カスタムはハーレーの大きな楽しみ。ここではハーレー専門誌『ウィズハーレー』がお勧めする、とっておきのパーツを紹介しよう。トランプサイクル(大阪府)が開発したオリジナル商品の中から、開発期間に1年半もの歳月を費やしたトランプ×レーシングブロスのサスペンション、ノスタルジックな雰囲気満点のヘッドライトレンズ、圧倒的な軽さを誇るチタンマフラーの3点をピックアップする。
文/写真:ウィズハーレー編集部 ●外部リンク:トランプサイクル レーシングブロスジャパン
リヤショック(スプリング):走りを追求する楽しみ。それはスポーツスター乗りの特権
開発に1年半もの歳月を費やし、元ワークスライダーを筆頭にした複数のライダーで総走行距離1万キロオーバーにも及ぶテストライドを経て、トランプサイクルの手によりセッティングが煮詰められたトランプ×レーシングブロスサスペンション。
スポーツスター用リアショックアブソーバー「HLR-T」は、無段階のスプリングプリロード調整に、プラス10mm の車高調整、24段階もの伸び側/圧側(H/L)減衰力調整機能を備えたフルアジャスタブルタイプ。また「MONO-RT」も、シンプルな外観ながらストリートにおいてはすべてをカバーできる性能を持つ。調整範囲が幅広く、その違いを実感することで好みのセッティングを見つけるという楽しみをぜひ味わってほしい。
リヤショック(エアサス):エアサスペンションというチョイスも
「エアキャノン」シリーズは、コイルスプリングのリアショックに比べ、軽量かつアルミボディ&スリーブという構造で高強度に仕上げられ、さらにミリタリースペックの表面処理により耐摩耗性/フリクション低減を実現。エアスプリングレートは本体を外すことなく専用ポンプを使い、わずか数分でシングルライドやタンデムに適したセッティングに調節可能だ。ラインナップはリザーバータンクを装備した「HLR」とシンプルな「MONO-R」の2タイプ。コイルスプリングでは吸収しきれない微細な振動をも吸収するその乗り心地は、まさに氷上を滑走するかのような感覚。既存のエアショックには見られないスタイリッシュなフォルムも魅力的だ。
H4ヘッドライトレンズ:ビンテージムードを忠実に再現
往年のシールドタイプヘッドライトレンズの外観を持ちながら、ライト球はH4バルブを使用した、少しノスタルジックな雰囲気を持ったライトレンズ「TB-009」。サイドから見たレンズの膨らみは、飾り気のないヘッドライトレンズ本来のカッコよさがある。
イエローバージョン(TB-009SP)は、ビンテージバイクのノスタルジックな雰囲気にこだわった。ヘッドライト内部/反射板のイエローコーティングはビンテージバイクなどに見られる、ヘッドライトの経年劣化による反射板の黄ばみを再現。よく見るイエローレンズはフォグランプ用がほとんどで、ヘッドライトの経年劣化を再現したものとは違う。イエローのため、TB-009と比較し光量は下がるものの、ビンテージムードを追求するなら喉から手が出るほど欲しい!!
フルチタン2in1マフラー:跨った瞬間から感じる圧倒的な軽さ!
スポーツスター’14年式以降に対応するフルチタン製の2in1マフラーは、圧倒的な軽量化を実現。跨ったその瞬間から軽さを感じ、ライディングを楽しくする。重さを軽減し、走りにこだわる高次元で製作されたエキゾースト。特殊素材のチタニウムを使うその理由は耐腐食性(耐錆)と軽量化だ。
スチールは当然のこと、ステンレスも部位によっては縞模様のような腐食を起こしてしまう。それらに比べ、耐腐食性に抜群に優れたチタニウム、これがトランプのこだわりだ。カラーは通常のナチュラル/ポリッシュタイプ/ブラックペイントを選べる。
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