
容赦なく照りつける太陽、路面からの強烈な照り返し、そしてエンジンの熱。夏のバイク走行は、時に体感温度が40℃を超える過酷な環境だ。この記録的な猛暑からライダーを守るべく、オートバイ用品店のナップスが動いた。ライダーの「走る時間」の変化に合わせ、今夏限定で「朝6時からの早朝営業」と「最大夜24時までの深夜営業」を実施するというのだ。夏のバイクライフを劇的に快適にする、革新的な取り組みに迫る。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:ナップス
体感温度40℃超え。夏のライダーを苦しめる過酷な現実
真夏の太陽の下、ヘルメットとライディングウェアを身に纏い、高温のエンジンを抱えながら走る。さらにアスファルトからの照り返しが加わることで、夏のバイク走行における体感温度は40℃を超えることも珍しくない。もはや日中のツーリングは、熱中症の危険と隣り合わせの「過酷な現実」となっている。
この異常とも言える猛暑を回避するため、近年多くのライダーが日中の走行を避け、早朝や夜間に走る「早朝ツーリング」や「ナイトツーリング」へとスタイルを変化させている。しかし、ここで一つの問題が生じる。それは「自分の走る涼しい時間帯には、バイク用品店が開いていない」ということだ。出発前にプロのメンテナンスを受けたくても、日中の暑い中を店舗まで走らなければならないというジレンマが、多くのライダーを悩ませていた。
新たな試み。朝6時からの「早朝営業」で涼しく出発
そんなライダーの切実な悩みを解決するのが、今夏のナップスによる新たな試み「早朝営業」だ。
2026年8月の毎週日曜日(8月2日、9日、16日、23日、30日)、一部の対象店舗において、なんと朝6時からPIT作業の営業が開始されるのである。事前予約(店頭・電話・webサイト)が必要となるが、この利点は計り知れない。
例えば、日曜日の早朝。まだ空気がひんやりとしている朝6時に店舗へ赴き、オイル交換やタイヤチェック、あるいは新しいカスタムパーツの取り付けを済ませる。
そしてそのまま、最も涼しく快適な時間帯にツーリングへと出発できるのだ。日中の熱地獄を避けてプロのメンテナンスを受けられるこのシステムは、ライダーの安全性と体力を守るための最強のソリューションと言えるだろう。ただし、対象店舗はベイサイド幸浦店、練馬店、足立店、三鷹東八店、埼玉店、仙台店、岡山店の7箇所のみなので、注意しておこう。
2025年に大反響を呼んだ、最大夜24時までの「深夜営業」
早朝だけでなく、夜のツーリングを楽しむライダーにも嬉しいニュースがある。昨年大反響を呼んだ「深夜営業」イベントが、2026年も8月28日(金)に実施されるのだ。
ナップスでは昨年、通常の営業時間を延長して最大夜24時まで営業するイベントを計3回実施した。その結果、第1回のイベント当日には18時以降の来店客数が約6,800人に達し、通常時の平均(約970人)と比べて約7倍ものライダーが詰めかけるという大成功を収めた。
昼間の暑さを避けて夜の走行を楽しむライダーたちが、ツーリングの行き帰りに立ち寄り、涼しい店内でじっくりと用品選びを楽しむ。各店ごとに独自のイベントも開催されるとのことで、普段とは一味違う特別なナップスの雰囲気を味わいながら、バイク仲間との交流や買い物を満喫する至福の時間を過ごせるだろう。
環境への配慮と、ライダーへの想い
もちろん、夜間の営業においては「店舗周辺環境への配慮」が不可欠だ。ナップスはただ営業時間を延ばすだけでなく、店舗によっては延長時間の短縮やイベントの非実施といった対応を取り、来店するライダーに対してもエンジン音等への配慮を呼びかけている。ライダーと地域社会が共存できる環境づくりを徹底している点にも、業界を牽引する企業としての強い責任感が伺える。
創業から60年以上、「商品を売るだけでなく、ライダーがバイクを楽しみ続けられる環境をつくることが仕事」と掲げるナップス。記録的な猛暑が見込まれる2026年の夏、ライダーの「走る時間」にピタリと寄り添うこの画期的な特別営業を活用し、あなたも安全で快適な夏のモーターサイクルライフを楽しんでみてはいかがだろうか。早朝予約の受付は準備ができ次第開始されるため、公式SNSやwebサイトの情報をぜひチェックしてほしい。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ニュース&トピックス)
2kgの軽量化と6%のパワー向上がもたらす、息をのむような「超・接近戦」のシナリオ モータースポーツを愛する者にとって、最も心が躍る瞬間は、最終ラップの最終コーナーまで誰が勝つか分からない、一瞬の隙も[…]
命と未来を守る20日間の誓い:第51回二輪車安全運転推進運動 生身の体で風を切り、その流れと一体になるバイク。その楽しさを支えるのは、揺るぎない安全と安心だ。一般社団法人 日本二輪車普及安全協会(以下[…]
Z900RS 2027年モデルに新色 カワサキの大人気レトロスポーツ「Z900RS」シリーズの2027年モデルが発表され、8月1日より順次発売を開始した。前年モデルで電子制御スロットルや双方向クイック[…]
三重SA・PA推しテイクNo.1が決定! 今夏の全国推しグルメもまとめて 鈴鹿8耐やF1日本グランプリが鈴鹿サーキットで開催される三重県。その三重県のサービスエリア/パーキングエリアの店舗を対象に、中[…]
EVビジネススクーター「ギアレヴ」発売 ヤマハを代表するビジネススクーター「ギア」のDNAを受け継ぐ原付一種EV「ギアレヴ」と「ニュース ギアレヴ」が、先月17日に発売された。ホンダ製着脱式バッテリー[…]
最新の関連記事(ツーリング)
三重SA・PA推しテイクNo.1が決定! 今夏の全国推しグルメもまとめて 鈴鹿8耐やF1日本グランプリが鈴鹿サーキットで開催される三重県。その三重県のサービスエリア/パーキングエリアの店舗を対象に、中[…]
富士山・立山・白山を巡る日本三霊山ラリー 「日本三霊山ラリー2026」は、日本三霊山誘客促進協議会(石川県、静岡県、富山県)と一般社団法人日本ライダーズフォーラムが協力・主催し、新たなツーリングルート[…]
日本の海岸線をめぐり本州一周を目指す「BLUE RIDE」の仕組み 『BLUE RIDE』は、およそ3500kmにも及ぶ本州の海岸線を区切り、地域ごとのラリーに参加しながら少しずつ本州一周を目指してい[…]
前後ドライブレコーダーを標準装備で映像を残せる オートバイ用品ブランド「CIEL(シエル)」を展開するLINKS(リンクス)から、前後ドライブレコーダーを標準装備した新型スマートモニター「M18」が、[…]
安宿での睡眠不足はツーリングの大敵。音の悩みを和らげる専用設計 宿泊費を極力抑え、その分をガソリン代や現地の美味しい食事に回したい。そう考えるライダーにとって、カプセルホテルやネットカフェは非常にあり[…]
人気記事ランキング(全体)
激動の物価高を乗り切る「価格据え置き」の価値 世界的なインフレによってあらゆるパーツや原材料が高騰するなか、スズキは2026年8月発売の新型でも、2025年7月18日発売の前年モデルの価格である98万[…]
7.0リッターV8ツインターボ×軽量カーボンボディ まずは、750馬力を絞り出すエンジンこそサリーンの真骨頂かと。フォード製の巨大な7.0リッターV8エンジンに、ギャレット製のターボをツイン装備。しか[…]
カフェレーサーから市販レーサーへの変化 今後の主役はイレブン。ヤマハが’78年に発売したXS1100が、欧米で大ヒットした時点で、おそらく他の国産3社はそう感じたに違いない。 事実、当時のスズキとカワ[…]
スマートさでエレクトロタップを圧倒するのがギボシ端子による接続 スマートフォンより大きな画面で情報が読み取りやすく、ドライブレコーダー一体式の製品もあり、価格的にもスマホよりリーズナブルなものも多いこ[…]
時代を先駆けた動力性能と信頼性の歴史を辿る:『カワサキ650-W1の系譜』 最初の紹介記事は、約9年間に及ぶ販売期間の中で生産されたW1シリーズの変遷を体系的にまとめた「W1の系譜」だ。W1の人気が最[…]
最新の投稿記事(全体)
450名ものライダーがバイクの町“小鹿野”に集結! イベント名:レッドバロンFanFunミーティングin秩父ミューズパーク 開催日:2026年5月30日(土) 会場:秩父ミューズパーク(埼玉県 小鹿野[…]
泥や油汚れの洗浄は強アルカリなのに優しいマッドマックス一択!! 食器を洗う食器用洗剤やボディソープは毎日使用するものだが、その成分を意識することは少ないだろう。これ以外にもさまざまな洗浄剤があるのは「[…]
割れたフェンダー復活作戦 今回は、割れて半分になってたフロントフェンダーの復活作戦です。 ヤマハのポッケ用なのですが、なにせ1980年式という古さ以上に、エンジン冷却?のためのスリットがある形状ゆえの[…]
疾走するモンキーに視線釘付け! ゆるっと着られる「MonkeyビッグシルエットTシャツ」 体のラインを拾いにくく、トレンド感のあるスタイルが叶うビッグシルエットTシャツ。ライディングパンツやデニムにも[…]
2018年モデル:Z1/Z2モチーフ 発売は2017年12月1日。モチーフとなったZ1・Z2は、ショートピッチの燃料タンク形状とオレンジの塗色から「火の玉オレンジ」と呼ばれたカラーリング。これが伝説の[…]
- 1
- 2




































