![[ハーレーカスタム] カーボン外装をまとったユーロピアンムードのX350〈BLESS CREATION〉](https://young-machine.com/main/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
東京モーターサイクルショー2025のPLOTブースに展示されていたハーレーダビッドソンX350には、ウィズハーレー編集部が今まで見たことのないメーカーの外装が纏われていた。よくよく見ると規則正しい織り目のついたカーボン材質で、純正ボルトオンとしつつも随所にオリジナリティさを主張するデザイン。メーカー名はBLESS CREATION(ブレスクリエイション)。高橋代表に詳細を尋ねた。
●文/写真:宮下豊史 ●外部リンク:BLESS CREATION
ブレスクリエイションの提案するカーボン外装X350
ダートライメージの強いX350を、小変更ながらもヨーロピアンムードを感じさせるほどに変えている点にまずは驚いた。外装デザインを少し変更するだけでここまで変化するとは! とくにサイドカウルは、見た目だけではなくニーグリップを意識したフォルムに仕上げられ、ライディングしやすく機能性の高い製品となっている。
2025年の東京モーターサイクルショーで初お披露目となり、続いて5月のブルースカイヘブンに出展し、X350ユーザーのハートをガッチリと掴んだようだ。企画/デザイン/製造販売まで一貫して行うのは、神奈川県相模原市のBLESS CREATION(ブレスクリエイション)。代表の高橋さんに会社の成り立ちや開発の経緯を尋ねた。
「もともとは自動車メーカーのデザイナーだったんですよ。独立後、いろいろなデザインをしていたところ、まわりからの声も多く、自分で製品を作りたくなってパーツメーカーに。昔からバイクが好きで、2004年から自然の成り行きでビッグスクーターなどの外装を手がけるようになり、バイクパーツブランド「BLESSR’s」を立ち上げました。Z900RSやCB1100を購入し乗ることで、デザイン性はもちろんですがバイク乗りとしての意見も入れつつ開発しています」
「自動車でのエピソードですが、トヨタのアクア用のエアロパーツをデザインしデモ車を作ったところ、ユーザーから「今まではアクアが好きじゃなかったけど、このデモ車を見てアクアを好きになり、同じように仕上げたいと思い購入しました」と嬉しい声を聞かせてもらいました。X350でも同じようなお話をイベントで聞き、手応えを感じることができました」
とのことだ。今後の展開にも期待したい。
スタイリッシュでレーシーな雰囲気に仕上げるシングルシートカウル。純正シートに被せるタイプ。カウルの裏側には蓋がついていて、ちょっとした工具などの小物を収納することができる。●価格:無塗装品4万9500円/塗装品6万6000円
本来の泥除けの機能だけでなく、デザイン的にベストな長さに仕上げられたリアフェンダー。●価格:カーボン/クリア塗装済品4万9500円(FRPあり)
上のリアフェンダーと同時に装着ができるチェーンガード。純正でも同時装着可能だ。●価格:カーボン/クリア塗装済品3万3000円
サイド面に整流フィンが造型された空力を意識したデザインのラジエターシュラウドカバー。●価格:カーボン/クリア塗装済品5万5000円
純正よりもスタイリッシュでワンピース構造となる軽量なフロントフェンダー。●価格:カーボン/クリア塗装済品6万9300円(FRPあり)
車体下の空気の流れを清流。純正マフラー用だが、モリワキマフラー用のステーも同梱。●価格:FRP塗装済品6万8200円(カーボンあり)
ニーグリップがしやすくスポーティーな印象に変化させるサイドカウル。●価格:カーボン/クリア塗装済品7万6000円(FRPあり)
デザイン画を描き、クレイを使い、実際に車両に上で仕上げていく。3Dスキャナーでスキャンし、パソコンでデータを取り細部を調整していく作業を繰り返しつつ、製品化を目指す。写真はブレスクリエイション代表の髙橋永至さん。パーツは問屋経由で各ディーラーや用品店で購入可能だ。
Z900RS/Z650RS/ゼファー1100/ZRXダエグ/CB1100/CB1330SF/XJR1300、そしてビッグスクーターや原付二種用の外装もラインナップしている。とくにジャイロキャノピーのデザインは秀逸だ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ハーレーダビッドソン専門誌『ウィズハーレー』のお買い求めはこちら↓
ウィズハーレーの最新記事
パフォーマンスマシン:レース環境から生まれた究極の操作性 ハイパフォーマンスを追求するのが、ハーレーの最新トレンド。優れた機能性とカスタムルックを高い次元で両立するアルミニウムビレット製のラジアルハン[…]
ナイトロン:サーキット走行に向けたサスペンションカスタム X350のサーキット走行で最初に困ったのがバンク角のなさだ。足つきは良いが、車高が低く、ステップやせっかく交換したモリワキ製のサイレンサーを擦[…]
バガーレーサーレプリカここにあり! 153HPを誇る純正スクリーミンイーグル131エンジンを搭載する「CVOロードグライドRR」がアメリカにて限定発売され、その排気量は2147ccにも達するが、カスタ[…]
実績豊富なディーラーによる絶妙なバランス感覚 全国のハーレーダビッドソンジャパン販売網がカスタムの腕とセンスを競うコンテスト『バトルオブザキングス』にて2年連続で日本一になった実績を持つワタナベモータ[…]
「パンヘッドのチョッパーに乗りたい」理想像を具現化 目の肥えたファンが集まるカスタムショーに大きなブースを構え、絶え間なくハイレベルな作品を発表し続ける遠藤自動車サービス。その確かな技術力/信頼性の高[…]
最新の関連記事(X350)
トリックスター初となるハーレー用マフラー トリックスター初となるハーレー用マフラーが、X350向けにリリースされた。今回、初の試みとして“ツインタイプ”のサイレンサーが採用されている。 X350の特徴[…]
元気溌剌350か、上質感ある500か!! ウィズハーレー編集部では2023年の秋、X350の日本市場導入が発表されたのと同時に購入を決意。ハーレーダビッドソン川口にて予約を入れた。 「Vツインではない[…]
「もっとバイクを楽しんでほしい」 そう語るのはハーレーダビッドソン高崎の武井代表。ハーレーはどちらかと言えばツーリング指向の強いモデルが多い。しかし、そのエンジンは今や2000ccに迫る勢いで年を重ね[…]
筑波サーキットにH-D Xたちが集合 H-D Xでのサーキット走行をおすすめしたい。X350はあきらかにXR750をモチーフとしたデザイン。「スポーツライディングを楽しんでほしい」というメーカーからの[…]
〈WEBIKE FESTIVAL〉2024.10.19 SAT. ロングウッドステーション(千葉県長柄町) 【X500 ヒデヨリさん】「見た目など、あえてハーレーらしさを捨てたチャレンジ精神の塊のよう[…]
最新の関連記事(カスタム&パーツ | ハーレーダビッドソン)
トリックスター初となるハーレー用マフラー トリックスター初となるハーレー用マフラーが、X350向けにリリースされた。今回、初の試みとして“ツインタイプ”のサイレンサーが採用されている。 X350の特徴[…]
パフォーマンスマシン:レース環境から生まれた究極の操作性 ハイパフォーマンスを追求するのが、ハーレーの最新トレンド。優れた機能性とカスタムルックを高い次元で両立するアルミニウムビレット製のラジアルハン[…]
実績豊富なディーラーによる絶妙なバランス感覚 全国のハーレーダビッドソンジャパン販売網がカスタムの腕とセンスを競うコンテスト『バトルオブザキングス』にて2年連続で日本一になった実績を持つワタナベモータ[…]
「パンヘッドのチョッパーに乗りたい」理想像を具現化 目の肥えたファンが集まるカスタムショーに大きなブースを構え、絶え間なくハイレベルな作品を発表し続ける遠藤自動車サービス。その確かな技術力/信頼性の高[…]
X500購入後、即サーキットへ! X500を購入して、初めて乗る場所に選んだのは筑波サーキット。目一杯、駆け抜けた! ストレートでスロットルを全開にし、はばかることなくパラレルツインが限界を迎えるまで[…]
人気記事ランキング(全体)
“モンスターマシン”と恐れられるTZ750 今でもモンスターマシンと恐れられるTZ750は、市販ロードレーサーだったTZ350の並列2気筒エンジンを横につないで4気筒化したエンジンを搭載したレーサー。[…]
ホンダCB1000F SE コンセプトの姿はこれだ! 7月11日、ホンダは鈴鹿8耐会場内のホンダブースにて、CB1000F SE コンセプトを世界初披露すると突如宣言した。 同リリースでは真横からのシ[…]
WMTCモード燃費×タンク容量から航続距離を算出してランキング化 この記事では、国内4代バイクメーカーが公表しているWMTCモード燃費と燃料タンク容量から算出した1給油あたりの航続可能距離を元に、12[…]
街乗りで乗り比べてみると、R15とR25はどこが違って感じるのか!? 両車とも軽二輪クラスで、“車検がなく、維持しやすくて高速OK!”というキャラクターは一緒なR15とR25。気になるのは155ccと[…]
フリーズテック史上最高の冷感「氷撃α」シリーズ フリーズテックから登場した「氷撃α」長袖クルーネック冷感シャツは、シリーズ史上最高の冷感性能を誇る最新モデルです。生地表面に特殊な冷感プリント加工を施す[…]
最新の投稿記事(全体)
スズキ ジクサー150試乗インプレッション 全日本ロードレースを走るレーシングライダー、岡崎静夏選手がスズキ「ジクサー150」の2025年モデルを試乗。彼女は想像以上にスポーティーな乗り味に驚いたと語[…]
意外と複雑な一方通行の表示 一方通行規制のおもな目的は、車両の相互通行による複雑で危険な交通状況を単純化し、交通の安全と円滑を図ることにある。とくに、道幅が狭く、歩行者や自転車の通行が多い住宅地や繁華[…]
論より証拠! 試して実感、その効果!! みなさんは“ガソリン添加剤”を使用したことがありますか? 「メリットあるの?」、「効果はわかるものなの?」などの疑問から、手を出したことがないという方も多いので[…]
ブレスクリエイションの提案するカーボン外装X350 ダートライメージの強いX350を、小変更ながらもヨーロピアンムードを感じさせるほどに変えている点にまずは驚いた。外装デザインを少し変更するだけでここ[…]
スマホ連携TFTやスマートキー装備のDX ホンダがミラノショーで発表した2025年モデルのPCX125(日本名:PCX)。2023年には欧州のスクーターセグメントでベストセラーになった同車だが、日本で[…]
- 1
- 2