、独自機能によって差別化を図る製品もあり、その中でも多機能高性能モデルとして注目されているのが、AKEEYO(アキーヨ)が販売する「AIO-6LTE」だ。今回はCT125ハンターカブに装着してみた。
●文/写真:栗田晃 ●外部リンク:AKEEYO
バイクとの親和性はスマホを圧倒的に上回る
AKEEYOが販売する「AIO-6LTE」は、太陽光の下でもはっきり見える視認性の高い大型6インチのIpsモニター、Wi-FiとBluetoothによるスマホとのスムーズな連携、ストレスフリーなマップ操作など、スマートモニターの必須項目は当然クリア。
Apple CarPlayやAndroid Auto上のアプリはすべて作動するので、インカムなどを装備すれば無線でスマホの音楽や通話も可能。加えて本体内蔵のGpsにより走行中の速度/高度/走行距離/走行軌跡を表示/記録することもできる。
また1080P/55fpsの前後カメラやタイヤ空気圧センサーなどのオプションも充実しており、複数の機器に分散していた機能を1台に集約できる点も大きな魅力だ。
AIO-6には「AIO-6MAX」と「AIO-6LTE」の2モデルがあり、後者は専用のSIMカードによりライダーがバイクから離れてもスマホとの接続が継続する。これによりAIO-6LTEを搭載したバイクが保管中に移動されたり振動が加わるとスマホに通知され、遠隔監視システムとしても機能する。
現行車はともかく、絶版車に付けるにはちょっと…と躊躇するかもしれないが、スマホホルダー+USB電源ソケットでスマホを取り付けているのであれば、見た目はそれほど変わらない。それでいてバイクとの親和性はスマホを圧倒的に上回るので、快適性と安全や安心を求めるライダーにオススメだ。
【AKEEYO AIO-6LTE】 ●価格:9万9000円 https://www.akeeyo.co.jp/pages/aio-6?source=pageEmbed
大型6インチIpsモニター本体と固定マウント、2分割の電源コードからなる標準キット。パイプクランプ部は付属のアダプターによりφ22〜32mmに対応し、ボールジョイントを介した本体背面アタッチメント部に内蔵されたダンパーにより、車体からの振動を吸収。配線中間部にあらかじめ前後カメラ用コネクターがあり、オプションのカメラを購入すれば即座にドライブレコーダーとして機能する。本体サイズ:161×90.5×22mm 重量:365g
AIO-6LTEのSIMカードは本体側面のスロットにセットする。本体の内部メモリに別途マイクロSDカードを追加すれば、記録容量をアップできる。
本体上部に4つのボタンがあるが、ほぼすべての操作はタッチパネルから行う。モニターのリフレッシュレートは60Fpsで、動きのカクカク感はまったくない。
電源プラグはUSB-Cと類似しているが、差込部に防水シールが組み込まれている専用品。容易に取り外されないよう、各部のビスはトルクスを使用する。
モニター以外にAIO-6LTE本体の機能も充実
AIO-6LTEとスマートフォンがBluetoothでつながると、Apple CarPlayまたはAndroid Autoの画面が表示される(画像はApple CarPlayの例)。
スマホに頼らず、本体内蔵のGpsの位置情報やセンサーによって、ツーリング中のライダーにとって便利な気温/日の出&日の入り時間/天気予報の表示が可能。
スマホを地図代わりにしているライダーがもっとも利用するのがこの画面だろう。走行中にいじることはないだろうが、操作可能な範囲や内容はアプリの仕様によって異なる。
高精度Gpsによってバイクのバンク角表示と最大バンク角を表示できる。またオプションの空気圧センサーにより、スポーツ走行時に気になる走行中の内圧も分かる。
電気が苦手でも取り付けは簡単
付属の固定クランプを使用して、ハンドルバーなどにAIO-6LTE本体を固定する。電源プラグはビスで固定するタイプなので、走行中に外れる心配は無用。
3本の配線がまとまっており、アクセサリー電源はバッテリー端子付近から分岐するのが良い。黄色配線は端子が付いていないので、ギボシ端子などを使って配線する。
車体への配線は常時電源のバッテリープラスとマイナス、イグニッションキーオンで通電するアクセサリー電源の3本だけ。取り付け難易度はUSBソケット設置と同レベル。
バッテリー側のコードとAIO-6LTE側のコードを中間のコネクターでジョイントする。オプションのカメラを使用しない場合は2個のコネクターが余った状態になる。
多彩なアクセサリーで機能拡張
すでにドライブレコーダーを装着しているライダーは、オプションの前後カメラ(2万8600円)を使用することでAIO-6LTEに機能を一元化でき、録画した画像は専用アプリで確認できる。
外付け式バイクタイヤ専用空気圧センサーMFP0019(1万1550円)も便利で、ワイヤレスリモコンMFP0089(1万850円)を購入すれば、ハンドルから手を離さずAIO-6LTEを操作できる。
AIO-6LTE付属のマウントは固定式で、取り外しにはトルクスレンチが必要なため一定の防犯性能がある。だがバイクから離れる際にAIO-6LTEが心配であれば、オプションのクイックリリース(1万9800円)を使えばたった1秒で着脱できる。コネクター部分は防水シールが組み込まれており、雨天走行時も不安はない。
クイックリリースを使ってもAIO-6LTEの操作性に何ら影響はない。また付属の特殊ドライバーを使ってリリースボタンをロックでき、固定マウントと同等の使い方もできる。なお降車時にAIO-6LTEを取り外すと遠隔監視システムは機能しないので要注意。
グラフィカルなメーター表示と情報量の多さも魅力。オプションのドラレコ録画画面も鮮明で、AIO-6LTEはSIM カードとスマホにインストールしたCHIGEE GOアプリにより、いつでもバイクの位置情報が分かるとともに、Gpsで転倒を感知すると設定した緊急連絡先に救助要請を行う機能もある。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
バイクいじりの専門誌『モトメカニック』のお買い求めはこちら↓
モトメカニックの最新記事
ナンバー付きからレース専用車まで本格的スポーツ走行と模擬レースが体験できる 各地のサーキットには、ライダーの技量に応じてファミリー走行枠やスポーツ走行枠といったクラスが設けられていることが多い。また主[…]
コンパクトで抜群のフィット感。海外でも高評価のZ-EALソケット ミリサイズで人気を誇るZ-EALソケットシリーズに、遂に登場したインチサイズ。アメリカ製の機械は大ざっぱというイメージは過去のもので、[…]
量産型スーパーカブとは明らかに異なる初代シリーズ 新品デッドストックの部品を譲っていただき加工し組み付ける。しかし、この部品はもう二度とお目にかかれないかも? さらに加工も考えている。少しでも長く、そ[…]
数年間放置V-MAXと過走行サンバーをフラッシング オイル交換予定のヤマハV‐MAXは、車検切れのまま数年間放置されていた車両である。この機会にフラッシングを行い、エンジン内部をリフレッシュすることに[…]
「キャブボディ摩耗」こそFCRが抱える問題 FCRにはセッティング以外にも、長年使用することで発生する特有の問題があります。それがキャブボディ内部の摩耗です。 FCRのスロットルバルブは、操作抵抗を軽[…]
最新の関連記事(スマホ/アプリ/スマートモニター)
スマホはポケットやバッグにしまっておくだけ! 「M26」は、Apple CarPlayおよびAndroid Autoに対応したバイク用ディスプレイオーディオだ。 スマホとワイヤレス連携させることで、ス[…]
これだけの機能を1台に! M2-PROは何ができる? M2-PROの特徴は、単なる「バイク用CarPlayモニター」ではないことだ。主な機能を挙げると、ワイヤレスCarPlay/Android Aut[…]
前後ドライブレコーダーを標準装備で映像を残せる オートバイ用品ブランド「CIEL(シエル)」を展開するLINKS(リンクス)から、前後ドライブレコーダーを標準装備した新型スマートモニター「M18」が、[…]
3ポート搭載で複数デバイスを同時充電できる USB Type-CとUSB-Aを組み合わせた3つの出力ポートを搭載している。Type-Cの1ポート接続時はUSB Power Delivery 67Wを出[…]
曲面にもフィットする軟質ベースを採用 ハイエースや軽バンなど、トランポとして活躍する車両のダッシュボードは平面が少なく、吸盤タイプのスマホホルダーが取り付けにくいケースがある。 星光産業の「EXEA […]
最新の関連記事(バイク用品)
日常に溶け込む新しいライディングシューズ「ライド-63 キャンバス シューズ アジア」 スケートカルチャーにインスパイアされたカジュアルなスタイルを採用しながら、ライディングに必要な機能をしっかりと備[…]
冬ツーリングの天敵「底冷え」と「着ぶくれ」を克服するインナーの重要性 氷点下に迫る冬の道路を走る際、ライダーの体感を急激に奪っていくのが連続する走行風だ。寒さによって身体が強張ると、ブレーキやクラッチ[…]
70年代レースシーンとM.マルケスのモチーフを合体! 『Glamster MARQUEZ DUSTY RACE』は、MotoGPライダーのマルク・マルケス選手のシグネチャーモデルだ。トップライダーのグ[…]
直線基調のデザインが映える王道的グラフィックモデル 『Z-9 LEAN ANGLE』は、ホワイトをベースとしてグリーンまたはブルーをメインカラー、レッドをアクセントのサブカラーとして配したグラフィック[…]
ハンドルブレースは何のためにある? ハンドルブレースとは、バーハンドルの左右をつなぐように取り付けるパーツである。もともとはハンドルの剛性を高める目的で使われてきたが、最近ではスマートフォンホルダーな[…]
人気記事ランキング(全体)
本物のワークスマシンが、一般のオークションに出品 2023年シーズンの第6戦イタリアGP。ムジェロ・サーキットでファクトリーライダーのブラッド・ビンダーが駆るRC16は366.1km/hと、当時のMo[…]
新形状シートと彫りの深いタンクが生み出すシルエットとエルゴノミクス 欧州で発表された2027年モデルのMT-125は、ヤマハが誇るハイパーネイキッド「MTシリーズ」の次世代デザイン思想を取り入れ、装い[…]
税込418万円で2027年1月23日発売! 国内限定300台のプレミアモデル 再導入の報から注目を集めていた2027年モデルのNinja H2 CARBONだが、注目の価格はカワサキケアおよびETC2[…]
カウル一体型スポイラーで洗練されたフロントマスクと空力性能の融合 欧州で2024年モデルとしてラインアップに再投入されて以来、根強い人気を誇るCBR600RRが、2027年モデルでアップデートを受けた[…]
国土交通省の性能等確認試験に適合した免許不要の特定小型EV四輪 ELEMOsが展開する特定小型EV四輪「エレポーター」および「エレポーターPRO」が、国土交通省の定める性能等確認制度に基づき、公益財団[…]
最新の投稿記事(全体)
日常に溶け込む新しいライディングシューズ「ライド-63 キャンバス シューズ アジア」 スケートカルチャーにインスパイアされたカジュアルなスタイルを採用しながら、ライディングに必要な機能をしっかりと備[…]
シュアラスターといえば、カーシャンプーやボディワックスをはじめとした洗車・カーケア用品で、長年支持を集めてきた老舗ブランド。そのシュアラスターが展開するガソリン添加剤「LOOP(ループ)」シリーズのフ[…]
ベスパとは異なるアプローチを見せた「もう一つの至宝」 現在のクラシックスクーター市場ではベスパが有名ですが、かつてその絶対王者に真っ向から勝負を挑み、世界中のファンを熱狂させたブランドがありました。そ[…]
個性を主張する3つのグラフィック! 愛車のスタイルに合わせて選べ マルシンヘルメットブランドとしては初となる今回のコラボモデルは、ストリートからツーリングまで映えまくるオープンフェイス(ジェット)ヘル[…]
ナンバー付きからレース専用車まで本格的スポーツ走行と模擬レースが体験できる 各地のサーキットには、ライダーの技量に応じてファミリー走行枠やスポーツ走行枠といったクラスが設けられていることが多い。また主[…]
- 1
- 2





























































