鈴鹿サーキットを舞台に開催される大人気走行会、ミツオカサーキットエクスペリエンス

光岡自動車のバイク部門のBMWモトラッド店やドゥカティ店が主催するサーキットエクスペリエンスは、F1や鈴鹿8時間耐久レースといった世界的なビッグレースを開催する国内屈指のサーキット、鈴鹿サーキットで開催されている。毎回満員となる人気のイベントで、7回目となる今回も90名の定員があっという間にいっぱいになるほどだ。2026年5月14日には7回目が開催され、当日は好天に恵まれ、90名を超えるライダーがBMWやドゥカティといった、世界屈指の性能をほこるバイクを思う存分楽しんだ。
●文:夏目健司 写真: 夏目健司、大西としや ●BRAND POST提供:光岡自動車 BMW Motorrad
誰もが安全、安心にサーキットを楽しめ、スキルアップも
BMWやドゥカティといった有名輸入車を広く取り扱うミツオカグループ。サーキットエクスペリエンスはモトラッドミツオカ鈴鹿が中心となって開催しており、各モトラッド店、そしてドゥカティ大阪ノースから多数の参加者が集結した。
サーキットエクスペリエンスが大きなテーマとして掲げているのが「安全」だ。サーキット走行というと敷居が高く感じる人も多いだろうが、この走行会はベテランはもちろんだが、初めてサーキットを走るというビギナーでも安心して参加できるように気が配られている。
走行枠は参加者の技量に合わせて設定される。初心者や経験の浅い人はマイペース・クルージングクラスでの走行となり、経験豊富なベテランライダーはスポーツ・ハイペースクラスでの走行となる。実際に走ってみて自身のペースと異なるようであれば、クラスの変更も可能だ。
インストラクターも多数配置し、走行グループをさらに小グループに分け、それぞれのグループを先導する。インストラクターは毎回決まったメンバーで、皆走行会の趣旨をよく理解して、先導にも慣れているので参加者は安心して走行することができるのだ。
こういった安全に対する配慮のおかげで、これまでに大きなアクシデントはない。インストラクター陣の豪華さもこの走行会の特徴のひとつだ。
鈴鹿8時間耐久レースなどで活躍し、現在はライディングインストラクターとして活動する中井直道氏と、元GPライダーで、現在はモトラッド浜松店店長の宮崎敦氏。そして鈴鹿8時間耐久レースやル・マン24時間耐久レースに参戦経験を持つ寺本幸司氏に、全日本ロードレースで輝かしい戦跡をほこる武石伸也氏。全日本ロードレース現役の吉田愛之助選手ら豪華メンバーが参加者とともに走行した。
自走で参加している人も少なくない。マシンもSSはもちろん、アドベンチャー系、ツアラー系と多彩だ。
インストラクターとともに走行するゲストライダーの面々。それぞれ輝かしい実績をほこる有名ライダーで、ライディングアドバイス等にも丁寧に対応してくれる。
走行前には各インストラクターが参加者にコース攻略のコツ、注意点等をていねいに説明してくれる。休憩時間の間でも対応をしてくれて、クラスごとにライディングや走行ラインの悩みを解決してくれる。
それぞれが自分のペースで安全に楽しむことができる
開催日の2026年5月14日木曜日。この日は朝から陽光が降り注ぐ好天だったものの、5月ということもあって気温もさほど高くなく、参加者らは気持ちよくアクセルを開けていた。午後は厚い雲が垂れこめる瞬間もあったが、幸い雨が降ることもなく、それぞれが満足のいく走行を楽しんだ。
この日はマイペースクラスとクルージングクラスからスタート。続いてスポーツクラス、ハイペースクラスが走行。昼休みを挟み、午後も走行し、それぞれのクラスは、一コマ20分の走行を合計3回づつ走ることができた。
走行経験が少ないライダーらのマイペース・クルージングクラスでは、ペースこそ速いわけではないものの、インストラクター陣の適切な先導のおかげで、皆テクニカルなコースにも戸惑うことなく、気持ちよさそうにラップを重ねていた。尚、この2クラスは革ツナギは不要。安全面に考慮したプロテクターが装備されたライディングウエアであれば参加が可能。
ハイペース、スポーツクラスの参加者の中には、コーナーで果敢にヒザをするライダーもいた。インストラクターによる先導走行がつくとはいえ、参加者の技量に合わせ、メリハリの効いたスピード感で愛車を走らせることができる。サーキットでしか味わえないスピード域で、安全にBMWやドゥカティの持つパフォーマンスを思う存分味わえたようだ。
参加クラスの紹介
・クルージングクラス・・・サーキットを体感したい人向けで、ツーリングペースでの走行
・マイペースクラス・・・ビギナー向けで、走行会を楽しく走りたい人向け
・スポーツクラス・・・サーキット経験者向けで、よろスポーティに走りたい方にオススメ
・ハイクラス・・・何度もサーキットを走ったことがあるベテラン向け
走行費用は税込27500円。さらにプロカメラマンによる走行写真付きと記念になること間違いなし。尚、安全面を考慮し、R18などのクルーザーやスクーターでの参加はできないので注意が必要だ。
インストラクターが参加者のペースに合わせてグループを先導してくれる。参加者はインストラクターのラインに合わせて走行することで、安全に走行ができるのだ。
これまで数々の名勝負が繰り広げられたヘアピンを駆け抜ける参加者たち
革ツナギでなくても、スーパースポーツでなくても、サーキット走行を楽しみことができるのが、ミツオカサーキットエクスペリエンスの魅力の一つだ。
もちろん、さらに上のスピードレンジでの走行では革ツナギは必須となる。
お楽しみはコースだけじゃない。ピット、パドックにも魅力があふれている
ピットには毎回BMWやドゥカティのプレミアムモデルが展示され、今回はドゥカティとランボルギーニがコラボしたパニガーレV4ランボルギーニが展示されていた。またミツオカグループが取り扱うランボルギーニのハイブリッドスーパーカー、レヴエルトや光岡自動車の「M55 1st Edition」が展示され、参加者の目をくぎ付けにしていた。
左は光岡自動車の「M55 1st Edition」
また協賛各サプライヤーがそれぞれ取り扱う商品を展示。ブリジストンは発売されたばかりのRS12やS23Hレンジといったハイグリップタイヤを展示し、エア圧調整やエアゲージ校正といったサービスも。
ミシュランはアドベンチャーモデル向けのアナキーアドベンチャー2、スポーツタイヤのパイロットシリーズを、そしてメッツラーはスポルテック01RSを展示していた。岡田商会はアルパインスターズのエアバッグやグローブのFIVEを、タナックスは好評のスマートモニターといったアイテムを展示していた。
サーキットエクスペリエンスは年に2回開催されている。次回開催は2026年9月24日木曜日に予定されている。今回も募集開始からわずか1週間ほどで満員になったそうなので、参加を考えている人は、ミツオカグループのホームページやSNS、店頭にて情報をキャッチできるので、必ず参加したい人、次こそはチャレンジしてみたい人はまめにチェックし、早めのエントリーをおススメする。
タイヤやヘルメット、ウェア、グローブ等、多彩なアイテムがピット内に展示され、各社担当者が丁寧に商品を解説してくれる。
走行前には、タイヤのエアチェックを受けることもできる。
イベント終了後は主催者、協賛各社提供の景品を争奪するじゃんけん大会が実施された。ウェアやグローブ、ブーツ、そして前後タイヤのセットなど、豪華な景品が提供され、参加者らの熱いじゃんけんバトルが繰り広げられた。
参加者インタビュー
参加された方の感想と走行写真を紹介しよう。BMWだけではなくドゥカティ大阪ノースからの参加者も多く、メーカーごとの壁ももなく、ピットでは皆和気藹々としていた。
「昨年9月に初めて参加して、今回は2度目になります。このバイクは自分にとってはじめてのBMWですが、もともとクラシック系のバイクが好きなこともあり、即決で購入しました。思うように走れるし、エンジンももたつかずに快適です」(林優子さん)
「この走行会は初参加ですが、S1000RRも所有していて、地元のサーキットでも走っています。このバイクは今年購入したばかりですが、他にもGSで走っている人がいると聞いて私も参加しました。ストレートは少し大変でしたが、速い人たちにもついて行けましたし、バンク角も深かったです」(上原廣太さん)
「S1000RRからの乗り換えです。車検で店に行ったらちょうどこのバイクが入庫していて、思わず乗り換えました。S1000RRとは別物ですね。エンジンのピックアップがすごくて、カーボンパーツのおかげで車体も軽いです。ストレートで全開にしたときなんかは、とにかく凄かったです」(匿名希望)。
ストリートファイターV4SとモンスターSPで参加した高木さん親子。どちらもお父さんの博史三のバイクで、息子さんの健太さんは普段ムルティストラーダに乗っているそう。「毎回参加しています。パワーを目いっぱい使えるのがいいですね」(博史さん)。「父の影響でバイクに乗り始めました。実はワインディングよりもロングツーリングが好きなんです」(健太さん)
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