
カスタムパーツメーカーのアメリカンドリームとナップスは、『Naps Sports別注シリーズ』第3弾として「Z900RS カフェレーサーカウルキット Type-2」と「Z900RS Neoショートチタンマフラー UPタイプ(レーシング)」を共同開発し、2026年4月6日よりナップス限定で販売を開始した。
●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:ナップス
ミリ単位の取付位置設定でタンクからテールまで一本線を通すカウルキット
「究極のライダーのために」をコンセプトに世界の二輪パーツメーカーと共同で逸品を開発するというNaps Sportsの方針に沿い、今回はアメリカンドリームとの共同企画としてZ900RS専用のスタイリングパーツとして開発された。
Z900RSに外装変更とマフラー交換を一度に行う選択肢として提案されており、カウルキットはZ900RSの最初のカスタムパーツとしても位置づけられている。カウルキットは9色のカラーバリエーションを用意し、車両のボディカラーに合わせて選択できる。
まず注目したいのがカウルキット。Z900RSにはメーカーバリエーションとしてカフェが存在しているが、こちらではさらなるこだわりの造形美を目指している。
例えば、タンクとの一体感のあるラインだ。Z900RSはモノショック構造を採用するため、タンク後端からシートレールにかけてラインが折れ曲がる構造を持つ。そこでFRP製の「Z900RS カフェレーサーカウルキット Type-2」はタンク下部アンダーラインの延長線上にカウル底辺が重なるようマウント位置をミリ単位で設定。タンクからテールにかけての連続したラインを視覚的に作り出した。
さらに車体全体を水平基調としつつ、全体をわずかに前下がり(スラント)に設定するのがType-2の特徴で、フロント周りに前傾姿勢を与えると同時にZ900RS特有のボリュームあるタンクとの視覚的バランスを調整している。
カウル前端(ライト下部)は下部中央をわずかに跳ね上げた造形。この処理により平面的な板状の外観を避けつつ、光の当たり方によってカウル下部に奥行きのある陰影を生み出す立体形状だ。装着には一部加工が必要で、フロントウインカーおよびミラーは別途用意が必要となる点は注意が必要だ。
テーパーサイレンサーとスパイラルコレクターで「重サウンド」を実現したショート管
もうひとつのラインナップとなる「Z900RS Neoショートチタンマフラー UPタイプ(レーシング)」は、バイクブーム世代にはうれしいショート管。しかも、きちんと従来のショート管で起きがちな音割れや高音の耳障りを構造で解消している。
サイレンサー本体には後方に向かって広がるテーパー形状を採用し、排圧のコントロールによってメガホンマフラーに近い低音域の音質を志向している。また、マフラー出口はカール処理を施し、排気音の高周波成分を抑えた音質へ変化させるとともに、視覚的な仕上がりにも高級感を与えている。
集合部には「スパイラルコレクター」を採用。一般的な4-1集合型は高回転域のパワー特性に優れ、4-2-1バイパス型は低中速域のトルク確保に適しているが、スパイラルコレクターは集合部で排気を螺旋状に誘導することで排気干渉を最適化し、全回転域でのパワー特性の均質化を図る構造だ。素材はチタンなため、車体の軽量化にも貢献する。
カウルキットとの組み合わせでZ900RSの水平基調シルエットを強調
この2つのパーツを組み合わせたときのスタイリングの完成度は衝撃的。カウルキットが作る水平方向の視覚ラインに対し、ショート管はリアホイール周辺をすっきりと露出させる形状のため、全体で車体の「塊感」を強調するデザイン効果が生み出されるのだ。
マフラー本体のカーブはハンドベンドに近い曲線を描き、チタン素材の表面仕上げと溶接部の処理により現代的な質感を持つ外観に仕上げられている。
ナップス限定でカウルキット40万円・マフラー20万円から販売
価格はカウルキット「Z900RS カフェレーサーカウルキット Type-2」が40万1500円(税込)、マフラー「Z900RS Neoショートチタンマフラー UPタイプ(レーシング)」が20万3500円(税込)。販売開始日は2026年4月6日(月)で、全国ナップス店舗(一部店舗を除く)およびナップスオンラインストアにて限定販売中だ。
NAPS Z900RS カフェレーサーカウルキット Type-2 / Neoショートチタンマフラーカラーバリエーション
カラーバリエーションは全9色(2018火の玉カラー/イエロータイガーカラー/エボニー/シルバーライン/青玉虫カラー/SEイエローボールカラー/50th火の玉カラー/イエローボールエディション/グリーンボールカラー/茶玉虫カラー)。
NAPS Z900RS カフェレーサーカウルキット Type-2 / Neoショートチタンマフラー諸元表
| 製品名(カウルキット) | Z900RS カフェレーサーカウルキット Type-2 |
| 価格(カウルキット) | 401,500円(税込) |
| 素材(カウルキット) | FRP |
| 対象車種(カウルキット) | Kawasaki Z900RS(2018-2025) |
| カラー | 2018火の玉カラー/イエロータイガーカラー/エボニー/シルバーライン/青玉虫カラー/SEイエローボールカラー/50th火の玉カラー/イエローボールエディション/グリーンボールカラー/茶玉虫カラー |
| 備考(カウルキット) | 装着に一部加工が必要。フロントウインカー・ミラーは別途必要 |
| 販売開始日 | 2026年4月6日(月) |
| 販売チャネル | 全国ナップス店舗(一部除く)/ナップスオンラインストア(限定) |
| 製品名(マフラー) | Z900RS Neoショートチタンマフラー UPタイプ(レーシング) |
| 価格(マフラー) | 203,500円(税込) |
| 素材(マフラー) | チタン |
| 対象車種(マフラー) | Kawasaki Z900RS/CAFE(2018-2025) |
| 備考(マフラー) | 触媒・排ガス試験表は付属なし。レーシング用パーツ |
| 販売開始日 | 2026年4月6日(月) |
| 販売チャネル | 全国ナップス店舗(一部除く)/ナップスオンラインストア(限定) |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(カスタム&パーツ)
絶妙な25mmダウン&角落とし! これぞ足つき革命 「ローダウンするとシートが薄くなって速攻でケツが痛くなる……」 そんな従来の常識を覆すのが、今回登場した『快適ローダウンシート』だ。 ノーマル比 約[…]
レプリカブームの始祖が放つ魅力と、夏のガレージで進める愛車リフレッシュ 1980年。排出ガス規制の波により4ストローク全盛となりつつあった時代に、ヤマハが放った水冷2ストロークパラレルツイン、RZ25[…]
2018年の登場から熟成を重ね、電子制御を獲得したZ900RSの魅力 カワサキZ900RSは、名車Z1を彷彿とさせるティアドロップタンクや火の玉カラーなど、往年のスタイルを現代に蘇らせたモデルだ。現行[…]
「絶妙なちょい足し」が効く! 純正の良さを引き立てる EFFEXの真骨頂といえば、車体が本来持つ設計思想を壊さずに「最小にして、最大の効果」を生み出す絶妙なポジション設定。 今回のイージーフィットバー[…]
1. リアビューを一新! スタイリッシュ&安心の保安基準適合 LEDフェンダーレスキット(ナンバー取り付けステー) 野暮ったくなりがちな純正リアフェンダーを取り外し、レーシーで引き締まったスタイルを演[…]
最新の関連記事(Z900RSシリーズ)
2018年の登場から熟成を重ね、電子制御を獲得したZ900RSの魅力 カワサキZ900RSは、名車Z1を彷彿とさせるティアドロップタンクや火の玉カラーなど、往年のスタイルを現代に蘇らせたモデルだ。現行[…]
ルックスは不変、中身は別モノ! 2026年モデルでフルチェンジを受けたZ900RSシリーズの基本モデル的な立ち位置のブラックボールエディション(以下BB)。しかしネーミングからもわかるように“特別カラ[…]
2018 Models 初登場は王道の“火の玉カラー”のキャンディトーンブラウン×キャンディトーンオレンジでホイールのリム&スポークを切削仕上げ、および金×銀ラインの入ったメタリックスパークブラックの[…]
熟成を重ねるZ900RSの魅力と、直列4気筒エンジンが抱えるリスク 2018年の登場以来、大型クラスの人気モデルとして君臨し続けるZ900RS。近年では電子制御スロットルやクイックシフターを獲得し、ス[…]
新たなフラッグシップとして君臨するCB1000Fの魅力 2025年11月に発売した新型CB1000Fは、大排気量直列4気筒エンジンの力強さと、名車CB750Fをモチーフにした流れるようなボディデザイン[…]
人気記事ランキング(全体)
大型の重さと250の非力さに悩むあなたへ贈るスポーツツアラー 普段のツーリングで、愛車の取り回しに苦労したり、高速道路の登り坂や追い越しで「もう少しパワーがほしい」とヤキモキした経験はないだろうか。そ[…]
2027年型Z400はカラーチェンジで大人の色気をまとう カワサキのミドルクラスを牽引するスーパーネイキッド「Z400」に、早くも2027年モデルが登場する。 2026年モデルで採用されていた、グレー[…]
ライダーの「欲しい」を凝縮!5つのハイパー進化ポイント 大ヒット作「WIDE/REST(ワイドレスト)チェア」の進化版となる『WIDE/REST ハイバックチェア』が新発売!バイク乗りのツボを熟知した[…]
Screenshot 真夏のツーリングを終えて帰宅すると、暑さと疲れから「早くバイクをガレージにしまいたい」と思うものです。しかし、走行直後のバイクには虫汚れが付着していたり、発汗によるヘルメットやジ[…]
EVビジネススクーター「ギアレヴ」発売 ヤマハを代表するビジネススクーター「ギア」のDNAを受け継ぐ原付一種EV「ギアレヴ」と「ニュース ギアレヴ」が、先月17日に発売された。ホンダ製着脱式バッテリー[…]
最新の投稿記事(全体)
軽快さや速さを強調しない従順なグランドツアラー ’71年からスズキが発売を開始した、2スト並列3気筒のGTシリーズを語るうえで、好対照の機種としてよく話題に上るのが、同じ時代に販売され、同様のエンジン[…]
7.0リッターV8ツインターボ×軽量カーボンボディ まずは、750馬力を絞り出すエンジンこそサリーンの真骨頂かと。フォード製の巨大な7.0リッターV8エンジンに、ギャレット製のターボをツイン装備。しか[…]
宣伝一流、販売三流で経営が悪化 全日本、そして海外でもモトクロスライダーとして活躍していた吉村太一が、レースを引退してライダーズスポットタイチ(以下アールエスタイチ)を創業したのは1975年のことだ。[…]
激動の物価高を乗り切る「価格据え置き」の価値 世界的なインフレによってあらゆるパーツや原材料が高騰するなか、スズキは2026年8月発売の新型でも、2025年7月18日発売の前年モデルの価格である98万[…]
フルカウルスポーツ『CBR400R FOUR E-Clutch』が目指すものは? 待望の復活を遂げた新型400ccネイキッドCB400 SUPER FOUR E-Clutchと同時に、エンジンや基本骨[…]
- 1
- 2









































