サンデーメカニックの消耗品交換メンテ

高品質チェーンだからこそ高機能工具でDIY交換【江沼チヱン ThreeD】

ショップにお願いすれば済む作業でも、自分でやりたいのがサンメカ。だが準備がなく安易に手を出せば、かえってトラブルの原因にもなる。ここでは江沼チヱンの専用工具を使った、チェーン交換手順を紹介しよう。


●文/写真:栗田 晃  ●取材協力:江沼チヱン ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

使用部品:カット&リベットピン、ガイドプレート(B)

チェーンツールは製品名に「改」が付き、カット時にインパクトレンチが使えるようになった。とはいえ使用前にはボルトにグリスを塗布する。

カットする目的のピンにガイドプレートホルダーの中心を合わせることで、カットピンの照準が定まる仕組み。

プッシャーボルトを締め込むと、カットピンはガイドプレートホルダーの中を進むため傾きにくく、ピンの損傷トラブルを防いでくれる。

スプロケットを流用する場合、古いチェーンを切断した後にThreeDをタイラップで繋げば、一周引っ張るだけで簡単に張れる。

BMW S1000RRのリンク数は120なので、120リンクのThreeDはコマ調整不要。リンクに付属のグリスを塗布してOリングをセット。

作業1:チェーンカット●プッシャーボルトにグリスを塗布

使用部品:カット&リベットピン、ガイドプレート ※支持ブロックと固定用ボルトを取り外す

プッシャーボルトに挿入したリベットピン(カットピンの反対側)が、継手リンクのピンに接触するまで手で回して締めつける。

カシメ作業は継手リンクの抜けを防ぐために重要だが、カシメ過ぎるとピンにクラックが入って逆に危険。そこでこのピン形状が効く。

プッシャーボルトを締め、ピンの外周が継手プレートに接触すればカシメ量は最適。経験や勘に頼らず作業でき、とても使いやすい。

モトメカニック

バイクいじりの専門誌『モトメカニック』のお買い求めはこちら↓

最新の記事