
50周年特別企画の一環として、今回は10年ごとの年代別ナンバー1も選出してもらった。世代ごとの人気モデルが一目瞭然の上に、50年間のベストバイクを選出したマシン・オブ・ザ50イヤーズとは一味違う結果に。’70年代はホンダの直列4気筒CBが表彰台を独占した!
●まとめ:沼尾宏明 ●写真:YMアーカイブス
歴代の直列4気筒が表彰台を独占!
’70年代に4気筒車が続々と登場し、世界を席巻していく。当時のMOTYでは750RS(Z2)が’73年から6連覇と強かった。ところが現代の投票ではCB400フォアが抜きん出る結果に。ヨンフォアは歴代総合で7位だったが、同3位のCB750フォアを逆転しているのが興味深い。さらに3位までを直4CB軍団が独占した。
1位 ’74~ HONDA CB400Four 136票【ヨンフォアは当時より現代の方が人気かも】
過去のMOTY総合では’75年の5位が最高位。販売面も大ヒットとはならなかったが、当時より確実に人気が高まっているようだ。支持の主な理由は、やはりスタイルだ。
【’74~ HONDA CB400Four】■空冷4スト並列4気筒SOHC2バルブ 408cc 37ps/8500rpm 3.2kg-m/7500rpm ■185kg F=3.00-18 R=3.50-18
投票者の声:惚れ惚れするスタイル、“日本の中型“代表選手
- 日本の中型バイクといえばこれ!(大阪N・I)
- カッコいい、ただそれだけ(東京M・K)
- 特攻の拓を読んでかっこいいと思った(香川Y・N)
- 美しいスタイル、限定解除が必要だった頃に中型免許で乗る事ができた1台(静岡M・T)
2位 ’69~ HONDA CB750Fourシリーズ 120票
国産車の優位性を示した革命的ナナハンが次点。スタイルはもちろん、歴史的価値を評価する声が多かった。
【’69~ HONDA CB750Four series】
投票者の声
- ’70年代と言えばナナハンで、その代表格だから(宮城Y・W)
- 日本のバイクが世界にインパクトを与えた金字塔的な存在(埼玉A・I)
- ナナハンという単語を知らしめた(岡山N・U)
3位 ’79~ HONDA CB750Fシリーズ 92票
当時の国内最速マシンに君臨した空冷直4CB。昔も今も人気は根強く、MOTYでは’79から3連覇していた。
【’79~ HONDA CB750F series】■748cc 68ps/5.9kg-m ■228kg(乾燥)
投票者の声
- バリバリ伝説懐かしい!(滋賀H・N)
- 親戚のおじさんが乗ってきてエンジン音に惚れた初めてのバイク(千葉Y・Y)
- これに乗りたいがために限定解除頑張って通った(大阪H・H)
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