
ヤマハ初の“ 新基準原付”JOG ONEが3月19日から発売される。JOG125をベースに最高出力を4.0kW以下に抑えたもので、今回国内最速試乗を行ったが、50cc車よりも出足の速さや安定感にアドバンテージが感じられた。さっそく詳しく紹介していこう!
●文:谷田貝洋暁(ヤングマシン編集部) ●写真:楠堂亜希
既に5000台の受注が入った
“新基準原付”JOG ONE
エンジン排気量が125ccでも、最高出力が4.0kW(5.4ps)以下に抑えられていれば原付免許で乗ることができる…というのが“新基準原付” の概要。
JOG ONEに乗ってびっくりしたのは、兎にも角にも“出足が速い”こと。
乗る前は125ccクラスの重めの車体にパワーダウンしたエンジンでは走らないんじゃ?
なんて思っていたのだが、もともとパワーに余裕ある125ccエンジンの最高出力を抑えたところで、低回転側のトルクにほぼ影響はないのだろう。“ほぼ125ccクラス”と言っていい加速なのだ。
しかも中間速の伸びもよく…というか良すぎて、気を抜いていると軽々と30km/hを超過。
こいつはメーターやスピードインジケーターに注意して乗らないと、すぐ免許がなくなりそうだ!
主要諸元■軸距1205 シート高735(各mm) 車重95kg ■空冷4スト単気筒SOHC2バルブ 124cc 4.8ps/5750rpm 0.79kg-m/3000rpm CVT無段変速 燃料タンク容量4.0L■タイヤサイズF=90/90-10 R=90/90-10 ■価格:25万9600円
エンジンパワーは扱いやすい。混雑した場所での歩くような速度も出しやすく、車格が大きいおかげで極上低速でも挙動が安定している。
車格は125ccクラスなので安心して寝かせ込めるような安定感がある。50ccにありがちなフラつき感がないのがいい。
足着きとスタイリング【ヤマハJOG ONE】
シート高は735mm。さすがに50ccJOG のようなコンパクトさはないが、それでも踵べったりで、さらに膝の曲がりにも余裕が出る足着きの良さだ。
車格に関しては125㏄のJOG125 に準拠。
シート高が735mmなのも一緒なら、軸間距離や車両重量も一緒。
価格はJOG125より7700 円安く、JOGより7 万8100 円高い。
各部のディテールを徹底チェック【ヤマハJOG ONE】
スイッチはスターターにウインカー、ディマ、ホーン。計器も速度と積算、燃料、警告灯とシンプルで扱いやすい。
タイヤは前後10インチで軸間距離は1205mm。最小回転半径は1.9mで50ccJOGより0.1m大きい。
キーシャッタ付きの鍵穴が右で左に給油口。中央にはコンビニフックとその下に小物入れ。OPでUSBソケットも。
跨ぎやすいフルラットタイプのフロアボード。50ccJOG より広く、足が起きやすいうえに鞄などの荷物も置きやすい。
容量21.3ℓのシート下には小ぶりなジェットヘルメットが収まる。シートヒンジ部左右にはヘルメットホルダー。
排気量125ccのまま最高出力を8.3ps→4.8psに抑えているが、低速トルクは潤沢で出足が妙に早い!
JOG125との外観の大きな違いはデザイン的にシングル化された専用シート。もちろんタンデムステップもない。
新基準原付は原付一種扱いなのでナンバーはピンクではなく白。識別のための三角マークやフロントの帯もない。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(試乗インプレッション/テスト)
新たなGSの扉を開く、完全新設計の「F450GS」誕生 アドベンチャーバイクの代名詞、BMWのGSシリーズにまた新たな仲間が登場した。その名もF450GS。排気量は420ccで最高出力48psは欧州だ[…]
スズキSV650 ABS試乗レビュー この記事では、惜しまれつつ生産終了となったスズキのVツインミドルネイキッド、SV650について紹介する。1999年の初代SV650、2003年の2代目SV650、[…]
そもそもBMWのオートマチック機構の“ASA”とはなんぞや!? BMW初の二輪用AT機構がオートメイテッド・シフト・アシスタント(以下:ASA)だ。電子制御化されたクラッチユニット&ギヤ変速ユ[…]
十分な機動力を備えるけどちょこまかしすぎない走り 我が家には以前から、原付二種クラスのスズキ・アドレスがあります。これは基本的に母の愛車。身長148.5cmの小柄な体格なので、2スト時代のアドレスV1[…]
誕生当時は出張修理用マシンだった⁉ トライクの歴史を紐解けば、当初は修理工具を積んだ移動サービスカー「サービカー」にたどり着きますが、これは1930年代のオールドファッション。近代的なモデルは、200[…]
最新の関連記事(ヤマハ [YAMAHA])
ヤマハが下した決断。大型モデルは「YSP」専売へ ヤマハ発動機販売が発表した2027年1月からの新販売体制において、最もライダーに大きな影響を与えるのが「取扱モデルの排気量による明確な区分け」である。[…]
ヤマハポッケをレストア中 ヤマハの小さなレジャーバイク「ポッケ」のレストアが進行中です。 元の状態は、まぁ控えめに言って半分“鉄くず状態”。詳しい様子はYouTubeで見ていただくとして、とにかく最初[…]
国産スクーターの復権 スーパーカブのようなビジネスバイクが主流であった50ccクラスに、ホンダが送り出したロードパルは「女性でも手軽に乗れるお買い物バイク」として新たな市場を開拓。これに対抗し、ヤマハ[…]
最新技術を詰め込み走りを極めた新世代スポーツネイキッドMT-09 2024年のモデルチェンジにより、ハンドルやステップ位置が見直され、よりスポーツネイキッドらしいライディングポジションを獲得したMT-[…]
単なる足代わりで終わらない。シグナスXが誇る「本気」の走り ただのスクーターと侮るなかれ。シグナスXの根底に流れているのは、紛れもないヤマハのレーシングDNAだ。心臓部にはVVA(可変バルブ機構)を採[…]
人気記事ランキング(全体)
耐荷重80kg! 美しいデザインで大人も子供も楽しめる EVEREST XING emoveは、次世代型モビリティを展開する株式会社Acalieのハイスペックブランド「EVEREST XING」からリ[…]
プロの世界を身近に。ニュートラルが「1速の下」にある衝撃 新型パニガーレV4 Rは、「ドゥカティ・レーシング・ギアボックス(DRG)」を採用した初めての公道モデル。ニュートラルを1速と2速の間ではなく[…]
僕のCB1000Fは店の中央で待っていた 去る2025年11月14日。僕はヘルメットやグローブ、ジャケットなどライディングウェア一式を担いで電車に乗っていた…。なぜかって? そう! なぜならその日は待[…]
ヤマハが下した決断。大型モデルは「YSP」専売へ ヤマハ発動機販売が発表した2027年1月からの新販売体制において、最もライダーに大きな影響を与えるのが「取扱モデルの排気量による明確な区分け」である。[…]
混迷するカウンタック界隈に登場した短命モデル 大多数のクルマ好きがスーパーカーの原点としているランボルギーニ・カウンタック。中にはフェラーリ512BBやミウラの名を上げる方もいることでしょうが、やはり[…]
最新の投稿記事(全体)
削ぎ落とされた機能美! 積載の相棒に最適な「iペグハンマー NAGURI」 キャンプツーリングで地味にかさばるのが「ペグハンマー」だ。ヘッドの出っ張りがシートバッグの中で他のギアを傷つけたり、無駄なス[…]
ポップオーバーを求めて…!マイケルジャクソンの歌とともにゆったり下道。 最近、ポップオーバーと言う、おしゃれなパンにハマりまして。 (ポップオーバーとは、外側はサクサク、中はもちもち食感。[…]
トライバル模様にサソリをあしらったニューグラフィック登場 『SHUMA SKALION(シューマ スカリオン)』は、サソリ(スコーピオン)をモチーフとしてトライバル模様(先住民の伝統にルーツを持つ模様[…]
読み札を開けば、あの「スズキイズム」が100%全開! 「かるた」と聞いて侮るなかれ。収録されているのは、スズキを世界的メーカーへと押し上げた修さんの血と汗とユーモアが詰まったリアルな言葉たちだ。 「ど[…]
注目①:ドゥカティ史上最軽量!新開発「890cc V2」の実力 今回最大のトピックは、心臓部にピットインした新開発の890cc・90° V2エンジンだ。 最高出力:111ps / 9,000rpm 最[…]
- 1
- 2




















































