
ハーレーダビッドソンにとって、”カスタム”は切っても切れない楽しみのひとつ。ここではハーレー専門誌『WITH HARLEY』が、多くのオーナーの参考となりそうな最新カスタム車両を紹介する。今回は、カスタムはもちろんインジェクションチューニングも得意とするブルズアイ(愛知県)が手掛けたFXDLS110ローライダーSだ。
●文/写真:ウィズハーレー編集部 ●外部リンク:ブルズアイ
ダイナの名車をセンスよくモディファイ!
’16モデルで登場し、わずか2年間のみラインナップに名を連ねたダイナファミリー時代のローライダーS。新車時から排気量1801ccのスクリーミンイーグル・ツインカム110エンジンを搭載し、ヘビーブリーザーインテークがセットされるなど、走りを追求したパフォーマンスクルーザーとして人気を博したのも記憶に新しい。
そんなローライダーSをさらにモディファイし、ワンランク次元の高いスポーツライディングを実現しているのが、ブルズアイが手がけたコチラのカスタム。FXDLSらしさを大きく崩さないよう、細部をモディファイしているのが心憎い。
艶やかな漆黒のボディを眺めていると、ハーレーダビッドソンというオートバイは、ブラックがよく似合うと改めて思う。迫力のある車体は、ときとして凶暴であり、またあるときはセクシーでもあるから不思議としか言いようがない。そんななかゴールドパーツがセンスよく散りばめられている。
まず足まわりから見ていこう。フロント19/リヤ17インチの前後ホイールはアルミ鍛造製ゴールド仕上げのグライドS18。ブラックアウトされた車体の中で強い存在感を漂わせている。
ブレーキはブレンボ製キャリパーと、ミスミエンジニアリングのフローティングディスクローターにグレードアップ。フロントフォークスプリングとリヤサスペンションは、サンダンストラックテックという間違いのないチョイスだ。
ノーマルでも強力なエンジンだが、カムシャフトをS&S585にするなど手が加えられ、マフラーはバッサー二の2in1集合に。ダイノジェットパワービジョンを用いた匠なフルパワーチューニングによって、圧倒的ハイパワーを獲得しているのは同店ならでは。
その強烈なダッシュにライダーが振り落とされないよう、シートはホールド性の高いRSD(ローランドサンズデザイン)エンツォ2UPシートに換装されている。豪快な走りは、M8現行車も置き去りにするだろう。
アルミ鍛造ホイールGLIDE S18をゴールド仕上げにし、インナーローターやフットペグも配色を揃えた。リヤサスペンションはアルミ削り出しパーツの中で金を効かせるサンダンスKYB・ネオロードホルダーリヤショックアブソーバーをチョイス。
そして足まわり/エンジン/排気系もカスタムし、トータルバランスを崩さぬまま走りの性能/質を飛躍的に向上。その真骨頂は、尾羽代表によるダイノジェットパワービジョンによるフルパワーチューニングにあることも見逃せない。
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