
43年という長きにわたり、ヤマハの看板を背負い続けたSR400。その歴史は「変わらないこと」の歴史であるが、カラーリングに関しては、時代の空気を取り込みながら多彩な変遷を遂げてきた。歴代SR400のカラーバリエーションを、系統ごとに分類して紹介。この記事ではサンバースト(ぼかし塗装)系統について、年式ごとの特徴を交えてお伝えする。職人の手作業による「ぼかし塗装」。ギター作りをルーツに持つヤマハならではの塗装であり、SRのプレミアムモデルの代名詞だ。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:ヤマハ発動機
〈1984年10月〉SR400LTD[34F]:SR7周年記念モデル
SRの発売7周年記念モデルとして、400のみ1000台限定で発売。現在では、SR限定モデルの定番ともいえるグラデーションのぼかし塗装“サンバースト”を初めて採用。同じルーツのヤマハ株式会社のギターに通じるペイントは大人気を博した。また1960年代半ばに姿を消した“音叉マーク”を復活させたのも、このモデルだ。
【1984 YAMAHA SR400LTD[34F]】●発売当時価格:39万8000円 ※写真の車体色はスーパーレッド×ヤマハブラック
〈1995年8月〉SR400S[3HT7]:サンバーストが再登場
人気を博した1984年のSR7周年モデルの再来といえる“サンバースト”を施した限定車(400のみ2000台)が登場。深いグリーンとブラックのぼかし塗装はすべて手作業で、熟練した職人でも1日20台しか生産できない。多重クリアのミラクリエイト塗装も施され、さらなる深い艶がプレミアム性をアップさせていた。
【1995 YAMAHA SR400S[3HT7]】●発売当時価格:43万9000円 ※写真の車体色はヤマハブラック
〈2003年4月〉SR400[3HTH]:SR25thアニバーサリー
誕生から25年を記念した500台限定モデルが登場。タンクは伝統のサンバーストで真鍮製の音叉マークが奢られ、左右エンジンカバー類は8工程ものバフがけが施された。カウルレスのシートはタックロールのツートーン。専用パネルのメーターに、アルミ削り出しの専用ハンドルクランプにシリアルプレートを装備するなど、26カ所にも及ぶ変更がなされた。
【2003 YAMAHA SR400 25TH ANNIVERSARY LIMITED EDITION[3HTH]】●発売当時価格:55万円 ※写真の車体色はミヤビマルーン
〈2008年7月〉SR400[3HTS]:SR30thアニバーサリー
SR登場30周年を記念する500台限定車が登場。グリーン系のぼかし塗装で、サンバースト初のダブルストライプ仕様だった。カウルレスのシートはタックロールのツートーンで、エンジンカバーなど各部を丁寧にバフ仕上げ。専用メーターやブラックキャリパーなどを装備。キャブレター車における、最後の限定車となった。
【2008 YAMAHA SR400 30TH ANNIVERSARY LIMITED EDITION[3HTP]】●発売当時価格:60万9000円(消費税5%含む) ※写真の車体色はベリーダークグリーンメタリック1
〈2018年11月〉SR400[B9F1]:40歳を迎え、なお進化したアニバ
SR40周年記念モデルは500台限定生産だった。おなじみのサンバーストは、深いオレンジ系のぼかし塗装で、ダブルストライプ仕様。専用シートは本革調のブラウン。ホイールのリムはゴールドで、白文字盤のスピードメーターにも記念ロゴが入っていた。燃料タンクの真鍮製の音叉マークに加え、サイドカバーの専用エンブレムも電鋳工法によるエッジの利いた金属製だった。
【2019 YAMAHA SR400 40TH ANNIVERSARY EDITION[B9F3]】●発売当時価格:69万1200円(消費税8%含む) ※写真の車体色はベリーダークオレンジメタリック1
〈2021年3月〉SR400[B9F5]:ファイナルエディションリミテッド
限定1000台の「リミテッド」は専用装備が満載だった。特にサンバースト塗装は、過去に5回も限定車に採用されたことのある、まさにSRのラストにふさわしいグラフィックといえた。なおこのリミテッドは、YZF-R1やテネレ700と同様にエクスクルーシブモデルとして、YSP店(リニューアル中の店舗含む)とアドバンスディーラーにて専売された。
【’21 YAMAHA SR400 FINAL EDITION LIMITED [B9F5]】■全長2085 全幅750 全高1100 軸距1410 シート高790(各mm) 車重175kg(装備) ■空冷4スト単気筒SOHC2バルブ 399cc 24ps/6500rpm 2.9kg-m/3000rpm 変速機5段 燃料タンク容量12L ■タイヤサイズF=90/100-18 R=110/90-18 ●色:ヤマハブラック ●発売当時価格:74万8000円(消費税10%)
YAMAHA SR400最新相場情報
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(名車/旧車/絶版車 | ヤマハ [YAMAHA])
くんかくんか……木の箱はジャパンの匂いがするぜぇ~! アッハハー! エンジンの上に蛇が巣を作ってたみたいだぞ! いや、ネズミっぽいぞ……? 41年も箱入り(動画公開時)になっていた新車のヤマハSR50[…]
〈2000年2月〉SR400[3HTB]:最終ドラムブレーキモデル ドラムブレーキの最終モデルだ。1999年のブラックゴールドは継続。ダークパープリッシュレッドカクテル3が廃止され、グロリアスマキシブ[…]
国内4メーカーが公道トライアル車をラインナップ 今回は超スリム&シンプルメカの塊。日本のトライアル黎明期のヒーローとなった2台のバイクTLとTYのお話です。 トライアルは岩、砂、ぬかるみ、急斜面など自[…]
唯一の2気筒、GPマシン譲りの高回転高出力! ヤマハは1965年、90ccに何と2気筒エンジンを搭載したAT90をリリース。 このまさかの2気筒投入に他メーカーからの追随はないままに過ぎていった。 3[…]
〈1988年8月〉SR400[3HT1]/500[3GW1]:負圧式キャブ採用 負圧式BSTキャブレターに変更して始動性や加速性を向上。カムシャフトも変更して、扱いやすさを高めた。エアボックスの容量ア[…]
最新の関連記事(SR400)
〈2000年2月〉SR400[3HTB]:最終ドラムブレーキモデル ドラムブレーキの最終モデルだ。1999年のブラックゴールドは継続。ダークパープリッシュレッドカクテル3が廃止され、グロリアスマキシブ[…]
〈1988年8月〉SR400[3HT1]/500[3GW1]:負圧式キャブ採用 負圧式BSTキャブレターに変更して始動性や加速性を向上。カムシャフトも変更して、扱いやすさを高めた。エアボックスの容量ア[…]
〈1983年3月〉SR400[34F]/500[34A]:STDもスポークホイール化 標準モデルもスポークにマイナーチェンジ。新設計のピストンリングやバルブ、オイルライン等も見直して耐久性を高め、セミ[…]
〈1978年3月〉SR400[2H6]/500[2J3]:ロードスポーツの原点 1976年に発売したオフロードモデルのXT500のエンジンとフレームをベースに、トラディショナルなロードスポーツとして登[…]
〈1978年3月〉SR400[2H6]/500[2J3]:ロードスポーツの原点 1976年に発売したオフロードモデルのXT500のエンジンとフレームをベースに、トラディショナルなロードスポーツとして登[…]
人気記事ランキング(全体)
GORILLAタンクと専用シートがついに販売開始! 2025年の7月に紹介されたGORILLA 125(ゴリラ125)が外装セットとして「8ft weekend」から販売スタート! 当時はプロトタイプ[…]
スペンサーカラーと同じパターンで3色をラインナップ ホンダが昨秋の重慶モーターサイクルショーで発表した、新型4気筒エンジン搭載モデル「CB500 SUPER FOUR」。既報の通り商標が出願されていた[…]
台湾生産「BW’S」の北米モデルが「ZUMA 125」だ ZUMA 125は、台湾で販売中のSUVスクーター「BW’S」の北米版。VVA(可変バルブ機構)を採用した『ブルーコア』エンジンは燃料消費率1[…]
ニューカラーは日本に導入されるのかされないのか? ホンダはタイで、新型「C125(和名:スーパーカブC125)」を発表。クラシックウイングシリーズと呼ばれる横型シリンダー125ccシリーズを専売する“[…]
126~250ccスクーターは16歳から取得可能な“AT限定普通二輪免許”で運転できる 250ccクラス(軽二輪)のスクーターを運転できるのは「AT限定普通二輪免許」もしくは「普通二輪免許」以上だ。 […]
最新の投稿記事(全体)
Screenshot 対前年比で+7.8% 250cc超の市場において前年比+7.8%という驚異的な伸びを見せ、シェアを確実に奪取。しかもこの数字、人気の電動モデル「CE 04」や「CE 02」を含ま[…]
論より証拠! 試して実感その効果!! クルマやバイクの世界には、“目に見えない部分で差がつく”要素がいくつも存在します。エンジン内部の燃焼状態や燃料の流れ方、そして長い時間をかけて蓄積されていく“わず[…]
伝説の「OW-02」を彷彿とさせるヘリテージカラー 70周年記念カラーは、1999年に登場したレース専用ホモロゲーションモデル「YZF-R7(OW-02)」がモチーフとなっている。 白と赤を基調とした[…]
「ハケで塗るサビ落とし」を使ってみた正直レポート サビとの戦い。バイクに乗っている限り、これはもう避けて通れない宿命ですよね。ましてやレストアともなると、錆との闘いが延々と続く…そう言っても過言ではあ[…]
〈1984年10月〉SR400LTD[34F]:SR7周年記念モデル SRの発売7周年記念モデルとして、400のみ1000台限定で発売。現在では、SR限定モデルの定番ともいえるグラデーションのぼかし塗[…]
- 1
- 2








































