
風を切るバイクの爽快感には憧れるが、二輪免許の取得や転倒のリスクが足枷になっている。かといってクルマをもう一台増やすには、車検や駐車場代など維持費の壁が高すぎる。そんな現代人の悩みを鮮やかに解決する新時代のモビリティが、株式会社カーターから2026年夏に予約開始となる新世代トライク「GOAT180」である。普通AT免許で乗れる手軽さと、圧倒的なコストパフォーマンスがもたらす自由な移動体験を与えてくれる一台だ。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:カーター
バイクとクルマの「良いとこ取り」。維持費の呪縛からの解放
「風を感じて走る楽しさ」と「雨風をしのげる安心感」。その相反する要素を絶妙なバランスで融合させたのが、トライク(3輪車)という乗り物である。
その一種であるGOAT180最大の魅力は、何と言ってもその「維持費の圧倒的な安さ」にある。クルマを所有する際、最大のネックとなるのが数年ごとの高額な車検費用や、毎月の駐車場代(車庫証明)だろう。
しかしGOAT180は道路運送車両法上、側車付二輪に分類される。そのため、車検や車庫証明が一切不要なのだ。税金や保険料などのランニングコストもバイク並みに抑えられるため、「休日のレジャー用にもう一台欲しい」「家族で乗れる足が欲しい」という夢を、家計に負担をかけることなく現実のものにしてくれる。
AT限定免許で乗れる優越感。CVTがもたらすストレスフリーな移動
「バイクとなると、運転時のクラッチ操作が難しそう」と敬遠している方にも朗報だ。GOAT180は普通自動車免許、それもAT限定免許で運転できる。
なぜなら、スクーターと同様のCVT(自動無段変速機)を採用しているからだ。煩わしいクラッチ操作やシフトチェンジから完全に解放され、アクセルを操作するだけで滑らかに加速していく。ストップ&ゴーの多い市街地や渋滞路でも、手足が疲労で悲鳴を上げることはない。
180ccの余裕と14Lタンクが拓く、自由な週末ツーリング
手軽なだけではなく、走りも実用的。心臓部にはWUYANG製の180cc水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒エンジンを搭載している。最高出力約18馬力を発揮するこのエンジンは、側車付二輪登録時に可能な最大定員である3名乗車時や急な上り坂でも、もたつくことなくスムーズに車体を押し出してくれる。
さらに、約14Lという大容量燃料タンクを備えている点も見逃せない。休日のロングツーリングでも給油回数を最小限に抑えられ、運転者はガソリンスタンド探しに奔走することなく、目の前の景色と思い出づくりにのみ集中することができるだろう。
会話が弾む静粛性。シャフトドライブが叶える上質な乗車空間
GOAT180は、同乗する「人」への配慮も抜かりない。駆動方式には、従来のプロペラシャフトを介さず、エンジンから直接ドライブシャフトへと動力を伝える独自構造を採用している。これにより、走行中の不快なメカニカルノイズが劇的に低減された。
加えて、エンジンそのものをリアシート下部に配置することで、キャビン内の静粛性をさらに高めている。後部座席に家族や友人を乗せている際、エンジンの爆音で声をあまりかき消されることなく、ドライブ中の会話を楽しむことができるのだ。
「Greatest Of All Time(史上最高)」の頭文字を冠したGOAT180。その名に恥じない快適性と走る喜びが、99万円(税込)という価格で手に入る。2026年夏の予約開始が待ち遠しい、注目の1台だ。
APTRIKES GOAT180 SPECS
| 全長 / 全幅 / 全高 | 2,300mm / 1,100mm / 1,700mm |
| 車両重量 | 300kg |
| 乗車定員 | 最大3名 |
| 必要免許 | 普通自動車免許 |
| エンジンモデル | WUYANG製 180cc 水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒 |
| 排気量 | 180.4cc |
| 最高出力 | 13.2kW (17.95PS) / 8,250r.p.m |
| 最大トルク | 16.9N・m (1.72kgf・m) / 6,500r.p.m |
| 変速機 | CVT (自動無段変速機) |
| 燃料タンク容量 | 約14L (無鉛レギュラーガソリン) |
| 価格(税込) | 990,000円 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(新型バイク(日本車/国産車))
アッパーまでライムグリーンに染まったニューグラフィック VERSYS 650は、オンロード性能に主軸を置きつつ、多様な路面状況の変化にも対応できる走破性を備えたカワサキのミドルクラス・マルチパーパスだ[…]
不等間隔爆発とスロットルシンクロが生み出す極限のリニアトルク YZF-R1は、1998年に欧州仕様の販売を開始して以来、スーパースポーツカテゴリーを牽引してきたヤマハモーターサイクルのフラッグシップモ[…]
乾燥重量127kgを実現したクロモリフレームとアルミスイングアームの肉体 水冷4サイクル単気筒エンジンがもたらす21.5kWの推進力と本格的な排気系 心臓部には、総排気量249ccの水冷4ストローク単[…]
凄みをまとう4気筒ネイキッド!2027年型「Z900」シリーズ カワサキのスーパーネイキッド「Z900」および「Z900 SE」に、モデルイヤー2027年となる最新仕様が登場した。発売予定日は2026[…]
スタンダードは青玉虫と108万円台の価格を完全に据え置き継続 昨今の物価高により、新車二輪車の価格上昇が常態化するなか、カワサキが2027年モデルの「Z650RS」スタンダードモデル(メタリックオーシ[…]
最新の関連記事(トライク)
従来の2気筒から新設計3気筒へ!劇的進化を遂げた新型「Ryker」 BRPジャパンが国内に展開するカンナムシリーズの中で、よりカジュアルに3輪アドベンチャーを楽しめるモデルとして支持されてきた「Ryk[…]
一度味わうとクセになる高揚感、トライグライドウルトラをレンタル 大排気量Vツインを心臓部にするハーレーに、長年憧れを抱いてきた。しかし、大型二輪免許が必要で、自分はクルマの免許しか持っていない。あるい[…]
【第1位:太陽光だけで走る次世代三輪EV】 堂々の1位を獲得したのは、ルーフに高効率ソーラーパネルを装備した日本発の三輪ソーラーEV「スリールオータ」だ。車検不要の手軽さながら、太陽光だけで最大40k[…]
クルマでもバイクでもない!街中をスイスイ駆ける超コンパクトEV スマートに、スタイリッシュに街を駆け抜ける。 そんな都市型モビリティの未来を現実のものとしたひとつの答えが、今回オートバックスで受注が始[…]
免許返納と物流危機の狭間で起きたヒットのホンネ 運転免許を返納した途端、移動手段を奪われて引きこもりがちになる…そんなシニア世代の課題と家族の葛藤は、いまや日常の風景だ。また物流業界では、人手不足によ[…]
人気記事ランキング(全体)
サビて固着したネジやナメて外せなくなったネジを簡単に外せる デイトナから発売されている「バイク用ショックドライバーセット(品番:95392)」は、錆びついて固着したボルトや、ネジ緩み止め剤が塗布された[…]
従来の2気筒から新設計3気筒へ!劇的進化を遂げた新型「Ryker」 BRPジャパンが国内に展開するカンナムシリーズの中で、よりカジュアルに3輪アドベンチャーを楽しめるモデルとして支持されてきた「Ryk[…]
ザガートの名がつくだけで売れ行きがまったく違う とにかく、アストンマーチンが100周年にかけた情熱はすさまじいもので、DBS GTザガートとDB4 GT ザガートのセット販売をはじめ、ハイパーカーと呼[…]
欧州での人気を背景により本格的なオフロードモデルに進化 2025年にフルモデルチェンジを行ったキャバレロラリー500最大のトピックは、従来モデルから大幅な見直しが図られた車体構成にある。これまでのラリ[…]
ワークマン最大のカジュアルショップがイオンモール川口に誕生!! Workman Colors(ワークマンカラーズ)はワークマンが展開する多数のウエアやグッズのなかで、従来のメイン商材だった作業着(ワー[…]
最新の投稿記事(全体)
全ラインナップ試乗可能! アパレルやカスタムパーツも充実 最大の注目ポイントは、国内で展開される全取扱い車種の試乗車が常備されている点だ。スポーツ、ネイキッド、アドベンチャー、クルーザー、スクーターま[…]
XSR155&Z900RS SE用 純正のボテッとした大型リアフェンダーを削ぎ落とし、リフレクターやLEDライセンスランプまでセットにしたオールインワン仕様。追加パーツ不要のボルトオン設計で、届いたそ[…]
荒野を駆け抜けた友情と青春!『機甲創世記モスピーダ』が放つタイムレスな魅力 1983年10月から1984年3月まで全25話が放送されたタツノコプロ制作のTVアニメ『機甲創世記モスピーダ』。謎の宇宙生命[…]
+35馬力のために、ハードウェアを全替えするポルシェの執念 3.6リッターの水平対向6気筒ツインターボ、いわゆるレンシュポルトの血筋「メッツガーユニット」を搭載し、415馬力を発揮。これだけでも当時の[…]
「プロジェクトBIG-1」が生んだ400ccネイキッドの基準「CB400SF」 1992年4月、ホンダは「新しい時代にふさわしいホンダのロードスポーツモデルはどうあるべきか」を追求した「プロジェクトB[…]
- 1
- 2





































