
我が家のハイエース(100系 ガソリンエンジン RZH112V)走行距離25万キロにして、ついに車検に落ちしました! 排ガス検査でCO値が基準値の0.3%超過。そして、以前からアイドリング回転数が低くなっていて、ついに一時停止や交差点でエンストする症状も出てきました。クルマ屋さんに訊いたら「触媒が詰まっている。すげー高くつくから新車に乗り換えをオススメします」と言われる始末。こうなったら自分でなんとかしてみたいっ!ってことで、クルマは完全にアウェーで専門外ですが、エンジントラブルに挑んでみます~!
●文:ヤングマシン編集部(DIY道楽テツ)
始まりはアイドリング不調
今、これ見てる人で、ハイエース100系に乗っていて「最近アイドリングが低いな」って思ってる人いませんか。はい、私です。ついでに「排気ガス検査に引っかかって車検に落ちた!」人はいらっしゃいますでしょうか。はい、それもワタシです。
べ、べ、別に新車を買えないわけじゃないんだけど!せっかく25万キロも走ってきたんだから、ここまできたら50万キロ超えて自慢したいじゃあないですか。100系ってフォルムも好きなので、まだまだ乗りたいのですよ(100系だけに目指せ100マンキロってね)。
アイドリング不調から始まり、排気ガス検査で不合格を喰らって、整備士にも寿命宣言されながらも、ネットの力でなんとか復活できた実体験レポートをご笑覧ください~!
事の起こりは去年の末頃。なんとなく「アイドリング回転数が低くなってきたような?」そんな気がしてたんですよ。そのうち、アイドリング時に車体がブルブル震えだして。気がつけば、小型のフェリーのような独特の共振音が!
なんかハーレーっぽい? イヤ、鼓動を楽しんでる場合じゃない。
しまいには、アイドリングがさらに低くなって、交差点の進入時や一時停止の時などにエンジン回転数が落ちたタイミングで、そのまま「ストン・・・」と止まってしまうことも。さすがにそうなってくると明らかに異常だと思いつつも、何が原因なのかよくわからない。
そして、とどめに車検ですよ。これまで一度も問題がなかった排気ガス検査でCO値がオーバー。COが基準値の+0.3%の超過だそうですよ。0.3%ってまた・・・すごく微妙なラインで不合格。
笑顔で「寿命っスね」
さすがに「あ、こりゃだめだ」と観念しましてね。かかりつけの整備工場に持って行ったのです。かくかくしかじかと事情を説明したところ、担当してくれた若い整備士の方が一言。
「そりゃ触媒っすね。修理、すっげー高いっすよ。50~60万円はかかります。」「年式的にもう乗り換え時期ですよ。寿命っすね。」「みなさんそうしてらっしゃいますよ?」
最後は「みなさんそうしてる」という日本人あるあるみたいな締めくくりで、生暖かく修理を断られてしまったのです。そうか、ついにその時が来てしまったのか・・・バイクはある程度わかるけど、車はからっきしのジブン。プロにそう言われるとさすがにショックで、スマホ片手に200系ハイエースの価格を調べ始めたのですが。
いや、マテ。はたしてそうなのだろうか。冷静になって考えてみたら、ナニカガチガウ。整備士が言っていた触媒の詰まりと言っても、エンジンの回転数は調子がいいし、高速道路でも高回転までキッチリ回る。昔から燃費もたいして変わってないし、そもそも普通に走る分にはとくにパワーダウンも感じない。走行そのものは快適なのですよ。
そんじゃ、原因はなんだろうか??
O2センサーが怪しい?
調べました。アイドリング不調、CO検査、エンスト頻発・・・AIも駆使しながら、あれこれ、あれこれ、あれこれ調べていると、まったく同じ症状は見つからなかったものの、他の車種ながら、同じようにアイドリングが低くなったという症状の方をいくつも発見しました。
そこでたどり着いたのが「O2センサー」O2センサーは、排気ガス中の酸素濃度を見て、燃料が濃いのか薄いのかをエンジンコンピューターに伝えるセンサーです。エンジンが暖まった後、コンピューターはこの信号をもとに燃料噴射量を細かく補正します。いわゆるフィードバック制御というやつです。ガソリンエンジンの理想的な空燃比は、空気14.7に対してガソリン1。これを理論空燃比、またはストイキと呼びます。
O2センサーが劣化して反応が鈍くなると、コンピューターが燃料の濃い・薄いを正しく判断しにくくなります。その結果・アイドリング不調・燃費悪化・排気ガス悪化・CO値の上昇・エンスト・加速時のもたつきこういう症状が出ることがあるそうです。
おや? 半分以上当てはまってるじゃん。こりゃ~ひょっとするとO2センサーが壊れているだけで、交換すれば直るかもしれない。どうやら光が見えてきたようですよ??
発見!ハイエースのO2センサー
車の整備は不慣れなのですが、そうも言ってられないので必死こいてO2センサーを探します。
マフラーかエンジンの排気口に近い所にあるらしいという情報をもとに探していくと・・・
あ
あった。
これかな?これだよね!発見したよ、O2センサー。
取り外すとこんな状態。黒い!
これってぶっちゃけ掃除すれば直るのか?と思いきや、なんか、いろいろ複雑な構造らしくて表面を拭くぐらいしかできないんだそうな。パーツクリーナーとかケミカルはもってのほかだそうで。ていうか、そもそも25万キロも走ればとっくに寿命なんだそうです。でも、ここで問題発覚しました。
探せど見つからないO2センサー?
そんじゃ新品交換!となるんだけど、センサーに刻まれていた記号が2種類。トヨタ純正品番:89465-26020
デンソー(ND)品番:065500-4270トヨタの純正番号と、デンソーの品番らしいです。番号までわかっちゃえばもう楽勝じゃん?と思ったけど、それが甘かった。
この番号で追ってみても新品が見つからない。近い形状や近い番号はいくらでもあるのだけど、見つからないのですよ。マジで。「ハイエース」で調べてもいっぱいあるし、似たような形状のものがあっても配線が二本だったり、フランジがなかったり。え、酸素濃度測るだけなのに、なんでこんなに種類があるんだろう。スパークプラグみたいに、ある程度揃えてくれればいいのに・・・。
ありがとう!O2屋さん!!
で、半ば諦めかけた頃に見つけたのが「O2屋」さんというサイト。
といっても検索で辿りついたのではなくて、とある方のブログの一文に「O2屋とかいうソレっぽいサイトで」と書かれているのを見て「O2屋」と検索したら出会うことができました(ありがとう、見知らぬ人!!)。直感的に「ここだ!!!」って思いましたね。だって「O2屋」だもん。ないはずがない!
番号から検索すると、それっぽいものがあったんだけど、形状がやや違うし内心不安だったので、問い合わせフォームから型式とフレームナンバーを送ったら、ご丁寧にもちゃんと部品を調べて教えてくれました(丁寧な対応に感謝です!)。【純正ポン付け】O2センサー 89465-29625 DENSO互換品。そして、やってきた新品のO2センサー。
センサーとフランジの形状は完全に一致。よし、取り付けできる。
だけど、センサー背部はちょっと短くなってる。なんでだろう?技術の進歩かしらん。
でも、配線の長さも、カプラー形状も同一なので、取り付け自体には問題なし!
O2センサー交換そして・・・
取り付けは逆の手順でサクッと取り付きます。
はたして、これで直るのかドキドキしながらエンジンをかけてみると・・・。ブオン!とエンジン始動。
暖機して。温まったところで、アイドリング回転数が・・・(ある程度)安定してるっ!!
ふおお! 完璧ではないですが、振動も減りました。アイドリング回転数もかなり良い感じ! この「完璧じゃない」ってのが気になりますが、フィーリング的には七割といったところか。
つまりは他にも原因が残ってるってことですが・・・でもね! O2センサーの交換だけでアイドリング回転数が回復、そしてエンストしなくなったのはあまりにも大きいのです!
100系ハイエースのメンテは続く・・・
この先の作業となると、スロットルボディーの掃除というのもあるらしい。ついでに、スロットル閉じてる時の空気の通路、ちょうどキャブレターで言うところのエアスクリューの掃除というものもあるみたいです。それはまた後日の楽しみということで、次の作業といたしますが。何はともあれ、エンスト症状が直って本当に良かった。
・・・ていうか。触媒じゃなかったじゃん!! 分かってしまえば簡単なことなのですが、なかなかこの答えにたどり着けなかったので、今ここに皆様にシェアしたいと思います。次はスロットルボディの掃除でもやろうかな。これからも大切にしていきたいと思います!
100系ハイエースのガソリンエンジン車。すっかりマイナーになってしまいましたが、この記事が皆様の参考になれば幸いです。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました~!
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