
現代のバイクシーンにおいて、不動の人気車種として君臨し続けるカワサキZ900RS。その楽しみ方は走るだけにとどまらず、往年の名車Z1を彷彿とさせるスタイリングをさらに自分好みに染め上げる「カスタム」も外せない。一番手軽な灯火類の交換もいいが、意外な落とし穴が存在する。ウインカーを交換・移設したあとに残る「純正取り付け穴」の処理だ。そんな細部の違和感を解消するお役立ちパーツがポッシュフェイスから登場した。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:ポッシュフェイス
不動の人気を誇るZ900RSという“素材”
本題のパーツに入る前に、まずは装着対象となるZ900RSという傑作について振り返っておこう。2017年の東京モーターショーで世界初公開され、同年12月に発売されたZ900RSは、カワサキの伝説的名車「Z1(900 Super 4)」へのオマージュとして誕生した。
その魅力は、単なる懐古趣味にとどまらない。水冷並列4気筒948ccエンジンが生み出す111psのパワーと、現代的なサスペンションやブレーキシステムによる高次元な走りは、ベテランライダーをも唸らせる完成度だ。
ネオクラシックというジャンルを日本に定着させ、大型二輪の販売台数ランキングで連覇を続けるなど、その勢いは発売から8年以上が経過した今も衰えを知らない。
特筆すべきは、毎年展開されるカラーリングの変遷だ。初代の「火の玉(キャンディトーンブラウン×キャンディトーンオレンジ)」に始まり、2020年モデルでの「イエロータイガー(キャンディトーングリーン)」、そして2021年モデルにおけるゼファーシリーズを彷彿とさせるブラック×シルバーのグラフィックなど、カワサキの歴史を彩った名車たちの魂を現代に蘇らせ続けている。
2025年モデルでは往年の「茶玉虫」を想起させるキャンディトーンレッドが設定されるなど、そのバリエーションは広がり続けている。こうした背景も相まって、愛車のカラーリングや歴史的背景に合わせてカスタムするといった楽しみ方もできるのだ。
2018年モデル:Z1/Z2モチーフ 発売は2017年12月1日。モチーフとなったZ1・Z2は、ショートピッチの燃料タンク形状とオレンジの塗色から「火の玉オレンジ」と呼ばれたカラーリング。これが伝説の[…]
ウインカー交換時に直面する「穴」問題
Z900RSのカスタムにおいて、マフラーやフェンダーレスキットと並んで人気なのがウインカーの小型化や移設だ。ネオクラシックスタイルには、小ぶりなウインカーやシーケンシャルタイプがよく似合う。しかし、ここで問題となるのが純正ウインカーを取り外した後に残る取り付け穴である。
汎用のウインカーに交換したり、取り付け位置を移設したりした場合、元の取り付け穴がぽっかりと口を開けてしまうのだ。どれほど高価なパーツで車体を飾っても、不要な穴がそのままになっていては、全体の質感が損なわれてしまう。まさに「画竜点睛を欠く」状態だ。
質感と機能性を両立したポッシュフェイスの回答
こうしたZ900RSオーナーのニッチだが切実な悩みに応えるのが、ポッシュフェイスから新たにリリースされた「ビレット ウインカー穴埋めKIT」である。スモールタイプのウインカー等を他の場所へ移設した際に、ぽっかりと開いてしまう純正ウインカー穴を塞ぐための専用アイテムだ。
特筆すべきは、その固定方法だ。単に穴を塞ぐプレートというだけでなく、付属のボルトには「M10 極低頭ステンレスブラックボルト」を採用している。
ヘッド部分が極めて低いボルトを使用することで、装着時の出っ張りを最小限に抑え、車体との一体感を向上させているというわけだ。カスタムのバランスを崩さず、スマートなドレスアップ効果を狙う同社の設計思想が見て取れる。
適合車種とカラーラインナップ
ちなみに適合は、Z900RSおよびZ900RS CAFEの2018年モデルから2025年モデルまでだ。さらに、生産終了後も根強い人気を誇るZRX1200DAEG(2009~2016年モデル)にも適合する点は、ダエグオーナーにとっても朗報だろう。カラーバリエーションは、カスタムの方向性に合わせて選べる3色展開で、価格はいずれも7040円(税込)だ。
ビレット ウインカー穴埋めKIT製品概要
- 適合車種:Z900RS / CAFE(’18~’25)、ZRX1200DAEG(’09~’16)
- 価格:7040円(税込)
- カラー:BLACK、GOLD、TITAN
GOLD(ゴールド): 足まわりのアクセントや、イエローボール/タイガーカラーとの相性が良さそうだ
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(Z900RSシリーズ)
ミリ単位の取付位置設定でタンクからテールまで一本線を通すカウルキット 「究極のライダーのために」をコンセプトに世界の二輪パーツメーカーと共同で逸品を開発するというNaps Sportsの方針に沿い、今[…]
熟成の域に達したZ900RSの魅力をさらに引き立てるリアビュー構築 2026年モデルとして発表された新型Z900RSは、電子制御スロットル(ETV)やボッシュ製IMUを獲得し、最高出力は従来の111p[…]
カワサキ伝統「Z」の血脈を受け継ぐ人気モデル・Z900RSの3兄弟が揃い踏み! まず注目したのはZ900RS。1970年代に一世を風靡したカワサキの名車・Z1/Z2。いわずもがな、そのシルエットを21[…]
往年の名車「Z1」を彷彿とさせる、美しきティアドロップタンクと丸目ヘッドライト バイクに興味を持ったのなら、一度はこのシルエットを目にしたことがあるだろう。Z900RSの最大の魅力は、なんといっても1[…]
電子制御と5psアップで走りを磨いた最新Z900RS カワサキZ900RSは、最高出力111ps/8500rpmを発揮する水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ、948ccエンジンを搭載したネオク[…]
人気記事ランキング(全体)
ワゴンRはイギリスでもバカ売れだった その名もずばりアルケミスト(Alchemist=錬金術師)」と名付けられたカスタムカーは、1998年式のスズキ・ワゴンR。ご存じの通り、スズキが誇る歴史的ヒットモ[…]
フレディ・スペンサーが再び来日、天才の膝すりは健在だ! 5回目となるCBファンミーティング2026が開催された。来場者は700組以上、CBだけで600台以上が集まったという。袖ヶ浦マルッと耐久レース形[…]
クルーザースタイルが特徴的なBMW Motorrad R 12 BMW MotorradのR 12で特徴的なのは、誰がみても高級車と直感的にわかるスタイリングと細部の作り込みだ。今回の試乗車がスタンダ[…]
軽くて足つき抜群の相棒バイク 「バイクに乗りたいけれど、重くて取り回しが不安」「ちょっとコンビニに行くのに大型バイクを出すのは面倒」。そんな不満を感じたことはないだろうか。重いバイクは所有感を満たして[…]
見せかけの安さを追求しない、最初から「全部乗せ」の潔さ 昨今のミドルクラススポーツを見渡すと、カタログの車両価格こそ安く見えるものの、いざ買おうとすると違和感に気づく。「クイックシフターは別売り」「高[…]
最新の投稿記事(全体)
スペンサーの世界GPでの大活躍がAMAレースの注目度を高めた 旧くからのバイクファンなら、だれもが“ファスト・フレディ”の愛称を知っているだろう。1983年に世界GP500でチャンピオンに輝き「彗星の[…]
雑味のないクリアな鼓動感は同じ! デビューから約5年経っても色褪せないエンジンの心地よさ シンプルで親しみやすいロードスポーツ系として、ʼ21年春にデビューしたのがGB350シリーズ。ʼ24年秋にはG[…]
論より証拠! 試して実感その効果!! カーワックスやボディシャンプーをはじめ、幅広いカー&バイクケアアイテムを展開してきた老舗ブランド「シュアラスター」。美しい仕上がりを実現するケミカルで知られる同社[…]
ファッショナブルスクーター・VinoのポストはFazzioが引き継ぐ!? 排出ガス規制の強化により2025年11月で50cc原付バイクの国内生産が終了。ジョグやビーノといったヤマハの50ccスクーター[…]
似て非なる運動性と汎用性 近年のミシュランで、僕が最も好感を抱いているのはスポーツツーリングラジアルのロード6である。耐久性や万能性を重視しつつも、ロード6は侮りがたい運動性を備えていて、正直言ってこ[…]
- 1
- 2




































