
バガーレーサーによる新たな世界選手権「FIM HARLEY-DAVIDSON BAGGER WORLD CUP(ハーレーダビッドソン バガーワールドカップ)」がスタートした。MotoGPと併催され、全6戦12レースが2026年に開催される。
●文:青木タカオ(ウィズハーレー編集部)
H-Dレーシングの新たな時代が幕を開ける!
2025年11月4日からイタリア・ミラノで開催されたEICMA2025にて公開されたハーレーダビッドソン バガーワールドカップ参戦マシン・プロトタイプ。
昨秋、イタリア・ミラノで開催された世界最大規模の二輪車展示会「EICMA2025」にて、ハーレーダビッドソンは『HARLEY-DAVIDSON BAGGER WORLD CUP(ハーレーダビッドソン・バガーワールドカップ)』について新たな情報を発表した。
シリーズの公式ロゴが公開され、レーシングバイクのプロトタイプを披露。そして、初シーズンへ参戦が決定した最初のチームもこのときに発表されている。
ハーレーダビッドソン・バガーワールドカップは、MotoGP(欧州と米国での全6戦)と同時開催され、H-Dレーシングの歴史における重要な進化を示すものとなっていく。
EICMA2025にて展示されたハーレーダビッドソン バガーワールドカップ参戦マシン・プロトタイプ。
オースティンでついに始まった
HARLEY-DAVIDSON BAGGER WORLD CUP R-1 サーキット・オブ・ザ・アメリカズ(米国)
’26年3月29日、アメリカ・オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで、FIMハーレーダビッドソン・バガー・ワールドカップがついに開幕した。
MotoGP第3戦アメリカズGPと併催される形でスタートしたこの新シリーズは、初戦から予想を超える激戦を展開。週末の2レースはいずれも終盤までもつれる白熱の内容となり、歴史に名を刻む最初のウィナーが誕生した。
土曜のレース1を制したのは若きオーストラリア人、アーチー・マクドナルドだった。そして続く日曜のレース2では、スペインのオスカー・グティエレスが逆転劇を演じ、シリーズ初年度の幕開けにふさわしいドラマを演出した。
H-Dバガーワールドカップとは?
HARLEY-DAVIDSON BAGGER WORLD CUP R-1 サーキット・オブ・ザ・アメリカズ(米国)
ハーレーダビッドソン・バガーワールドカップは、レース用にモディファイされたバガーレーサーだけに特化した世界初のグローバルなレーシングシリーズだ。
グランドアメリカンツーリングのプラットフォームをベースに、レーシング仕様としたマシンの車体重量は約280kgで、最高出力200ps以上、最高速度は300km/hを超える。
ハーレーダビッドソン・バガーワールドカップの公式ロゴがあしらわれたマシン。
チャンピオンシップの公式ロゴは、ブランドにとって象徴的な“Bar & Shield”を用いたデザイン。ハーレーダビッドソンのヘリテージと、現代的なグローバルレーシングのアイデンティティを融合させたものだ。
このビジュアルは、レース用に準備されたロードグライドとともに、EICMA2025のハーレーダビッドソンブースにて初披露された。
■ハーレーダビッドソン バガーワールドカップ レース日程
アメリカGP – サーキット・オブ・ザ・アメリカズ(米国)3月27–29日(終了)
イタリアGP – オートドロモ・インテルナツィオナーレ・デル・ムジェロ(イタリア)5月29–31日
オランダGP – TTサーキット・アッセン(オランダ)6月26–28日
イギリスGP – シルバーストーン・サーキット(英国)8月7–9日
アラゴンGP – モーターランド・アラゴン(スペイン)8月28–30日
オーストリアGP – レッドブル・リンク(オーストリア)9月18–20日
※シリーズはMotoGPの各週末で2レース、計12レースを予定。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ウィズハーレー)
見た目は変わらないのに乗り心地が良く、走りがスポーティ 跨った瞬間から、スッとリヤショックが沈み込む。サスペンションの入りが良ければ、戻りもスムーズだ。路面追従性が高まり、大きな段差を乗り越えた際も車[…]
オイル交換だけでなくオイルフィルター交換も重要 エンジンオイルには冷却や潤滑、コンプレッション維持など重要な役割があり、定期的な交換が不可欠。ただし「オイル交換しているから安心」というのは間違いで、オ[…]
圧巻な整備力でちょい古でも大安心 カワサキのZシリーズや2ストロークのマッハを筆頭に、バイク好きを鷲掴みにする絶版車。それはハーレーダビッドソンの世界でも同様。最新の2026年モデルが魅力的なのは間違[…]
美しい仕上がりと高い保護性能。HUGCUSTOMステッカーの施工開始! 人とは違う、自分だけの個性あふれる外装に仕上げたい。けれどペイントは費用がかさみ、飽きたときに簡単には変えられない。そんな悩みを[…]
パフォーマンスマシン19インチホイールが入手可能に!<PERFORMANCE MACHINE> 設計思想から製造、過酷な耐久テストまでをすべて自社で担うことで、揺るぎない品質を誇るパフォーマンスマシン[…]
最新の関連記事(ウィズハーレー)
見た目は変わらないのに乗り心地が良く、走りがスポーティ 跨った瞬間から、スッとリヤショックが沈み込む。サスペンションの入りが良ければ、戻りもスムーズだ。路面追従性が高まり、大きな段差を乗り越えた際も車[…]
オイル交換だけでなくオイルフィルター交換も重要 エンジンオイルには冷却や潤滑、コンプレッション維持など重要な役割があり、定期的な交換が不可欠。ただし「オイル交換しているから安心」というのは間違いで、オ[…]
圧巻な整備力でちょい古でも大安心 カワサキのZシリーズや2ストロークのマッハを筆頭に、バイク好きを鷲掴みにする絶版車。それはハーレーダビッドソンの世界でも同様。最新の2026年モデルが魅力的なのは間違[…]
美しい仕上がりと高い保護性能。HUGCUSTOMステッカーの施工開始! 人とは違う、自分だけの個性あふれる外装に仕上げたい。けれどペイントは費用がかさみ、飽きたときに簡単には変えられない。そんな悩みを[…]
パフォーマンスマシン19インチホイールが入手可能に!<PERFORMANCE MACHINE> 設計思想から製造、過酷な耐久テストまでをすべて自社で担うことで、揺るぎない品質を誇るパフォーマンスマシン[…]
人気記事ランキング(全体)
激動の物価高を乗り切る「価格据え置き」の価値 世界的なインフレによってあらゆるパーツや原材料が高騰するなか、スズキは2026年8月発売の新型でも、2025年7月18日発売の前年モデルの価格である98万[…]
7.0リッターV8ツインターボ×軽量カーボンボディ まずは、750馬力を絞り出すエンジンこそサリーンの真骨頂かと。フォード製の巨大な7.0リッターV8エンジンに、ギャレット製のターボをツイン装備。しか[…]
カフェレーサーから市販レーサーへの変化 今後の主役はイレブン。ヤマハが’78年に発売したXS1100が、欧米で大ヒットした時点で、おそらく他の国産3社はそう感じたに違いない。 事実、当時のスズキとカワ[…]
スマートさでエレクトロタップを圧倒するのがギボシ端子による接続 スマートフォンより大きな画面で情報が読み取りやすく、ドライブレコーダー一体式の製品もあり、価格的にもスマホよりリーズナブルなものも多いこ[…]
時代を先駆けた動力性能と信頼性の歴史を辿る:『カワサキ650-W1の系譜』 最初の紹介記事は、約9年間に及ぶ販売期間の中で生産されたW1シリーズの変遷を体系的にまとめた「W1の系譜」だ。W1の人気が最[…]
最新の投稿記事(全体)
オイルフィルターとフィルターレンチのラインアップが豊富 メンテナンスの第一歩で最も重要な項目が、エンジンオイル交換とオイルフィルター交換だ。潤滑や放熱によって劣化するオイルと、エンジン内部のゴミや異物[…]
4スト4気筒に匹敵する扱いやすさを目指して ’69年末から開発が始まった新世代のGTシリーズは、同年10月の発表と同時に世界を震撼させた、ホンダCB750フォアを仮想敵に設定していた。 もちろん、直接[…]
「稲妻の閃光」と偉大なる総帥へのオマージュ カウンタックから連綿と続くウェッジシェイプは、誰がどう見てもランボルギーニそのもの。社内のスタイリスト、ミティア・ポルケルトによると「もちろん、ガンディーニ[…]
【1950〜60年代】初任給の15倍!? 有力チームだけに許された伝説の「CRシリーズ」 市販レーサーではあるものの(CR110/93は保安部品付きも存在)、この4台を入手できたのは有力チームのライダ[…]
スマートさでエレクトロタップを圧倒するのがギボシ端子による接続 スマートフォンより大きな画面で情報が読み取りやすく、ドライブレコーダー一体式の製品もあり、価格的にもスマホよりリーズナブルなものも多いこ[…]
- 1
- 2




































