かつて、鈴鹿8時間耐久レースは10万人以上の観客を集める、まさに「真夏の祭典」だった。あの熱さを再現することで、一過性のトレンドではなく、しっかり根付いた文化にしたいと言う。そんな思いもあり、今年のヤマハはYZF-R1(上はレース用のベース車両をもとに制作したイメージ画像)でのファクトリー参戦を発表した(2025年5月24日、中須賀克行選手に続く参戦ライダーがジャック・ミラー選手に決定したと発表された)。
コロナ禍によって起きたバイクバブルが終わり、新車・中古車や用品の販売状況もコロナ前に戻ったいま、せっかく増えた新規ライダーを含む多くのライダーに、バイク業界側は何を提供しないといけないのか。誰もがバイクの楽しさを享受できる持続可能なバイクライフをこの先も継続するための考えを聞いていく。今回は、昨年の11月に自工会の二輪車委員会 委員長に就任したヤマハ発動機の設楽さん。現在、世界最大の二輪伸長市場で […]































