
24年ぶりのフルモデルチェンジを遂げたDR-Z4S/SM。待ちわびていたライダーも多いことだろう。購入前にその魅力がまるわかりになる記事を厳選して3つ紹介する。
●文:ヤングマシン編集部
スペックから読み解く、SとSMの決定的な違いと最新デバイスの全貌
まずトレールモデルの「S」とモタードモデルの「SM」、どちらを選ぶべきかスペックから再確認しておこう。両車ともに119万9000円という同一価格だが、そのキャラクターは明確に分けられている。
エンジンは実績ある水冷398cc単気筒をベースに、最新の排出ガス規制に適合させつつ、低回転域のトルクを強化。最高出力は38psへと変更されたが、電子制御スロットルの採用でより緻密なコントロールが可能となった。また、アシスト&スリッパークラッチ(SCAS)の採用により、クラッチ操作が軽減されている点も、長距離ツーリングや渋滞路では大きなメリットとなる。
足まわりはKYB製で統一されているが、ホイール径はSがフロント21/リヤ18インチ、SMが前後17インチだ。とくに日本仕様のSは、グローバルモデルのシート高920mmから890mmへとローシート化されており、足着き性が考慮されている。
オフロードでのスピンを許容する「G(グラベル)モード」を備えたトラクションコントロールや、リヤの介入をオフにできるABS(Sのみ)など、ライダーの遊び心を奪わない電子制御システム「S.I.R.S.」の詳細は、購入前に把握しておくべきだろう。
400ccのDR-Zが帰ってきた! モトクロス競技の主導権を4ストロークが握り始めて間もない2000年、公道市販車として産声を上げたのは水冷398cc単気筒を搭載するハイスペックなデュアルパーパスモデ[…]
24年分の進化を体感!電子制御と新設計フレームがもたらす走りの変貌
新型DR-Zシリーズが先代からどう変わったのか、その本質を知るには試乗インプレッションが欠かせない。今回の刷新における最大のトピックは、スズキのオフロードモデルとして初採用された電子制御スロットルの導入だ。
これにより、出力特性を3段階で切り替えられる「SDMS(スズキドライブモードセレクター)」や、路面状況に応じたトラクションコントロールが可能となった。
テスターによれば、DR-Z4SMはサーキット走行でも気負いなくスロットルを開けられる楽しさがあり、走行モードの切り替えで「スポーツ走行」「ふだん使い」「疲労時の癒やし」と、1台で何役もこなす柔軟性を備えているという。
車体面でも、FI化に伴うスペース確保を目的としたツインスパー形状のフレームが採用され、剛性が大幅にアップしている。数値上は先代より10kgほど重くなっているが、マスの集中化により、乗った印象はむしろコンパクトで扱いやすく進化している点は、購入前に知っておくべき重要な事実だ。
日本仕様独自の装備として、ヘルメットホルダーが左側に標準装備されている点も、日常使いを重視するライダーには嬉しい配慮と言える。
DRZ4シリーズが24年ぶりのフルモデルチェンジ ʼ00年に登場したDR-Z400シリーズ。オフ車の“S”が24年ぶり、モタードの“SM”が19年ぶりとなるフルチェンでDR-Z4シリーズへと進化! 早[…]
購入前の最終確認!「スズキワールド」の直営レンタルで実力を試せ
高額な買い物だけに、カタログスペックだけでは分からない「自分との相性」を確認したいのは当然。そこで役立つのが、スズキ直営の「スズキワールド」における、新型DR-Z4S/4SMのレンタルサービスだ。
レンタル料金は4時間1万円、8時間1万1500円という設定だ。特筆すべきは、レンタル車両にETCと純正DCソケットが標準装備されている点だろう。実際のツーリングを想定した使い心地を確認できるというわけだ。また、国家資格を持つ整備士がメンテナンスを施し、任意保険やロードサービスも基本料金に含まれているため、万が一の際も安心といえる。
現在は葛飾、多摩、守山、千里の4店舗で展開されている。2026年以降には長期プランの導入も予定されているが、まずは数時間の試乗で、400cc単気筒の鼓動感や取り回しを体感することをお勧めする。百聞は一見にしかず、自らの手でハンドルを握ることが、納得のいく決断への最短ルートだ。
新型モデルの実際の使い心地をチェックできる 2025年11月5日、スズキより、新型「DR-Z4S」および「DR-Z4SM」を「スズキワールドバイクレンタル」のラインナップに追加したとの発表があった。こ[…]
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