![[ハーレーカスタム] カーボン外装をまとったユーロピアンムードのX350〈BLESS CREATION〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2025/07/cedb26c8f08c67ce1382e37d856c2dd3.jpg)
東京モーターサイクルショー2025のPLOTブースに展示されていたハーレーダビッドソンX350には、ウィズハーレー編集部が今まで見たことのないメーカーの外装が纏われていた。よくよく見ると規則正しい織り目のついたカーボン材質で、純正ボルトオンとしつつも随所にオリジナリティさを主張するデザイン。メーカー名はBLESS CREATION(ブレスクリエイション)。高橋代表に詳細を尋ねた。
●文/写真:宮下豊史 ●外部リンク:BLESS CREATION
ブレスクリエイションの提案するカーボン外装X350
ダートライメージの強いX350を、小変更ながらもヨーロピアンムードを感じさせるほどに変えている点にまずは驚いた。外装デザインを少し変更するだけでここまで変化するとは! とくにサイドカウルは、見た目だけではなくニーグリップを意識したフォルムに仕上げられ、ライディングしやすく機能性の高い製品となっている。
2025年の東京モーターサイクルショーで初お披露目となり、続いて5月のブルースカイヘブンに出展し、X350ユーザーのハートをガッチリと掴んだようだ。企画/デザイン/製造販売まで一貫して行うのは、神奈川県相模原市のBLESS CREATION(ブレスクリエイション)。代表の高橋さんに会社の成り立ちや開発の経緯を尋ねた。
「もともとは自動車メーカーのデザイナーだったんですよ。独立後、いろいろなデザインをしていたところ、まわりからの声も多く、自分で製品を作りたくなってパーツメーカーに。昔からバイクが好きで、2004年から自然の成り行きでビッグスクーターなどの外装を手がけるようになり、バイクパーツブランド「BLESSR’s」を立ち上げました。Z900RSやCB1100を購入し乗ることで、デザイン性はもちろんですがバイク乗りとしての意見も入れつつ開発しています」
「自動車でのエピソードですが、トヨタのアクア用のエアロパーツをデザインしデモ車を作ったところ、ユーザーから「今まではアクアが好きじゃなかったけど、このデモ車を見てアクアを好きになり、同じように仕上げたいと思い購入しました」と嬉しい声を聞かせてもらいました。X350でも同じようなお話をイベントで聞き、手応えを感じることができました」
とのことだ。今後の展開にも期待したい。
スタイリッシュでレーシーな雰囲気に仕上げるシングルシートカウル。純正シートに被せるタイプ。カウルの裏側には蓋がついていて、ちょっとした工具などの小物を収納することができる。●価格:無塗装品4万9500円/塗装品6万6000円
本来の泥除けの機能だけでなく、デザイン的にベストな長さに仕上げられたリアフェンダー。●価格:カーボン/クリア塗装済品4万9500円(FRPあり)
上のリアフェンダーと同時に装着ができるチェーンガード。純正でも同時装着可能だ。●価格:カーボン/クリア塗装済品3万3000円
サイド面に整流フィンが造型された空力を意識したデザインのラジエターシュラウドカバー。●価格:カーボン/クリア塗装済品5万5000円
純正よりもスタイリッシュでワンピース構造となる軽量なフロントフェンダー。●価格:カーボン/クリア塗装済品6万9300円(FRPあり)
車体下の空気の流れを清流。純正マフラー用だが、モリワキマフラー用のステーも同梱。●価格:FRP塗装済品6万8200円(カーボンあり)
ニーグリップがしやすくスポーティーな印象に変化させるサイドカウル。●価格:カーボン/クリア塗装済品7万6000円(FRPあり)
デザイン画を描き、クレイを使い、実際に車両に上で仕上げていく。3Dスキャナーでスキャンし、パソコンでデータを取り細部を調整していく作業を繰り返しつつ、製品化を目指す。写真はブレスクリエイション代表の髙橋永至さん。パーツは問屋経由で各ディーラーや用品店で購入可能だ。
Z900RS/Z650RS/ゼファー1100/ZRXダエグ/CB1100/CB1330SF/XJR1300、そしてビッグスクーターや原付二種用の外装もラインナップしている。とくにジャイロキャノピーのデザインは秀逸だ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ハーレーダビッドソン専門誌『ウィズハーレー』のお買い求めはこちら↓
ウィズハーレーの最新記事
知られざる黎明期の物語 最初の完成車は1903年に誕生した。シングルループのフレームに搭載する409cc単気筒エンジンは、ペダルを漕いで勢いをつけてから始動させる。出力3psを発揮し、トランスミッショ[…]
BLESS CREATIONのカーボン外装をまとう カーボン外装メーカー・ブレスクリエイションの高い質感と造形の美しさのX350専用外装に惚れ、編集部号にも装着することにした。フロントフェンダー/ラジ[…]
パンアメリカのオフロード性能をユーザーに体験してもらう 2021年夏に販売開始されたパンアメリカ。ストローク量の多い前後サスペンションのおかげで、ハーレーの中で唯一ダート走行が可能なアドベンチャーカテ[…]
THUNDERBIKE|Satin ミニフロアボード サンダーバイクのスタイリングと乗車時の快適性を両立したミニフロアボード。サンダーバイクはドイツのハーレーディーラーでありながら、さまざまなパーツを[…]
ライディングポジションに不満を抱えているナイトスタースペシャルオーナーに朗報 最新のシャーシ設計によるアイコニックなスポーツスターのデザインの車体に、強力な水冷レボリューションマックスエンジンを搭載す[…]
最新の関連記事(X350)
BLESS CREATIONのカーボン外装をまとう カーボン外装メーカー・ブレスクリエイションの高い質感と造形の美しさのX350専用外装に惚れ、編集部号にも装着することにした。フロントフェンダー/ラジ[…]
「ハーレーダビッドソン東大阪」と「AELLA」が共同開発 ブラックに塗装されたメガホン形状のサイレンサーは、ハーレーダビッドソン東大阪と京都のカスタムパーツメーカー「AELLA(アエラ」)が共同で開発[…]
トリックスター初となるハーレー用マフラー トリックスター初となるハーレー用マフラーが、X350向けにリリースされた。今回、初の試みとして“ツインタイプ”のサイレンサーが採用されている。 X350の特徴[…]
元気溌剌350か、上質感ある500か!! ウィズハーレー編集部では2023年の秋、X350の日本市場導入が発表されたのと同時に購入を決意。ハーレーダビッドソン川口にて予約を入れた。 「Vツインではない[…]
「もっとバイクを楽しんでほしい」 そう語るのはハーレーダビッドソン高崎の武井代表。ハーレーはどちらかと言えばツーリング指向の強いモデルが多い。しかし、そのエンジンは今や2000ccに迫る勢いで年を重ね[…]
最新の関連記事(カスタム&パーツ | ハーレーダビッドソン)
THUNDERBIKE|Satin ミニフロアボード サンダーバイクのスタイリングと乗車時の快適性を両立したミニフロアボード。サンダーバイクはドイツのハーレーディーラーでありながら、さまざまなパーツを[…]
ライディングポジションに不満を抱えているナイトスタースペシャルオーナーに朗報 最新のシャーシ設計によるアイコニックなスポーツスターのデザインの車体に、強力な水冷レボリューションマックスエンジンを搭載す[…]
ロードグライド131RRか? いいや違う、 さらに上回る143だ クラッチミートするや否や、極低回転域から図太いトルクでロードグライドの巨体が力強く押し出される。クイックシフターのアシストもあり、ス[…]
「ハーレーダビッドソン東大阪」と「AELLA」が共同開発 ブラックに塗装されたメガホン形状のサイレンサーは、ハーレーダビッドソン東大阪と京都のカスタムパーツメーカー「AELLA(アエラ」)が共同で開発[…]
バトル・オブ・ザ・ツインの歴史に刻まれる存在 1981年に米国、デイトナスピードウェイで第一回が開催され、その熱が日本に伝わり、1984年に日本の筑波サーキットでも火蓋が切られることとなったレース“バ[…]
人気記事ランキング(全体)
3Mシンサレート採用の4層構造で冬走行の冷えを軽減する 本商品は、防風ポリエステル生地/3Mシンサレート中綿/裏起毛の4層構造で手全体を効率よく保温する設計。一般的なポリエステル綿と比べて中綿が軽く、[…]
バイク整備は、だいたい汚れとの戦いから始まる バイク整備をしていて、より深く分解していくと避けて通れないのがグリスやオイルの汚れです。今回の場合は古いモンキーのフロントフォーク。オイルは入っていない代[…]
4気筒CBR250との棲み分けでさらに長期モデル化の一途へ! ホンダが1982年5月にリリースしたVT250Fは、パワフルな2スト勢に対抗できる唯一の存在として瞬く間に10万台を突破するベストセラーと[…]
16か所発熱で走行中の冷えポイントを広くカバーする 冬の走行時にとくに冷えやすいのが、肩/背中/腹部などの体幹部である。本モデルは16か所にヒーターを内蔵しており、一般的な電熱ベストより発熱面積が広い[…]
16日間で211万着の「メディヒール」が物量攻勢で復活 ワークマンが展開するPBリカバリーウェア「MEDIHEAL(メディヒール)」シリーズが、いま爆発的なヒットを記録している。2026年、秋冬商戦に[…]
最新の投稿記事(全体)
車体剛性を見極めるホンダ、V4を投入するヤマハ ホンダは終盤にやや盛り返した感もあったが、依然不安定だ。それでもシャシーはだいぶよくなった。恐らく車体剛性のカンを押さえることができてきて、剛性を落とす[…]
来年10月から首都高料金が1割値上げか? 12月24日、首都高速道路公団は来年10月から料金を改定(値上げ)する案を発表しました。 これは、今年の10月に設置された「首都高の持続可能な道路サービスに関[…]
美しく静かな4秒間 1990年くらいから、撮影の場をWGP(現MotoGP)からF1にシフトし始めた。F1撮影歴が100戦を超えた、1999年F1イタリアGPの予選でのことだ。ジョーダン・無限ホンダの[…]
〈1988年8月〉SR400[3HT1]/500[3GW1]:負圧式キャブ採用 負圧式BSTキャブレターに変更して始動性や加速性を向上。カムシャフトも変更して、扱いやすさを高めた。エアボックスの容量ア[…]
GSX-Rで培ったフラッグシップでもライダーに優しい高次元ハンドリングを追求! 1999年にデビューしたスズキGSX1300R HAYABUSAは、いまも最新世代がカタログにラインアップされるロングラ[…]
- 1
- 2


![ハーレーダビッドソン|X350|BLESS CREATIONカスタム|シートカウル|[ハーレーカスタム] カーボン外装をまとったユーロピアンムードのX350〈BLESS CREATION〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2025/07/BLESS_CREATION_X350_01_OM129635-768x576.jpg)
![ハーレーダビッドソン|X350|BLESS CREATIONカスタム|シートカウル|[ハーレーカスタム] カーボン外装をまとったユーロピアンムードのX350〈BLESS CREATION〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2025/07/BLESS_CREATION_X350_02_OM129600-768x576.jpg)
![ハーレーダビッドソン|X350|BLESS CREATIONカスタム|シートカウル裏側|[ハーレーカスタム] カーボン外装をまとったユーロピアンムードのX350〈BLESS CREATION〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2025/07/BLESS_CREATION_X350_03_OM129639-768x576.jpg)
![ハーレーダビッドソン|X350|BLESS CREATIONカスタム|リアフェンダー|[ハーレーカスタム] カーボン外装をまとったユーロピアンムードのX350〈BLESS CREATION〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2025/07/BLESS_CREATION_X350_07_OM129631-768x576.jpg)
![ハーレーダビッドソン|X350|BLESS CREATIONカスタム|チェーンガード|[ハーレーカスタム] カーボン外装をまとったユーロピアンムードのX350〈BLESS CREATION〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2025/07/BLESS_CREATION_X350_08_OM129612-768x576.jpg)
![ハーレーダビッドソン|X350|BLESS CREATIONカスタム|ラジエターシュラウドカバー|[ハーレーカスタム] カーボン外装をまとったユーロピアンムードのX350〈BLESS CREATION〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2025/07/BLESS_CREATION_X350_09_OM129615-768x576.jpg)
![ハーレーダビッドソン|X350|BLESS CREATIONカスタム|フロントフェンダー|[ハーレーカスタム] カーボン外装をまとったユーロピアンムードのX350〈BLESS CREATION〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2025/07/BLESS_CREATION_X350_10_OM129620-768x576.jpg)
![ハーレーダビッドソン|X350|BLESS CREATIONカスタム|アンダーカウル|[ハーレーカスタム] カーボン外装をまとったユーロピアンムードのX350〈BLESS CREATION〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2025/07/BLESS_CREATION_X350_11_OM129626-768x576.jpg)
![ハーレーダビッドソン|X350|BLESS CREATIONカスタム|サイドカウル|[ハーレーカスタム] カーボン外装をまとったユーロピアンムードのX350〈BLESS CREATION〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2025/07/BLESS_CREATION_X350_12_OM129628-768x576.jpg)
![ハーレーダビッドソン|X350|BLESS CREATIONカスタム|3Dモデル|[ハーレーカスタム] カーボン外装をまとったユーロピアンムードのX350〈BLESS CREATION〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2025/07/BLESS_CREATION_X350_05_IMG_8072-768x576.jpg)
![ハーレーダビッドソン|X350|BLESS CREATIONカスタム|クレイ作成|[ハーレーカスタム] カーボン外装をまとったユーロピアンムードのX350〈BLESS CREATION〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2025/07/BLESS_CREATION_X350_06_IMG_1492-768x576.jpg)
![ブレスクリエイション代表|[ハーレーカスタム] カーボン外装をまとったユーロピアンムードのX350〈BLESS CREATION〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2025/07/BLESS_CREATION_X350_04_OM129527Re-768x576.jpg)
![ブレスクリエイション|作例|[ハーレーカスタム] カーボン外装をまとったユーロピアンムードのX350〈BLESS CREATION〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2025/07/BLESS_CREATION_X350_13-768x562.jpg)







































