
プジョー・モトシクルがEICMA2025で発表した「プルシオンEVO 125」は、都市部での機敏な走りと、郊外へのクルージングを高い次元で両立させた新型コンパクトGTスクーターだ。クールなデザインにクラスを超えた実用性を凝縮している。125ccクラスながら余裕のある走行性能と高い利便性を備え、コミューターの枠を超えた存在感を放つ1台だ。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:プジョー・モトシクル
クラス最高レベルの航続距離と快足性能を両立
プルシオンEVO 125の心臓部には、最高出力13.2hp(9.9kW)、最大トルク12Nmを発生する125cc水冷単気筒エンジンが搭載されている。最高速度は115km/hを達成。都市部でのストップ&ゴーはもちろん、流れの速い幹線道路や郊外の走行においても、余裕を持って交通の流れをリードすることが可能なスペックだ。
特筆すべきは、11.1Lの燃料タンクと高い燃費性能が生み出す航続距離の長さである。一度の満タンで最大440kmもの航続距離を実現しており、給油の頻度を抑えるだけでなく、週末のロングツーリングにも十分対応できるほどなのだ。
14インチの大径ホイールと充実の足まわり
安定した走行を支える足まわりも抜かりない。フロントには37mm径の正立フォークを採用し、リアにはデュアルショックアブソーバーを装備。ホイールサイズはフロント14インチ、リア13インチという組み合わせで、ワイドタイヤを装着することにより、ドライ・ウェットを問わず高いグリップ性能と直進安定性を確保している。
ブレーキシステムには2チャンネルABSを標準装備。不意の状況下でも確実な制動力を発揮する。こうした高剛性な足まわりと先進の安全装備により、ソロライディングだけでなく、タンデム走行時でも自信を持ってマシンを操ることができる。
ヘルメット2個を飲み込む圧倒的な収納力
スクーターとしての利便性を最大に高めているのが、シート下に用意された45Lの巨大な収納スペースだ。ここにはフルフェイスヘルメット1個とジェットヘルメット1個を同時に収納することが可能。同クラスで国産でも随一のシート下収納を誇るスズキ リード125でも37Lなので、スペースの余裕具合が想像できるだろう。
デザイン面では、プジョーのアイデンティティである「ライオンの爪」をモチーフにしたライトシグネチャーを採用。エッジの効いたタイトなシルエットとエレガントなラインを融合させることで、都市の景観に溶け込みつつも、一目でプジョーとわかる個性を主張している。
ライフスタイルに合わせた2つのバリエーション
プルシオンEVOは、ライダーの用途に合わせて2つの仕様が展開される。スタンダードな「EVO」は、よりダイナミックな走りとスタイルを重視したモデル。一方の2026年第1四半期に登場予定の「EVO Urban」は、日常の利便性をさらに高めた仕様となっている。こちらは標準で35Lのトップケースとハイウインドシールドを装備しており、防風性能の向上とさらなる積載スペースの拡大が図られている。
欧州市場では4年間または60000kmという長期保証が付帯されるなど、製品への自信がうかがえる。日本市場への導入が待たれるモデルのひとつだ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(プジョー)
プジョー ツイート125GT 概要 [◯] 空冷ながら力強い走り。段差でふられにくいぞ フロントホイール径が16インチでフラットなフロアボードを採用する車種が、一般的にハイホイールスクーターと呼ばれる[…]
動画はコチラ→欧州ならではの実用スクーター! プジョー ツイート125GT 試乗インプレッション[…]
プジョーモトシクルのオフロードGTスクーターとアーバンネイキッドが東京モーターサイクルショーで初公開 プジョーというとクルマのイメージが強いメーカーだが、1898年には第1回パリモーターショーでエンジ[…]
ボルドーレッドのシートが目印 フランスワインの名産地であるボルドーの赤ワインをイメージした専用カラーのシートを装備し、ショートスクリーンを追加した特別仕様の「ジャンゴ125/150 ABS ボルドーエ[…]
ジャンゴのモチーフは1950年代の「プジョーS55」 現存する世界最古のモーターサイクルブランド・プジョーモトシクル。その歴史と伝統を受け継ぎながらも、現代的な性能と装備を持つネオレトロスクーターが「[…]
最新の関連記事(新型原付二種 [51〜125cc])
ヤマハのレトロハイブリッドスクーター「ファツィオ」 ヤマハが国内でも正式にラインナップして展開している「ファツィオ(Fazzio)」は、レトロモダンとストリートカルチャーを高度に融合させた原付二種クラ[…]
鳥の翼から紡がれる伝統のS字シルエットと現代機能のスマートな統合 いわずと知れた日本を代表し、世界で愛される名車スーパーカブ。そのプレミアムモデルであり、長兄となるのが125ccエンジンを積んだC12[…]
CB750フォアのイメージをモンキー125へ融合 タイのミニバイク市場において、圧倒的な人気と個性を放ち続けるモンキー125。その愛らしいフォルムと、軽快な走りは世界中で人気だ。 今回紹介する車両は、[…]
伝統と革新のベースモデル「プリマベーラ125」の揺るぎない魅力 「クラシカルなルックスのスクーターに乗りたいが、現代の交通事情に合わせた性能や安全性は妥協したくない」。そんなワガママなライダーの欲求を[…]
気になる方は「Honda 二輪車正規取扱店」へ! 細かい部分までしっかりこだわった特別感のあるモデル「スーパーカブ50・HELLO KITTY」「スーパーカブ110・HELLO KITTY」が気になる[…]
人気記事ランキング(全体)
APトライクのカーター最新作「GOAT180」 「APtrikesシリーズ」で国内トライク市場の普及を牽引する神奈川県相模原市のカーターが、満を持して発表したのがこの「GOAT180」だ。車名にある「[…]
80年代バイクブームの熱狂が蘇る!「ハルネ小田原」で繰り広げられるレジェンド作品の競演 かつて「週刊少年マガジン」のページをめくり、エキゾーストノートの幻聴に胸を焦がしたあの夏の日々が、小田原の地下街[…]
20周年の系譜と「アウト・トリン」の意志 ベトナムにおいて2006年に誕生して以来、見た目はスクーターながら中身は歴としたMTミッションという、アンダーボーン型スポーツバイクのジャンルを確立したのが「[…]
メッシュジャケットの性能を最大化する「インナー選び」が残暑を制する 8月も後半に入り、暦の上では晩夏を迎えたものの、日中の道路上は相変わらず逃げ場のない猛暑が続いている。走行風を効率よく取り込むメッシ[…]
フェラーリF1直系の超軽量カーボン構造。先入観は今すぐ捨てるべし このマシンを開発したのは、元フェラーリF1のエンジニア、ヴィンセンツォ・マッティア。2017年にVINS社を立ち上げつつ、すでに201[…]
最新の投稿記事(全体)
完全公道仕様×官能的なアクラポサウンド アクラポビッチ正規輸入代理店 株式会社プロトが、SUZUKI GSX-8S/R/T/TT ’25-26モデル用アクラポビッチ JMCA認証マフラーの発売を開始し[…]
激しい動きにも応えるプロスペック:M-1392R ムーブレーシングオフロードジャージⅡ モトクロス競技に特化した「KUSHITANI RACING SPEC.」として開発された高性能ジャージ。実戦での[…]
1.【背景・経緯】三ない運動から交通安全教育へ 講習会レポートの前に、埼玉県の三ない運動推進の背景と経緯を振り返っておこう。 バイク事故から高校生の命を守ると共に暴走族への加入といった非行を防ぐために[…]
評価のために検挙へ走る同僚と新人の複雑な胸中 交通取り締まりに対して「点数稼ぎだ」「反則金目当てのノルマだろ」と悪態をつきたくなる瞬間はある。その疑問に対し、元沖縄県警の女性白バイ隊員・宅島奈津子さん[…]
高級パーツの“ポンづけ”じゃない。メーカが本気を出したSEの完成度 ーー試乗では、複数のモデルに試乗しましたが、それぞれ個性があった? 青木「じつは今回のサーキット試乗、最初にZ900RSブラックボー[…]
- 1
- 2










































