世界初・2軸2次バランサー
時代を切り拓いた革新のエポックマシン:ホンダCBR1100XXスーパーブラックバード
- 2020/4/11
※本記事で取り上げる「初」は、公道走行可能な量産二輪市販車としての”初”を意味します。なお、その定義には諸説ある場合があります。
’96 ホンダCBR1100XXスーパーブラックバード〈世界初・2軸2次バランサー〉最高速のみならず上質さも演出
ホンダにとって久しぶりの世界最速車となったCBR1100XXは、当時の量産車で最もパワフルな164psを発揮。とはいえ、XXは単純な速さに特化したモデルではなかった。安全性や快適性を高める装備として、足まわりには前後連動ブレーキのD-CBS、独創的なピック・ア・バック式ヘッドライトには照射面積を広げるフリーフォームリフレクター、エンジン内には振動緩和用として、二輪車の世界では初となる2軸2次バランサーを採用したのだ。乾燥重量は先代のCBR1000Fより26kgも軽い223kg。

【’96 HONDA CBR1100XX SUPER BLACKBIRD】■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 1137cc 164ps 12.7kg-m ■車重223kg(乾) ※輸出車

【FIで強化した2世代目】排気ガス規制への対応と低中速トルクの増強を念頭に置いて、’99年型XXは気化器をキャブ→インジェクションに変更。吸気系には新たに、ダイレクトエアインダクションシステムが採用された。
●文:中村友彦
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