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革新のエポックマシン:カワサキ ニンジャZX-12R【モノコックバックボーンフレーム】

  • 2020/8/10
時代を切り拓いた革新のエポックマシン:カワサキ ニンジャZX-12R

※本記事で取り上げる「初」は、公道走行可能な量産二輪市販車としての”初”を意味します。なお、その定義には諸説ある場合があります。

’00 カワサキ ニンジャZX-12R〈世界初・モノコックバックボーンフレーム〉スパルタンさ抜群のメガスポーツ

長きに渡って熟成を続けて来たGPZ900R~ZZR1100系と決別し、新時代のカワサキの旗艦として開発されたZX-12Rは、量産車初となるバックボーンタイプのアルミモノコックフレームに、超ショートストローク指向の並列4気筒を搭載。カウル左右には、時代の先取りとなるウイングを装備。残念ながら最高速はハヤブサには及ばなかったが、ZX-12Rで構築した思想は以後のZX-14/Rが継承。

時代を切り拓いた革新のエポックマシン:カワサキ ニンジャZX-12R

【’00 KAWASAKI Ninja ZX-12R】■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 1199cc 178ps 13.7kg-m ■車重210kg(乾) ※輸出車
(右)速度計の最大目盛りは350km/h。ただしヨーロッパ市場の自主規制に対応するため、’01年型からは300km/hに変更され(数字は280まで)、スピードリミッターを追加。このあたりの変更はハヤブサも同様。 [写真タップで拡大]

時代を切り拓いた革新のエポックマシン:カワサキ ニンジャZX-12R

排気量アップによる車幅の増大をできるだけ抑えるため、ZX-12R以降のカワサキ製フラッグシップは、バックボーンタイプのアルミモノコックフレームを採用。ヘッドパイプ後部はエアクリーナーボックスとして機能し、その後方下部の空間にはバッテリーが収まる。 [写真タップで拡大]

時代を切り拓いた革新のエポックマシン:カワサキ ニンジャZX-12R

フレンドリーなハヤブサと比較すると、初代ZX-12Rの特性はなかなかシビア。かつてのZZR vs GSX-R時代を考えると、立場が逆転したかのような印象。 [写真タップで拡大]

時代を切り拓いた革新のエポックマシン:カワサキ ニンジャZX-12R

【’02 KAWASAKI Ninja ZX-12R】140ヶ所以上の改良を加えることで、’02年以降の12Rは初代とは一線を画する扱いやすさを獲得。ただし、以後のZX-14Rほどフレンドリーではなかった。 [写真タップで拡大]

世紀末最高速ウォーズの行方は?】海外のテストでの実測最高速は、ハヤブサ:312km/h、ZX-12R:301km/h、CBR1100XX:291km/h。残念ながら速度リミッターの導入によって、以後は最高速が話題になる機会が激減したが、現代の1000~1400ccスポーツモデルなら、ハヤブサ超えは確実だろう。

時代を切り拓いた革新のエポックマシン:カワサキ ニンジャZX-12R

●文:中村友彦
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