
2007年の東京モーターショーで異彩を放ち、今なお多くのライダーの記憶に残るヤマハのコンセプトモデル「XS-V1 Sakura」。この貴重な車両が、鳥取県八頭郡若桜町で開催中のデジタルスタンプラリー「若桜町よくばりロマン紀行 SEASON3」にて特別展示されている。本記事では、改めて「XS-V1 Sakura」が持つ普遍的な魅力と価値を振り返りつつ、ライダー向けのスポットが充実し、ツーリングの目的地として最適な同イベントの詳細について紹介する。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:わかさ観光ガイド
時代を超えて響く1000cc空冷Vツインの美学「XS-V1 Sakura」
ヤマハが企業理念である「感動創造」をモーターサイクルという形で具現化し、アートの世界観で乗り物の楽しさを表現したコンセプトモデルが「XS-V1 Sakura」だ。想定されたパワーユニットは1000ccの空冷V型2気筒エンジンであった。
このモデルのスタイリングの源流には、1970年に登場したヤマハ初の4ストローク・バーチカルツインモデル「XS-1」のDNAが息づいている。英国車が頂点とされた時代に、日本ならではのオリジナリティを込めて生み出されたXS-1の佇まいを継承しつつ、GKデザインの手によって和をアピールするネーミングと美しいフォルムが与えられた。
当時、ビッグバイク市場は性能追求が主流であったが、「XS-V1 Sakura」はトラディショナルなデザイン・コンセプトを採用しながらも、明確に“新しさ”を追求していた。空冷ビッグVツインの個性を活かした鼓動感を前提とし、軽量、スリム、そして低シート高を目標に掲げたパッケージングは、数値を競うのではなく「モーターサイクルを操る楽しさ」をハードウェアとして昇華させようとする高いモチベーションの表れであった。
性能至上主義が一巡し、テイスティなスポーツバイクが求められる現代において、この車両が提示した「パフォーマンスだけではない贅沢さ」は、現在進行形で魅力的な輝きを放っていると言えるだろう。
ツーリングに最適。「若桜町よくばりロマン紀行 SEASON3」開催
この「XS-V1 Sakura」を間近で見ることができるのが、鳥取県若桜町で現在開催されている「若桜町よくばりロマン紀行 SEASON3」だ。若桜町観光協会が主催し、カシオ計算機や鳥取県地域教育推進局との協業で行われる本イベントは、スマートフォンアプリ「MEGURUWAY」を活用したデジタル旅ガイドスタンプラリーだ。開催期間は2026年7月10日(金)から2027年3月31日(水)までと長期間に設定されている。
参加者はアプリを使い、駅周辺の街歩きエリアから遠方の自然・歴史スポットまで、全23カ所のスポットを巡る。滞在時間に応じた4ステップで構成されており、自身のペースで段階的に町歩きやツーリングを楽しめる点が特徴だ。
バイクで巡る喜び。充実のライダー向けスポットと特典
第3弾となる今回のラリーでは、ツーリングスポットとして注目される若桜町の特性を活かし、バイクで巡るための新たなポイントが追加されている。
「響の森」でのXS-V1展示と安全祈願のスポット
スタンプ獲得スポットの一つである自然体験施設「氷ノ山自然ふれあい館 響の森」において、前述の「XS-V1 Sakura」が2026年11月29日(日)までの期間限定で展示されている。幻のコンセプトモデルの実車を観察できる、ライダーにとって非常に価値のある機会だ。
さらに、バイカーの安全を祈願する「第29号さくらオートバイ神社」がラリースポットに加わったほか、「若桜町観光協会」では安全祈願の「ヘルメット御朱印」が配布されている。愛車とともに町を走りながら、安全運転への意識も高めることができる素晴らしい取り組みだ。
クーポンやオリジナルG-SHOCKが当たる豪華特典
各スポットでは、ミッションやクイズを通じてスタンプ(ポイント)を獲得できる。集めたポイントは、若桜町内の飲食店やお土産店などで利用可能な割引クーポンと交換できるため、地元の味覚や特産品をお得に楽しむことが可能だ。 さらに、設定された全スポットをコンプリートした参加者には、若桜町のロゴが入ったオリジナル“G-SHOCK”の抽選に参加できる特典も用意されている。
若桜町を巡り、名車の息吹を感じよう!
鳥取県若桜町の魅力に触れられる「若桜町よくばりロマン紀行 SEASON3」は、2026年7月10日(金)から2027年3月31日(水)まで開催されている。専用アプリ「MEGURUWAY」を用いて参加でき、集めたポイントで割引クーポンなどの特典が得られる。
特にライダーにとっては、時代を先取りした名コンセプトモデル「XS-V1 Sakura」の展示(11月29日まで)や、安全祈願のオートバイ神社など、目的地とするのに十分な魅力が詰まっている。次のツーリング計画には、歴史と自然、そしてバイクのロマンが交差する若桜町を選んでみてはいかがだろうか。
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