絶大な人気を誇るショベルヘッド。憧れる人も少なくないだろう。「いつかは乗りたい」という思いを叶えるには、オールドハーレーに対する知識や経験が必要なのだろうか? ハーレー歴1年にして、普段はスポーツスターXL1200Vセブンティーツーに乗る宮井聖佳ちゃんが、憧れのショベル試乗に挑戦した。
●文:青木タカオ ●写真: 磯部孝夫 ●外部リンク: フォレストウイング
憧れを手に入れる! ショベルだっていいのよ
名古屋のハーレーショップ・フォレストウイングが宮井聖佳ちゃんのために用意してくれたのは、’81年式のFXSローライダー。フォレストウイング奥藤社長によるとこうだ。「77年の初代1200ccモデルは高値がつきますが、1340cc化されたFXS80なら狙い目。ローライダーに限りませんが、予算200万円〜でショベルヘッドを手に入れることもできますよ。まずは経験と思って試乗してみてください」
ビギナーには手強いかもしれないと、おそるおそる近づく聖佳ちゃん。しかし、始動はセル一発。憧れのショベルエンジンは元気よく目覚め、すぐに3拍子のアイドリングを奏でる。
「しっかりと整備された車両なら、初心者でも問題ありません」と奥藤社長はキッパリ。車体も現行ビッグツインよりひとまわり小柄で、聖佳ちゃんもすっと車体を引き起こす。
走り出すと、Vツインならではのドコドコ感が全身に伝わり、思わず頬が緩む。なんせ、現行ミルウォーキーエイトですら一度しか乗ったことがなかったので、旧車とはいえビッグツインに乗れたことにもう感激。
どっしりと落ち着いていて、ベルトドライブではなくチェーンを介して駆動力が後輪へ伝わるダイレクト感も新鮮。スロットルレスポンスは穏やかで、アクセル操作も少し丁寧に行なった方がスムーズに加速してくれる。彼女にとっては、キャブレターモデルも今回が初体験であり、まさに未知との遭遇であった。
※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ハーレーダビッドソン専門誌『ウィズハーレー』のお買い求めはこちら↓
あなたにおすすめの関連記事
走りはもちろんだけど、おしゃべりが楽しいツーリング 「男性たちと混ざってのツーリングだと“お姫様”扱いで、それはそれでいいかもしれないけれど、こうやって女性だけで走るのもいいものよね」 走るのがもちろ[…]
色分けカプラーと専用マイクロSD カードでバージョンアップ 振動が大きく雨水やホコリを浴びやすいバイク用ドライブレコーダーは、自動車用よりシビアで開発のハードルが高い。そうした点に真正面から取り組み、[…]
2店舗を統合し、同じ豊中市内の新たな拠点へ移転 株式会社グッズは、創業20周年の記念すべき節目の'21年に、大阪府豊中市で展開していた2店舗を統合し、同じ豊中市内の新たな拠点へ移転。さらなるパワーアッ[…]
驚愕のクオリティを見せる純正ベースの合法カスタム ストックより大幅に延長されたフロントフォークや、それに合わせてフレームにストレッチが施されたチョッパーと聞いて、このページを読んでいる貴方なら一体どん[…]
垂涎Sシリーズ! 一卵性双生児でTCソフテイルを究める! HさんとYさんは、お揃いのFLSSを福島県福島市のハーレーショップ・Vモンスターでフルカスタム。心臓部となるツインカム110B(1801cc)[…]
最新の記事
- ヤマハ新型「TRACER9 GT+」来夏以降に国内発売決定! 世界初のヘッドライト採用、オートマのY-AMT標準搭載
- ヤマハが「YZF-R7」国内2025年モデルを12/5発売! 北米で先行登場のニューカラー×2色
- トライアンフのネオクラシックにICON EDITION 7モデルが登場【ゴールド筆記体ロゴのカスタム感!】
- [バイクビギナーQ&A] バイク任意保険の内容がよくわからない。最低限付けておきたい補償は?
- ホンダが新型「NC750X」発表!! コネクテッドTFTメーターにダブルディスク獲得、外装の一部にバイオ由来素材
- 1
- 2