
硬くなったゴムの弾性回復剤「ラバゲイン」が無双している。マニホールド、インシュレーター、ゴムのホースに配線カバー、と。使い物にならないほどカチコチに経年劣化で硬化したゴム部品がラバゲインにつけるだけで、みるみる柔らかくなってしまう。嘘のような本当の魔法のケミカル。そして今回もカチカチになったゴムにラバゲインは無双するのだろうか、やってみよう!
●文:ヤングマシン編集部(DIY道楽テツ)
再び「ラバゲイン」です
これまでカチコチ硬化したゴム部品を救ってきましたが、今回も・・・結論から言っちゃうと、やっぱり無双してくれちゃいました。効果絶大、絶対無比。向かうところ敵ナシ。
もちろんラバゲインに適さない部品もあるけども、適してるゴム部品なら容赦なく「柔らかく」してくれちゃってます。マジですげーんだ、これが。てことで、今回もラバゲインの無双レポートいってみましょう。
釘が打てそうなハンドルグリップ
すみません、見出し詐欺です。ちょっと言いすぎました。でもね。カチカチなんですよ、コレが。
ちなみにブツは、ヤマハのポッケに取り付けられていたグリップ。純正ではないですが、社外品にしてもかなりクラシックなデザイン。何年ぐらい前のものでしょうか? 手に持った感触はまんまプラスチック。ゴムらしい優しさが微塵も感じられない・・・。
「カンカンッ」
グリップ同士をぶつけると、ゴム製品にあるまじき音を立ててしまう始末。ていうか、どんだけ固いんだ?
グリップの特徴の細かいヒダ部分ですが、これが硬化すると手の平に突き刺さるようで痛いのなんのって。てか、こうなるともうむしろ凶器ですよね。
「キンキンッ」って、チョイマチ
試しに鉄の棒で叩いてみると、これまた「キンキンッ」と、わけがわかんない音を鳴らします。こんな硬いグリップ、はたしてどうにかなるのかしらん??
ラバゲイン先生っ、お願いします~!
ここでラバゲインの登場です。まずはお決まり、使い方のおさらいをば。PPやPE素材の袋を用意します。今回もファスナー付きのPP袋を用意したので、これにグリップを入れて、ラバゲインを注ぎます。
できるかぎり空気を抜いて、しっかりとジッパーを閉じます。ラバゲインの浸けこみ時間の目安としては少し弾性があるゴム: 部品1つにつき約20ccの溶剤で1〜3時間。まったく弾性がないゴム: 部品1つにつき約30ccの溶剤で4〜6時間。とのことですが、これまでの経験上、長い時間浸しすぎると逆に柔らかくなりすぎることが多々あったので、かなり短めの20分にしました。
浸け置き20分の結果はコチラ
ハンドルグリップをラバゲインに浸けてから20分が経過しました。
はたしてどうなったのか? 袋の封を開け、ハンドルグリップを取り出します。
見た目はこんな状態。手に持っただけで、表面の柔軟性の変化がよくわかります。いいですか、行きますよ?
「フニャッ!」
潰れる、潰れる。めっちゃ柔らかい! しかもこれ、部分的じゃなくて、ご覧の通り全体が潰れるんですよ。
あ~・・・、やっぱ20分で正解だったわ。これを1時間とか浸けたらどんな状態になっていたことか。
グリップ表面のヒダも別物になりました。指で弾くとピロピロなって、とても心地いい。ここまで柔らかいと握った時に手に食いつくような感触で、とても握りやすいんですよね。この感触、大好き!
ラバゲイン前はカチコチで潰れなかったグリップ開口部も・・・
アッチョンブリケ!!
どうやら20分という時間がちょうど良かったようで、「ペチャッ!」とはならずにほどよい「フニャッ!」感でした。
こうなると予想はしていたけど、やっぱり目の当たりにするとすごいですよ、ラバゲイン。毎回思いますが、一体どんな成分が入ってるんでしょうか??
「長く使いたい」を叶えてくれるラバゲイン
ぶっちゃけハンドルグリップなんて高い部品じゃないので、劣化したり硬化したらとっとと新品交換しちゃうのが賢明な方法です。…ってコトは、わかっちゃいるんですが、古いものでデザインチェンジしちゃったりすると、気に入ってたものが手に入らなくなるんですよね。ましてや純正部品になると、プレミア価格になっていたり、そもそも廃番になってしまったり。
以前だったら硬化したらなすすべもなく「ゴミ」になってしまうところですが、永遠じゃないにしてもラバゲインでかなりのレベルまで柔軟性を取り戻すことができます。そうすれば、またしばらくは使うことができるのですよ・・・!!
ちなみにラバゲインは柔軟性を取り戻すことはできますが、弾力性はそれほど回復しません。それゆえに説明書にも書いてある通り、Oリングやガスケット類には使用できないので、どうかご注意ください。それ以外のゴム部品ではかなりの品目に使うことができるので、この効能はぜひ一度体験してみてもらいたいと強く思いますよ。
そんなわけで我が家のラバゲイン無双伝説は今日も1ページが加わりました。
次はどんな硬化ゴム部品を直すのでしょうか・・・?
この記事が皆様の参考になれば幸いです。今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました~!
私のYouTubeチャンネルのほうでは、「バイクを元気にしたい!」というコンセプトのもと、3日に1本ペースでバイクいじりの動画を投稿しております。よかったら遊びにきてくださいね~!★メインチャンネルはコチラ→「DIY道楽」 ☆サブチャンネルもよろしく→「のまてつ父ちゃんの日常」
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(メンテナンス&レストア)
塗るか、落とすか? 面倒なサビ取りもBAN-ZIなら簡単で感嘆!! 近所の足代わりに重宝する原付スクーターはプラスチック製のカバーに全身を覆われ、骨格部品を見る機会は少ない。だがカウルを剥ぐと内部の鉄[…]
ダイソーペンチをゲットした理由 いきなりですが、ダイソーのDIY工具売り場にやってきましたよ。 お目当てはこれだ、ペンチ(200円)。以前は100円で買えたものですが、今は200円。もっとも、その分ク[…]
クッション性抜群!腰に優しい絶妙な高さ設定 作業中の負担を大幅に軽減してくれるこのシート。座面にはクッション性の高い素材を採用しており、長時間の集中作業でもお尻や腰へのダメージを最小限に抑えてくれる。[…]
奥まった場所でも楽に作業ができる 今回登場した「エクステンションクランプツール」は、カウルの奥深くに潜むボルトや、スクーターの入り組んだ外装、エンジン周辺などの狭小スペースにアプローチするための優れも[…]
ママチャリとはサビるもの こちら(↑)妻のママチャリです。赤い色をしてますが、最高速が3割増しということはなく、至って普通のありふれたママチャリです。そんな妻のママチャリを「定期チェック」するのですよ[…]
最新の関連記事(オイル/ケミカル)
AZの旧車とビンテージハーレーダビッドソン専用オイル 常に決まったブランドを使い続けるユーザーもいれば、さまざまなメーカーを渡り歩くユーザーもいるなど、エンジンオイル選びの流儀は人それぞれ。組成や粘度[…]
シュアラスターといえば、カーシャンプーやボディワックスをはじめとした洗車・カーケア用品で、長年支持を集めてきた老舗ブランド。そのシュアラスターが展開するガソリン添加剤「LOOP(ループ)」シリーズのフ[…]
数年間放置V-MAXと過走行サンバーをフラッシング オイル交換予定のヤマハV‐MAXは、車検切れのまま数年間放置されていた車両である。この機会にフラッシングを行い、エンジン内部をリフレッシュすることに[…]
Screenshot 洗車をした後、ボディにツヤを与えてより美しい仕上がりにするためにはコーティング作業が必要です。ここ数年はボディメンテナンスといえば手軽に使えるゼロフィニッシュやゼロプレミアムなど[…]
鉄、ステンレス、銅、真鍮材、ニッケルめっき、クロムめっき部のサビや劣化を防ぎ、製品の美しさと品質を長期間にわたって保つことができる。 プロの技をライダーの手へ!三和メッキ工業との特別コラボ 今回のアイ[…]
人気記事ランキング(全体)
4気筒CBR500R FOURにレーシングコンセプト ホンダは中国の重慶モーターサイクルショーにて、カスタムコンセプト「CBR500R FOUR レーシングカラー」を世界初公開した。ベース車両は「CB[…]
【第1位】普通免許で乗れて車検不要! 全天候型電動トライク専門店が名古屋にオープン 普通免許で乗れて車検や車庫証明も不要な全天候型電動トライクの専門店「ビークルファン名古屋BASE」が開設された。ドア[…]
名車の姿を変えた国内事情。“耕運機ハンドル”誕生の背景 1980年のケルンモーターサイクルショーで公開され、翌1981年に発売されたスズキ「GSX1100S KATANA」。日本刀をイメージしたシャー[…]
専用設計だからこそのジャストフィットと安心感 汎用の保護シートをハサミで切って貼る手間とは無縁。MK50の画面形状に合わせて寸分の狂いもなくカットされた車種・モデル専用設計となっており、ディスプレイの[…]
仕事用から「ライフスタイルカー」への転換 1970年代、北米市場における日本のミニトラックは、それまでの「頑丈で安い商業車」という枠を飛び越え、若者のレジャーや普段乗りの足として需要が急増。とりわけ、[…]
最新の投稿記事(全体)
ハーレーらしさを凝縮したスタイリング スプリント440の外観は、ひと目でハーレーダビッドソンとわかるクルーザースタイル。長く低く構えた車体に、ミッドコントロールのステップを組み合わせ、ゆとりあるライデ[…]
愛用グローブをそのまま使える!わずか0.8mm厚の極薄インナー まず注目したいのが、昨年完売が相次いだ電熱インナーグローブ。最大の武器は、わずか0.8mmという圧倒的な薄さだ。 一般的な電熱グローブは[…]
カチッと吸い付き、ガッチリ固定! “秒”で走り出せる快適性 最大の特徴は、マグネットの吸着力と独自の物理ロック機構を組み合わせたハイブリッド構造にある。 車体側のマウントにかざすだけで、マグネットの磁[…]
名機Vツインに電スロとダウンドラフト吸気を融合 スズキはEICMA 2026において、長年愛されてきた「SV650」の伝統を継承する新型ストリートモデル「SV-7S」を世界初公開した。「Easy to[…]
最高速度246km/hを記録! ホンダが追求した次世代のエンジン 1970年代から1980年代にかけて、世界の大排気量バイク市場では日本の4大メーカーによる開発競争が激化。各社がエンジンの高出力化や車[…]
- 1
- 2




















































