
11月14日より市販開始となったCB1000F。ホンダ・スポーツバイクラインナップの「進化する基準」である“CB”ブランドの新時代フラッグシップとして、あらゆるライダーを魅了するマシンがここに完成した。CBアンバサダー、丸山浩による公道での試乗インプレッションをお伝えしよう。なお本記事はヤングマシン電子版1月号より抜粋したものだ。
●文:宮田健一(ヤングマシン編集部) ●写真:長谷川徹
丸山浩直伝! ホンダCB1000Fの嗜み
やっぱりCBはストリート=公道のヒーローだった。
まず何が素晴らしかったかと言えば、低速域におけるトルク感とかあのドロドロっとした大排気量直4CBならではのフィーリングが、ちゃんと受け継がれていたこと。
排気音もバラけた感じに聞こえてくるところなんか、わざわざ左右気筒でバルブタイミングをズラした設計にしてある。
これはベースとなったCB1000ホーネットにはなかった部分で、ちゃんと作り分けている。レトロなスタイルを再現するだけだったら別にホーネットエンジンそのままでも良かったはずなのに、そうしなかったところにホンダのこだわりが伝わってくる。
クランク自体の重さはホーネットとほとんど変わらないはずなのだが、昔ながらのクランクの重いゴロゴロ感まで適度に演出。2~3000rpmくらいで街中を走っていても非常に気持ちいい。
「空冷いいよね、キャブ車いいよね」と言ってる人が求めるものが詰まっており、古いCB乗りが乗ってもスンナリ受け入れられると思う。
だが、ここからが従来までの大排気量CBとは違うところ。
味わい深さを持ちつつも回せば速いエンジンだし、車重が214㎏と一気に軽くなったので、スロットルを捻ってやればすごく“前に”出る。つまり良く加速してくれるのだ。これが実に楽しい。高速道路や道が開けたところでは無意識にちょくちょくスロットルを捻ってみたくなるはずだ。
ワインディングでも味わうだけでなく速く走ろうという気にさせてくれる。これが車重250㎏を超えてくると、いくら馬力があってもなかなか加速してくれないし、逆にブレーキでなかなか止まらない。
従来のCBは味わいに重点を置く代わりに速く走ることを諦めていたと思えてくるほどだ。
──以降はヤングマシン電子版1月号に掲載!
身長:167㎝ 体重:61㎏。広めのシートとステップがやや当たるにも関わらず、足着きは両かかとがやや浮く程度と良好。ライポジは王道ネイキッドのそれだが、従来CBよりコンパクトだ。
ヤングマシン電子版1月号
無料公開中のヤングマシン電子版1月号では、写真33枚とともにCB1000Fの詳細を解説するほか、1990年代にCB400スーパーフォアでNK4レースに参戦していた過去も持つホンダ坂本順一さんを始めとする開発者インタビューも掲載。要チェックだ!
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(CB1000F)
新型CB1000Fは魅力的だけど、付きまとう足つきの悩み 2025年11月に待望の発売を迎えたホンダ・CB1000Fと、上級グレードのCB1000F SE。1980年代の名車CB750Fをモチーフにし[…]
展示車両に触れて跨がることでユーザーに伝わる「楽しく、カッコよく、そして安全に」 パーツメーカーや用品メーカー、国内外のバイクメーカーなど180以上の出展者が集い、3日間の開催期間中に12万人近くの入[…]
フレディ・スペンサーが再び来日、天才の膝すりは健在だ! 5回目となるCBファンミーティング2026が開催された。来場者は700組以上、CBだけで600台以上が集まったという。袖ヶ浦マルッと耐久レース形[…]
我慢できずに単独で全開走行! 1982年にAMAデイトナ100マイルレースを空冷CB750F改で制し、翌1983年には参戦2年目となるWGP500でヤマハのケニー・ロバーツと死闘を演じて当時史上最年少[…]
スーパースポーツ譲りの心臓と流麗なフォルムを持つCB1000F カスタムパーツの真価を知るには、まずベース車両の素性を把握しておこう。2025年11月に発売されたCB1000Fは、最高出力124psを[…]
最新の関連記事(ヤングマシン電子版)
ヤングマシン電子版2026年6月号[Vol.643] 【特集】◆岡崎静夏がガチレビューどっちが楽しい?2気筒 VS 3気筒(SUZUKI GSX-8T VS YAMAHA XSR900 GP) 久々に[…]
ヤングマシン電子版2026年5月号[Vol.642] 【特集】◆キタぜっ!! “みんなの”400直4CB400 SUPER FOUR E-Clutch ConceptCBR400R FOUR E-Cl[…]
11歳、単身渡タイ。灼熱の地で研磨された「野生」 通常、日本の若手は国内のミニバイクやJP250を経てステップアップするのが王道だ。しかし中川は違った。多感な時期に言葉も通じぬタイへ渡り、日本では考え[…]
ヤングマシン電子版2026年4月号[Vol.641] 【特集】◆コーナリング50年史どのようにして曲がるか──コーナリングは、バイクに乗る楽しみがふんだんに詰まった醍醐味のひとつであると同時に、操作法[…]
ヤングマシン電子版2026年3月号[Vol.640] 【特集】◆中古車も! 新春お買い得バイク100 二輪業界に限った話ではないが、最近の値上がりっぷりはツラすぎる。この調子じゃ、若者が気軽に買える代[…]
人気記事ランキング(全体)
世代を超えて愛されるスーパーカブの魅力とイベント開催概要 スーパーカブの大きな魅力は、親しみやすい造形と実用性の高さが両立している点だ。初代モデルの開発者である本田宗一郎氏がこだわった丸みを帯びたフォ[…]
原付二種の身軽さに、高速道路という自由をプラス 毎日の通勤や街乗りで大活躍する125ccクラス。しかし、休日のツーリングで「自動車専用道路」の看板に道を阻まれ、遠回りを強いられた経験を持つ人は多いはず[…]
まもなく帰ってくるぞ“パパサン”が! 空冷スポーツスター復活。そんな胸躍るニュースが飛び込んできた。米国ハーレーダビッドソンは5月5日(現地時間)、2026年第1四半期決算の発表にて、新たな成長戦略「[…]
「あいつは終盤に追い上げてくる」がライバルにプレッシャー フランスGPウィークですが、日本のMotoGPファンの皆さんが大注目している小椋藍くん(Trackhouse MotoGP Team)について[…]
いつもの退屈な道を、心躍る特別なステージに変える魔法 毎日の通勤や買い物。決まった道をただ往復するだけの時間。実用性だけを求めて選んだスクーターでは、移動はただの「作業」になってしまいがちだ。 そんな[…]
最新の投稿記事(全体)
普通の移動手段では満たされないあなたへ 通勤や週末のちょっとした移動。便利さばかりを追い求めた結果、街には同じようなプラスチックボディのスクーターが溢れ返っている。「もっと自分らしく、乗ること自体に興[…]
5/15:ヤマハ「YZF-R9」 1月に登場した70周年記念カラーに続いて、クロスプレーン3気筒エンジンを搭載した新型YZF-R7の通常カラーが登場。価格は149万6000円。2026年モデルは歴代最[…]
排気量拡大路線から4バルブヘッド開発へ 1980年代の後半はAMGにとって重要な分岐点だった気がします。もともと、彼らはメルセデスベンツが作ったエンジンをボアアップ、強固な足回りへと改造することに終始[…]
長時間の高速移動で悩まされる風圧 休日のツーリング。目的地に着く頃には、高速道路での強烈な風圧で首や肩が悲鳴を上げている。そんな経験を持つライダーも多いはず。かといって、風を防ぐために過激な前傾姿勢を[…]
夏の厳しい日差しや暑さに悩むライダーへ。 強い日差しやヘルメット内にこもる熱気は、長時間のライディングにおいて体力を奪う大きな要因となる。そうした不満を解消すべく、快適性を徹底的に追求して生まれたのが[…]
- 1
- 2









































