新NISAでバイク資金を捻出する方法【GPZ900R乗りのFPが解説】

●文:[クリエイターチャンネル] 石川英彦
新NISA(ニーサ)やってる?
「新NISAやってる?」なんて会話を、耳にしたことはありませんか? これは、2024年から始まった、投資がおトクにできる制度です。ニュースでも取り上げられるようになってきましたが、まだやっていない人も、多いと感じます(統計上は増えていますが…)。
出所:金融庁「NISAの利用状況の推移(令和6年3月末時点)のデータを使い筆者作成
余談ですが、新NISAは投資に関する制度の名称。つまり金融商品ではありません。ですから「新NISAやってる?」という使い方は、じつは間違い。「新NISAを使って投資やってる?」が正しい言い方です。伝われば、どっちでも良いかもしれませんが(笑)。
今から聞いても大丈夫! 新NISAとは?
通常、投資で儲かった利益には、約20%の税金がかかります。でも新NISAは、”非課税制度”。制度に沿って投資をすれば、取られるはずの税金が取られなくなるというわけです。
たとえば、10万円を株式に投資して、15万円に増えたとします。売却すると5万円の儲けですから、通常はその20%である、約1万円の税金がかかります。でも、新NISA制度で投資をすると1万円は支払い不要。かなりおトクですね。
もっと正確にいうと、NISAは”少額投資非課税制度”のことを指します。イギリスの個人貯蓄口座であるISA(イーサ Individual Savings Account)を参考に、日本版のISAということで頭にNをつけてNISA(ニーサ)と呼称し、2014年に始まりました。
2024年からは新NISAとして、内容が大幅に変わりました。もはや別物ですし、以前のNISAは新規で利用できないので、違いはわからなくてもOKです。
2024年1月からはじまった「新NISA制度」の概要
簡単にいうと、生涯にわたって1800万円までの投資に対する利益が、”非課税”になるというもの。なんという、大盤振る舞い! 政治的かつ国策的な事情もあるとはいわれますが、庶民が投資をするには十分すぎる内容です。
たとえば、25歳の人が65歳まで40年間、毎月3.75万円を投資すると、投資金額は合計で1800万円になります。仮に複利で3%の年率リターンだった場合、40年後には約3480万円となり、利益は1680万円。本来税金で取られてしまう20%は、336万円という大きな金額! でも、新NISAならもちろん取られません! すごくないですか?
長期で運用すると資産を大きくふやせる可能性があります。増えた分にかかる約20%の税金が取られないのが、新NISAの特徴!
新NISAでバイク資金を捻出する方法
さて。本題です。新NISAの制度の使い方の王道は、将来のライフイベントの資金を、長期的に準備することです。つまり”長期投資”を、国民に広く促す制度です。投資で長期とは、概ね10年程度のことを指します。なぜ10年かというと、この間に投資を継続できれば、リスクを軽減できるという過去のデータがあるからです。
その基本に沿って10年以上の投資をするつもりで目標設定をします。たとえば、”こどもの教育資金の準備”を目標としましょう。この目標に対して仮に毎月2万円の積立投資をするとしましょう。仮に複利で3%の年率リターンを達成できた場合、
- 【5年後】約130万円(投資元本120万円+利益約10万円)→本来支払うべき税金は約2万円
- 【10年後】約280万円(投資元本240万円+利益約40万円)→本来支払うべき税金は約8万円
となります。
あくまで、この期間中に元本を割ることなく、利益を積み上げたらという想定ですが、3%の年率リターンであれば比較的ローリスクで、それを期待できる投資信託はたくさんあります。
さて、今回提案したいバイク資金捻出法は、「“本来支払うべき税金分“を“バイク資金“として、予算化してしまってもよいのでは?」というものです。先の例の場合だと5年後に約2万円、10年後には約8万円のバイク予算ができるわけです。
新NISAで、将来のライフイベントの資金準備をしっかり準備しつつ、バイク資金の捻出も目標にできると、資産形成のモチベーションも上がりませんか? まだ投資をはじめていない場合は、すぐにでも証券口座を開設して始めてみましょう。将来の見通しもよくなって、グンと毎日に張りがでてきますよ。
バイクライフにおける、お金のお悩み相談募集中!
買い替えにおけるパートナーの説得や、サーキット走行にまつわる諸費用の捻出等、バイクライフにおいてもお金の悩みは尽きないものです。自身も熱烈なバイク好きである、ファイナンシャルプランナーの石川英彦さんに聞いてみたいこと、アドバイスしてほしいことがあれば、下記のリンクから相談をお寄せください。いただいた情報を基に、記事としてアドバイスを公開させていただきます。
※アドバイス記事の公開時期は、現時点では調整中です。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(石川英彦)
投資におけるリスクはネガティブな意味ばかりではない “リスク”は”危険”という意味もありますが、投資の世界では”結果の振れ幅”とか、”予想通りにいかない可能性”という意味で使います。 バイクを投資目的[…]
旧車価格が高騰! 資産価値はどれくらい? 少し遡ること4年前、2020年からのコロナ禍で旧車の価格が爆上がりしたことを覚えていますか? コロナで外出を控える中、”密”を避けて外出できるソロキャンや登山[…]
そもそも“道楽”ってなに? “道楽”をデジタル大辞泉で調べてみると、「本業以外のことに熱中して楽しむこと。趣味として楽しむこと」となっていましたが、なんだかピンとこないのでChatGPTに聞いてみまし[…]
バイク保険の主役は賠償責任保険だ バイク保険って種類がいろいろあって、なんだか難しいですよね。でも、超キホンをおさえておけば初心者でも安心。意外とわかりやすいんです。ちょっと解説してみますね。 まずラ[…]
目標やゴールは決める? 決めない? 何かをしようと思ったとき、あなたは”目標”や”ゴール”を決めていますか? ファイナンシャルプランナーの私はというと、じつは”決めない”タイプです。時間が限られていて[…]
最新の関連記事(ライフスタイル)
バイクを“移動手段”ではなく“楽しむ文化”として提案する場所 Cub HOUSEは、2018年にタイで誕生したホンダのライフスタイル提案型ショップです。名前の『Cub』は、ホンダのスーパーカブのCub[…]
朝練と朝ラーで不安を克服 「昔から父がバイクに乗っているのを見ていたので、自分も乗ってみたいと思っていました。10年くらい前に二輪の免許を取ろうかな、って思ったことがあったんですが、結婚して子どもが産[…]
ロー&ロングスタイルに一目惚れ 現在34歳となる勝彦さんはバイク歴18年のベテランライダー。ですがこれまで乗ってきたのは全てスクーターで、約10台ほど乗り継いできました。ツーリングなどはあまりせず、基[…]
一瞬と永遠 少し前の話になるが、ここ数年は気候が変わったことで暑さが残り、秋はまだ先という10月。それでも高所に上がれば、初秋どころか秋の終わりを味わうことができる。標高2100mに位置する白駒池(長[…]
KCBMの熱狂とライダーとの交流 1998年から続くKCBMは、コーヒーを片手にライダー同士が親睦を深める、カワサキファンにとっての聖域ともいえるイベントだ。2025年の開催当日は2000台から300[…]
最新の関連記事(ニュース&トピックス)
開発陣も自腹購入、CB1000Fの熱量 現代のバイク作りの新たな基準となるべく誕生した新型「CB1000F」の開発秘話が公開された。歴代CBの意志を受け継ぐため、車重215キログラム切りを目標に設定。[…]
【第1位:給油時のキズを防止する天才的アイテム】 給油時にタンクキャップ周辺をカギの接触キズから守るデイトナの「キープロテクションパッド」が堂々の1位を獲得した。高耐久のPVCレザーを採用し、汎用性の[…]
青春のバイブル『バリバリ伝説』と憧れの「しび子ちゃん」 しげの秀一氏が描いた『バリバリ伝説』は、単なるモータースポーツ漫画にとどまらず、一つの時代を象徴するバイブルだった。アマチュアの峠の走り屋から、[…]
バイクを“移動手段”ではなく“楽しむ文化”として提案する場所 Cub HOUSEは、2018年にタイで誕生したホンダのライフスタイル提案型ショップです。名前の『Cub』は、ホンダのスーパーカブのCub[…]
ツーリング日和に325名が集結した「JAPAN RIDERS CAFÉ 北海道」 日本二輪車普及安全協会が主催する「JAPAN RIDERS CAFÉ」は、2024年度からスタートした取り組みだ。バイ[…]
人気記事ランキング(全体)
【魅力1】30年ぶりの4気筒フルカウルに最新「Eクラッチ」を融合 「4気筒の高周波サウンドを響かせながら、風を切って走りたい」。そんなフルカウルファンの渇望を満たすCBR400R FOUR E-Clu[…]
繊維強化プラスチック×高密度リブで「軽さと強さ」を両立! まず注目したいのが、そのタフな骨格だ。 トッププレートには高強度の繊維強化プラスチックを採用。裏面には緻密な高密度リブ構造を巡らせることで、積[…]
【魅力1】新設計4気筒エンジンと「Eクラッチ」の融合によるイージースポーツ 「あの甲高いエキゾーストノートをもう一度味わいたい」。そんなライダーたちの熱い想いに応えるように、ホンダは完全新規の直列4気[…]
再現という行為の本質 第18回モンキーミーティングの会場には数多のモンキー系カスタムが集まり、綺羅星のごとく会場を埋め尽くしたカスタムモンキーの中に一際目を惹く1台があった。 それは伝説的名車であるホ[…]
青春のバイブル『バリバリ伝説』と憧れの「しび子ちゃん」 しげの秀一氏が描いた『バリバリ伝説』は、単なるモータースポーツ漫画にとどまらず、一つの時代を象徴するバイブルだった。アマチュアの峠の走り屋から、[…]
最新の投稿記事(全体)
「いつかはハーレー」で終わらせない、現実の選択肢へ! WH:これまでウィズハーレーは、北海道ツーリングに同行させていただきましたし、全国のイベントでも玉木代表がハーレーに乗って走る姿を何度も拝見してい[…]
【主要諸元】 サイズ:全長 2130 全幅 820 全高1120 軸距 1492 シート高 775 [ローシート+ローサスペンション] (各mm) 車重:175kg(燃料ナシ) エンジン[…]
注目は「S.I.R.S.」の進化! 脳波と直結する超インテリジェント電子制御 今回の目玉は、ライダーの走りを全方位でバックアップする最新の電子制御システム「S.I.R.S.(スズキインテリジェントライ[…]
爽やかなブルーが街に映える「Z900RS」の新色 「Z900RSのスタイルと性能には文句のつけようがない。あとは、自分好みのカラーリングに出会うだけだ」。そんな風に購入のタイミングを見計らっていたライ[…]
憧れのGPマシンをガレージに。所有欲を満たす特別なレーシング・カラー 「ハイエンドなスポーツバイクに乗るなら、誰が見ても特別な1台だとわかるオーラが欲しい」。そんなライダーの欲求を完璧に満たしてくれる[…]
- 1
- 2







































