
●記事提供:モーサイ編集部 ●まとめ:モーサイ編集部(阪本一史)
【燃料タンク容量考察】大きければ良いってもんではないが、頻繁な給油は面倒だ
好燃費モデルの代名詞的存在「スーパーカブ110」。60km/Lは下らない燃費でタンク容量は4.1L。これにもし30Lタンクを付けられたら(多分無理だが)、航続距離は少なくとも1800km!
当たり前の話ではあるけれど、燃費性能とともに、バイクの航続距離(無給油で連続して走れる距離)に関係してくるのが、燃料タンクの容量だ。
ただし、そのバイクの用途によって適正な容量があって、通勤や買い物の足代わりのスクーターに20L以上ものタンクは不要だろう。ガソリン1Lで40~50km程度走れる小排気量の4ストエンジン車なら、買い物に2回出かけてようやく1L消費する程度。
そのためにわざわざたくさん燃料を積む必要はないし、なかなか消費しないガソリンのために余分な重さを背負って走るのも無駄と言える。そうした小排気量スクーターは4〜6Lのタンク容量になっているものが多い。
一方で、1日に300~500kmも走れる大型ツーリングモデルでは、そういうわけにはいかない。個々のバイクの燃費性能にもよるが、なるべく給油回数は少なくしたいから、燃料タンクは15L以上ないし20L前後は欲しい。
また、そうした大型ツアラーなら、燃料分で10~15kg重くなったところで、取り回しにも走りにも大きな影響はない。それよりもロングラン性能のほうが重要視されるだろう。
なお、参考までに付記すると、ガソリン1Lの重さは水1L(ほぼ1kg)よりは軽く、約0.75kgといわれている。ということは、タンク容量が20Lのバイクは満タンで約15kgの重さを背負うことになる。
というわけで、燃料タンク容量が当記事のテーマである。
前述したようにタンク容量は、バイクのカテゴリーや、排気量、使われる用途によって適正なタンク容量があるが、ならばどんなバイクが大きなタンクが必要かと言えば、やはり大排気量のツーリング系モデルだろうか。
大きなトップボックスとサイドボックスに荷物を満載し、1日に500km以上のロングツーリングを楽しむことを想定したバイクである。海外ではタンデムで何泊もするようなツーリングに使うユーザーも少なくない。となると、大容量の燃料タンクは必須とも言えるが──。
では、具体的にどのような車種が大容量燃料タンクを有しているのか。当記事では国産、輸入車問わず日本で買えるバイク(一品物のカスタム車などは除く)のスペックから、燃料タンク容量が多いモデルのトップ10を紹介してく。
参考までに、人気の軽自動車ホンダN-BOXのタンク容量は27Lで、WLTCモード燃費は21.6km/L。燃費が向上してきた昨今の軽自動車のタンク容量は、容量が少なくなる傾向にある
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
モーサイの最新記事
ホンダ・スズキと同じく、浜松で創業した丸正自動車製造 中京地区と同様に、戦後間もなくからオートバイメーカーが乱立した浜松とその周辺。世界的メーカーに飛躍して今に続くホンダ、スズキ、ヤマハの3社が生まれ[…]
80年代、80ccであることのメリットに、金欠ライダーは着目した 高校生が自動二輪中型免許(当時)を取ったはいいけれど、愛車をすぐ手に入れられるかは別問題。資金の問題が立ちはだかるのだ。2年ごとの車検[…]
ヤマハ AG200(1985年2月発売)「AGはAGRICULTURE=農業の略」 直訳すると車名は「農業200」だが、いわゆる農耕地での移動や運搬に使われるバイクのこと。ホンダのCTシリーズと成り立[…]
’80年代の国内市場は短命モデルの宝庫でもあった 若年人口の増加も手伝い、国内でのモーターサイクル販売需要も多かった’80年代。エンジンは空冷から水冷化が進み、サスペンションもフレームも日々進化が見ら[…]
6年連続トップ人気の軽二輪! レブル250の魅力を500と比べつつ検証 2017年4月、250/500が同時発売されたホンダのレブルシリーズは、登場当初、かなり異色のクルーザーモデルに感じられた。エン[…]
最新の関連記事(バイク雑学)
ミラーの奥に潜む影…覆面パトカーはどんな車種が多いのか まず押さえておきたいのはベース車両の傾向。国内で多く採用されているのは、トヨタ・クラウンや日産・スカイラインといった中〜大型セダンだ。いずれも街[…]
車両の種別と免許の関係が複雑な「あの乗り物」 1.信号無視車両を停止させる 白バイ新隊員としてひとり立ちし、しばらく経った頃の話です。その日も私は、交通量の多い国道で交通取り締まりをしていました。交差[…]
BADHOPが、自らの存在と重ね合わせたモンスターマシンとは すでに解散してしまったが、今も多くのファンに支持されるヒップホップクルー、BADHOP。川崎のゲットーで生まれ育ったメンバーが過酷な環境や[…]
元々はレーシングマシンの装備 多くのバイクの右ハンドルに装備されている“赤いスイッチ”。正式にはエンジンストップスイッチだが、「キルスイッチ」と言った方がピンとくるだろう。 近年はエンジンを始動するセ[…]
なぜ「ネズミ捕り」と呼ぶのか? 警察によるスピード違反による交通取り締まりのことを「ネズミ捕り」と呼ぶのは、警察官が違反者を待ち構えて取り締まるスタイルが「まるでネズミ駆除の罠のようだ」と揶揄されてい[…]
人気記事ランキング(全体)
荒野を駆け抜けた友情と青春!『機甲創世記モスピーダ』が放つタイムレスな魅力 1983年10月から1984年3月まで全25話が放送されたタツノコプロ制作のTVアニメ『機甲創世記モスピーダ』。謎の宇宙生命[…]
「プロジェクトBIG-1」が生んだ400ccネイキッドの基準「CB400SF」 1992年4月、ホンダは「新しい時代にふさわしいホンダのロードスポーツモデルはどうあるべきか」を追求した「プロジェクトB[…]
ティザー画像だけでは、もぉ我慢できない! 復活することがわかった空冷スポーツスター。ハーレーダビッドソン米国本社が新型として再登場させることを成長戦略のひとつとして明らかにし、日本法人ハーレーダビッド[…]
2021年モデルで国内導入が終了した過給モンスターが帰ってきた! 2015年に登場したNinja H2は、「誰も経験したことのない走行体験を実現する」という目標のもと、川崎重工業グループのガスタービン[…]
タイムレスなクラシックスタイルと現代的実用性の融合 「クラシックのエッセンスは決して時代遅れにならない」というデザインコンセプトのもと、コロンビア/フィリピン市場で展開されるスズキの「GN 160」。[…]
最新の投稿記事(全体)
既存の四輪店舗にバイク用品専門店を新設 カー&バイク用品のリユース専門店「アップガレージ」を全国展開するアップガレージグループは、2026年9月19日(土)、大阪市住之江区に「アップガレージライダース[…]
“指先”を重点的に包み込む新型ヒーターパネルを採用 今回の目玉は、冷えの最前線である“指先”を重点的に包み込む新型ヒーターパネルの採用。さらに、関節の曲げ伸ばしで負荷がかかる内部配線構造を抜本的に見直[…]
操作性と歩きやすさを両立する「八の字」カットと2層構造 ステップに足を載せた瞬間の違和感をなくすため、ヒール部分は大胆な「八の字状」にカット。ステップ上で足を左右にスムーズへ動かせるうえ、土踏まずから[…]
ひとりのエンジニアの理想と技術が作り出した唯一無二のマシン すでにモータリストのお店ではVINS Duecinquanta(ヴィンス ドゥエチンクエンタ)があるとのことですが、皆さんの反応はいかがでし[…]
「キャブボディ摩耗」こそFCRが抱える問題 FCRにはセッティング以外にも、長年使用することで発生する特有の問題があります。それがキャブボディ内部の摩耗です。 FCRのスロットルバルブは、操作抵抗を軽[…]
- 1
- 2




































