
バイクいじりに欠かせない工具を入れる収納ケースは、据置型か持ち運び前提の可搬式か、引き出しを何段にするかなど、それ自体がユーザーのこだわりを表現するアイテムでもある。KTCが運営する「2025 SK SALEスペシャルサイト」では、自動車整備/一般機械整備/DIY用など数多くのセット工具があり、どれも魅力的な特別価格となっている。2025年4月20日までの期間中に、ベストな工具セットをゲットしよう。
●文/写真:栗田晃(モトメカニック編集部) ●外部リンク:京都機械工具
KTCが中核ツールチェストのニューモデルをリリース
KTCではこれまで、長きにわたってSKX0213がツールチェストの中核を担ってきたが、およそ20年ぶりにデザインと機能を一新したニューモデルを2024年末にリリース。ニューSKXシリーズと銘打たれた2モデル、SKX0223シリーズとSKX0222シリーズは、どちらもメンテナンス現場のニーズを取り入れながら、細部に至るまでKTCらしい質実剛健さを追求している。
本体正面右上のエンボス仕様のKTCロゴや、小型で強力なパチン錠1個仕様の天面フタ、その天面フタを閉じれば引き出しが開かなくなる全段ロックシステム、持ち運ぶ際に滑りにくく手に優しいソフトグリップなどのディティールは、既存モデルの美点を継承しながらさらなるブラッシュアップを果たしている。
コンパクトながら収納力豊富な3段3引き出しのSKX0223シリーズが、ロングセラーであるSKX0213の正統後継モデルとして開発されたのに対して、新たな視点から誕生したのがSKX0222SBKだ。
これは本体サイズや基本機能はSKX0223を踏襲しながら、2段2引出しを採用したのが最大の特徴。SKX0223の引き出しの深さは3段とも45mmなのに対して、SKX0222の2段目はグッと深めの100mmだ。
これによってサンメカにも愛用者が多い充電式電動ツールや、缶スプレータイプのケミカルも収納できるのだ。「深さに余裕のあるトップ部にハンドツールを入れると、かさばるアイテムの収納場所がなくて…」という悩みもこれで解消できるはず。
これらニューSKXシリーズを使用した工具セットを購入できるのが「2025 SK SALE」である。新型チェストの単体販売はあるが、セット工具はここでしか購入できない。SKX0223の本体色は通常のレッド/ブラック/シルバーに加えて2025 SK SALEの特別色・フラットブラックがラインナップしている点にも注目だ。
[SKX0222シリーズ]KTCが提案する工具収納のニュースタンダード
3段3引き出しのSKX0223シリーズの本体サイズはW520×D215×H300mmで、ガレージ据え置きとしても持ち運び用としても使える。中央のパチン錠は南京錠がかけられ、天面フタを閉じて全段ロックすれば、本体を傾けても引き出しが開かず中身をブチ撒ける心配も無用で、防犯上も安心だ。
【KTC SKX0223R チェスト(3段3引出し)】●小売参考価格:3万8600円(税抜)
【KTC 9.5sq.モーターサイクル用セット51点 SK35125XRMC】狭い隙間でも作業しやすい90枚ギア仕様のラチェットハンドルBR390をはじめとした9.5sq.サイズのソケットレンチセットと早回しに重宝するラチェットコンビネーションレンチや六角棒レンチ等を揃えたバイク用セット。●税抜キャンペーン価格:9万9000円/10万2000円(特別カラー・フラットブラック)
[SKX0222シリーズ]かさばるアイテムも収納できる2段目がポイント
本体サイズはSKX0223と同じW520×D215×H300mmで、引き出しを3段から2段に変更したのがSKX0222。2段目の引き出しは深さが100mmあり、かさばる工具やケミカルが収納できるのが特長。ボールベアリングスライドレールを採用した引き出しや、ケガのリスクを軽減するラウンドシェイプ加工の取っ手も配慮が行き届いている。
【KTC SKX0222SBK チェスト(2段2引出し)】●小売参考価格:3万5600円(税抜)
【KTC 9.5sq.スタンダードセット50点SK35025XSBK】9.5sq.シリーズのソケットレンチ/貫通ドライバー/メガネレンチ/ラチェットコンビネーションレンチを採用した工具セット。ユーザーが自由に使える引き出し2段目の収容能力が魅力。●キャンペーン価格:8万5000円(税抜)
2025特別カラーにも注目したい
シックでマットなイメージのフラットブラックとクールで華やかな印象のアイスピンクの特別色を設定。フラットブラックはSKX0223/両開きメタルケースEK-10A/ワゴンSKX2613で採用。アイスピンクは両開きメタルケースEK-10Aのみに採用。数量/期間限定アイテムなので早めに手に入れたい。
SKセールはこれだけじゃない。SKセールサイトで確認しよう
今回紹介した製品は、SKセール対象品のごく一部だ。7段7引出しのローラキャビネットに工具が156点入ったエキスパートセットや両開きメタルケースのセット、9.5sq.サイズで揃えたセットや12.7sp.サイズのセットなど、用途に合わせたさまざまなセットが用意されている。
2025 SKセール / KTCオフィシャルサイト
https://sk.ktc.jp/2025/
多種にわたるアイテムが揃っているので、通常よりも安価に購入できるチャンスなので、一度上記サイトを覗いてみよう。なお、セール期間は2025年4月20日までだ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
バイクいじりの専門誌『モトメカニック』のお買い求めはこちら↓
モトメカニックの最新記事
歴史的な価値のあるパーツに使われることが多いマグリコート ホイールやエンジンカバー、といっても一般的な市販モデルではなく、アフターマーケットパーツやレース用のホイールやカバー類に使われることの多い、マ[…]
走行回数の多さと模擬レースのセットでコストパフォーマンスの高さは折り紙付き 絶版車やクラシックマシンでサーキットを走行してみたいが、レースに参戦するほどではない。あるいはクラシックレースにエントリーし[…]
エアインパクトレンチ:手のひらに収まるサイズで500Nmを発揮。狭い場所で活躍する力自慢 ガレージにエアコンプレッサーを導入したら、まず揃えておきたいのがエアブローガンとエアゲージ、そしてインパクトレ[…]
創業60年以上の老舗メーカーの強力アルカリクリーナーに注目 モータリゼーションの先進国・アメリカでは早くから洗車やディテーリング産業が確立しており、より短時間で効率よく愛車を輝かせるためのケミカル製品[…]
ソケットセット:ツールキャビネットの引き出しにそのまま収まるトレイ付きZ-EALセット ラチェットハンドルもソケットも、専門メーカーのノウハウを注入して開発されたZ-EAL。その代表的アイテムをセット[…]
最新の関連記事(工具 | KTC)
従来モデルに比べて明らかにスリムになったヘッド周り ネプロスの新製品開発の最大のテーマとなったのは、コンパクト化と使いやすさの向上。狭い場所での使い勝手を左右するラチェットヘッドは全幅を4mm縮めて、[…]
音と光で測定トルクを知らせる、ラチェットハンドル感覚のデジタルトルクレンチ 設定した目標トルクに到達すると、音と光で計測値を確実に確認できるのが特徴。頻繁に使用するトルク値をセットでき、ワンタッチで呼[…]
ハンドルが振りにくい狭い場所で使い勝手の良さを発揮 修理やメンテナンスにまつわる醍醐味はトラブルシューティングに尽きる、というメカニックは多い。バイクや自動車メーカーが開催するメカニックコンテストでも[…]
スイベルラチェットハンドル:コンパクトな丸型ヘッド+首振り機構。日常使いで重宝する72枚ギアラチェット 丸型ヘッドとスイベル式ハンドルの組み合わせで、狭い場所や早回し作業で使い勝手の良さを実感できる。[…]
狭いところで大活躍! 作業効率が上がる小型ラチェット 目の前にボルトが見えているのに、工具が使えない時ほどストレスを感じることはない。普段はギアレンチを多用しているのに、ボルトの周囲が狭くてリング部分[…]
人気記事ランキング(全体)
【ご注意】本記事は、エンジンオイルの過剰注入がエンジンに与える影響を確認するための実験であり、一般使用車両での実施や再現を推奨するものではありませんのでご了承ください。 オイルの規定量は守らなくちゃイ[…]
インフレの今、価格破壊王のワークマンがまたやってくれた! 春から初夏にかけ、ツーリングのシーズンがやってきた。爽やかな空気を全身に浴びてのライディングは最高だ。しかし…この期間はジメジメ・シトシトの梅[…]
その姿、まるでGB400TT MkIIの正統後継者! 欧州ホンダは、2025年も例年通りカスタムコンテスを開催。これは正規ディーラーがホンダ車をベースにカスタムを手がけ、オンライン投票で最優秀マシンを[…]
圧倒的に軽いCB1000Fコンセプト。足着き性も良好だ CB1000FコンセプトをCB1300スーパーフォアと比較すると、前者の方がコンパクトで引き起こしも圧倒的にラク。ただ跨ってみると意外と大柄な印[…]
フェイスリフトと前後サスペンションの再設定 ホンダが「XL750トランザルプ」の国内2025年モデルを発売する。CB750ホーネットに似た2眼ヘッドライトを新たに採用し、センターダクトを設けたウインド[…]
最新の投稿記事(全体)
1位:CB400FOURは前期型→後期I型/II型でなにがちがう? 1974年に初登場したホンダCB400フォアは、初代とそれ以降でなにが違うのかを紹介した。ご存じ初代モデルは全車408ccのために発[…]
“Neo Retro”ロードスポーツ:2016年モデル 発売は2016年4月15日。現代的ストリートファイターのMT-09をベースに、アルミタンクカバーなど金属の質感を活かした専用外装などでネオレトロ[…]
2003年モデル概要:MotoGP直系の先進技術を取り入れたSSとして登場 2003年当時、最先端のMotoGPマシンだった「RC211V」で培った先進技術とスタイリングを随所に取り入れ開発された。初[…]
歴史的な価値のあるパーツに使われることが多いマグリコート ホイールやエンジンカバー、といっても一般的な市販モデルではなく、アフターマーケットパーツやレース用のホイールやカバー類に使われることの多い、マ[…]
ネオクラシックながら”新しさ”で対抗 ヘリテージやネオクラシックと呼ばれるカテゴリーで、登場以来絶対的な人気を誇るカワサキのZ900RSシリーズ。現代スポーツネイキッドをベースに、名車Z1を絶妙にアレ[…]
- 1
- 2