
●記事提供: ライドハイ編集部 ●外部リンク:ユーロギア ダイネーゼ&AGVジャパン
フリー走行での激しい転倒から復活し8位に
良くも悪くも忘れられないレースがある。
バレンティーノ・ロッシにとっては、2006年のオランダ・アッセンGPもそのひとつだ。結果としては、その年のシーズン終盤にチャンピオンに輝いたニッキー・ヘイデンに20秒以上の差をつけられてのフィニッシュだった。
しかし、このトップ10に入ったことは、ドクターにとって奇跡のような結果だったのだ。
その理由を理解するには、土曜日の決勝レースから数日前の木曜日のフリー走行にさかのぼる必要がある。
ロッシは、最終シケインに入る高速左コーナーのRamshoekコーナーで、ヤマハの46番イエロー・ヤマハをコントロールできなくなってしまった。
マシンはアスファルトの上を滑って、次にグラベルを横切り、バレンティーノ・ロッシは何度も何度も転がり停止。
ライダーは無事だったが、決して軽い事故ではなかった。
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