
元MotoGPレーサーの中野真矢さんが主宰するレーシングチーム「56RACING(フィフティシックス レーシング)」は、2023年のレース活動が終盤を迎えている。より高みを目指す小田喜阿門選手および富樫虎太郎選手のチャレンジは続く。
●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:56RACING, FIM MiniGP, Idemitsu Asia Talent Cup
9月17日、桶スポのMiniGP最終戦でチャンピオンを懸ける
富樫選手は、中止になった第1戦を除き第2戦、第3戦でダブルウィンを飾ったあと第4戦レース1で3位、レース2で2位となった。その後、第5戦でもダブルウィン。6戦目となる最終戦にランキング1位で臨む。
元MotoGPライダーの中野真矢さん率いるレーシングチーム「56RACING(56レーシング)」による2023年のレース活動も終盤。2023年9月17日に桶川スポーツランドで開催されるFIM MiniGPの最終戦には、富樫虎太郎選手(11歳)がエントリーする。
2011年生まれの富樫選手は現在ランキング1位となっており、このレースでチャンピオンを決めれば次回スペインで開催される『MiniGP World Final』に、2023年の日本代表として参加することができるというから楽しみだ。
また、2022年からアジアタレントカップに出場している小田喜阿門選手(15歳)は、9月29日に開幕するMotoGP日本グランプリと併催の「Idemitsu Asia Talent Cup」に出場予定。開幕戦のマレーシアでは、レース1、レース2ともに表彰台争いを演じるなど調子は上向いている。
結果はまた後日レポート予定。世界へ羽ばたく若者たちの活躍をお楽しみに!
小田喜 阿門(Amon Odaki)■2007年12月17日生まれ(15歳) 高校1年生 ■東京都出身 ■趣味:MotoGPレース鑑賞 ■将来の夢:MotoGPライダーになってチャンピオンになる ■主な戦績:2021年 全日本ロードレース選手権 特別参戦枠 J-GP3クラス出場 5戦中クラス優勝4回/2022年 アジアタレントカップ出場・開幕戦カタールGP優勝
富樫 虎太郎(Kotaro Togashi)■2011年10月4日生まれ(11歳) 小学6年生 ■群馬県出身 ■趣味:バイクに乗ること ■将来の夢:MotoGPでチャンピオン ■主な戦績:2022年 テルル桶川スポーツランド 関東ロードミニ選手権 SP-EXPクラス シリーズチャンピオンほか
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
あなたにおすすめの関連記事
世界グランプリ250&500ダブルタイトル獲得の偉業と、葛藤する人生を記した書籍 フレディ・スペンサー直筆サイン&2ショット撮影イベント 2023年9月30日(土)11:45〜12:45 10月[…]
今なら2000年に中野真矢さんがWGPでチャンピオン争いをしたマシンも展示しているぞ! 56designの本店が4月1日より移転して、新たに「レイクサイドテラス」としてオープンする。同ブランドの15周[…]
取材を忘れて、見入ってしまう迫力 モビリティリゾートもてぎ内のホンダコレクションホールでは、2023年7月22日からMotoGP日本グランプリの決勝レース日となる10月1日まで、「二輪世界グランプリ […]
グッドウッドに試作機登場! XSR GPは発表間近か 1982年のWGPレーサー、YZR500に初めて採用され、衝撃を与えたアルミデルタボックスフレーム。その3年後、公道市販車のTZR250に初導入さ[…]
代役はあったけど、初めてのワイルドカード参戦 2021年にヤマハのテストライダーに就任し、同年にはスティリアGP、オーストリアGP、イギリスGP、アラゴンGPに正規ライダーの代役としてレースに参戦、翌[…]
最新の関連記事(56デザイン)
ウエットレースで痛恨の転倒 2025年5月24日・25日に宮城県スポーツランドSUGOで開催された全日本ロードレース第2戦、SUPERBIKE in SUGO。JSB1000以外のクラスにとってはこれ[…]
関東ロードミニ選手権で木村隆之介選手が活躍 富樫虎太郎選手、全日本ロードレース選手権へ 2023年FIM MiniGP日本チャンピオンであり、同年の世界大会で2位、2024年筑波ロードレース選手権J-[…]
ハイセンスなバイクライフへと誘う充実の品揃え 56designが、ついに関東圏以外にショールームをオープン! 千葉県の本店、渋谷のアンテナショップに次ぐ3店舗目として「56design NARA」が4[…]
オイルの匂いとコーヒーの香り。隠れ家へようこそ。 56designが4月12日に奈良県奈良市にオープンさせる「56design NARA」。以前から要望が多かったという、同社初となる関西圏の新店舗だ。[…]
今シーズンに続き富樫虎太郎選手を起用、新加入は木村隆之介 元MotoGPライダーの中野真矢さんが率いるレーシングチーム「56RACING(56レーシング)」が、2025年のレース活動概要を発表した。 […]
最新の関連記事(レース)
ME125W[1977]:オリジナルフレームの原点 レースが2ストローク全盛の時代に、ホンダCB125JXの空冷4ストローク単気筒SOHCエンジンを大胆にチューン。自然循環式のオリジナル水冷シリンダー[…]
常識を塗り替えた最強の空冷Z いまやレーサーやスーパースポーツ車はもちろん、スポーツネイキッドでもメジャーなアルミフレーム。しかしその源流は、いちコンストラクターが作ったマシンにあった…。 モリワキエ[…]
茂原ツインサーキットのコース外で基礎練習に特化 そもそもモトコネ秘密特訓は、元全日本シリーズチャンピオンの辻本氏が主催するミニバイクレース「カフェ耐」のエントラント向けに考案されたもの。 このレースに[…]
欧州ヤマハとUSヤマハの連携で生まれたカスタムビルドのXSR900 GP ウェイン・レイニーがバイクでサーキットを走った! 往年のレースファンなら、それがどれほど特別なことか理解できるだろう。 199[…]
決勝で100%の走りはしない 前回、僕が現役時代にもっとも意識していたのは転ばないこと、100%の走りをすることで転倒のリスクが高まるなら、90%の走りで転倒のリスクをできるだけ抑えたいと考えていたこ[…]
人気記事ランキング(全体)
“次”が存在するのは確実! それが何かが問題だ 2018年に発売されたモンキー125以来、スーパーカブC125、CT125ハンターカブ、そしてダックス125と、立て続けにスマッシュヒットを飛ばしている[…]
カバーじゃない! 鉄製12Lタンクを搭載 おぉっ! モンキー125をベースにした「ゴリラ125」って多くのユーザーが欲しがってたヤツじゃん! タイの特派員より送られてきた画像には、まごうことなきゴリラ[…]
疲れない、頭痛知らずのフィッティング技術! SHOEIの「Personal Fitting System(以下P.F.S.)」は、十人十色で異なるライダーの頭部形状に合わせたフィッティングを行う同社の[…]
セニアカー技術をベースとしながら、誰もが楽しめる乗り物へ スズキがジャパンモビリティショー2023(JMS2023)で出品したのが、16歳の高校生からセニアカーに抵抗のある高齢者まで、誰でも簡単に楽に[…]
40年の歴史を誇るナナハン・スーパースポーツと、兄弟車のR600 1985年当時、ナナハンと呼ばれていた750ccクラスに油冷エンジン搭載のGSX-R750でレーサーレプリカの概念を持ち込んだのがスズ[…]
最新の投稿記事(全体)
脇を冷やすことで全身を効率的にクールダウン 「THERMO-GEAR BELT」の最大の魅力は、なんといっても「冷暖対応デュアルペルチェ搭載」という点だ。一台で夏場の猛暑対策はもちろんのこと、冬場の厳[…]
クシタニが主宰する国内初のライダー向けイベント「KUSHITANI PRODAY 2025.8.4」 「KUSHITANI PRODAY」は、これまで台湾や韓国で開催され多くのライダーを魅了してきたス[…]
レストアでのつまづきはそこかしこに 古いバイクをレストアしていると意外なところでつまずいたりするものですが、今回引っかかったのが8インチのチューブタイヤの「リムバンド」。 こちらのホイール、別にリムバ[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
ガソリン添加剤の役割 ガソリン添加剤といってもその用途はさまざまですが、大まかなカテゴリーとしては 洗浄効果 性能向上 の2つに分けられます。 洗浄効果について 現在主流になっているPEA(ポリエーテ[…]