
ヤマハは、スポーツヘリテージの「XSR900 GP」のニューカラー「イエロー(ライトレディッシュイエローソリッド1)」の国内仕様を正式発表した。昨秋のジャパンモビリティショー2025で先行公開されていたもので、“キング”と呼ばれたケニー・ロバーツがグランプリで走らせたスピードブロック、通称USインターカラーを再現し、フレームやフォークのアウターまで専用色のブラック仕上げになっている。
●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:ヤマハ
グランプリレースの黄金時代が甦る!
1970年代~80年代にかけて伝説的なアメリカンライダーのケニー・ロバーツ氏が走らせたYZR500は、イエローのストロボライン(ヤマハは現在スピードブロックと呼称)の強い印象を多くのライダーの目に焼き付けた。
のちにYZF-R1やXJR1300、前世代のXSR900なども採用したこの伝説的なカラーが、やはりというか最新スポーツヘリテージの「XSR900 GP」にも投入されることになった。
ケニー・ロバーツ氏は1978年~1980年にロードレース世界選手権(ワールドグランプリ=WGP)500ccクラスでアメリカ人として初、そして3年連続でチャンピオンを獲得したアメリカンライダー。ダートトラックで磨いた技術をロードレースに持ち込んだことでライディングの概念を進化させたとも言われ、当時から『キング』の名をほしいままにしてきた。
WGPでの現役時代はけっして長いほうではなかったが、鮮烈なライディングフォームとチャンピオン獲得年にまとっていたイエロー=通称USインターカラー、そして1983年にフレディ・スペンサー氏と死闘を繰り広げたことは、今でも当時のファンの間では語り草だ。
ヤマハにとってはまさしくレジェンドであり、往年のGPマシン・YZR500をイメージソースに持つXSR900 GPがこのカラーリングを採用するのは必然ともいえる。
そんな新色のイエローは欧州で先行発表され、日本ではジャパンモビリティショー2025で先行公開。見事なUSインターカラーの再現には、当時をイメージしたスピードブロックのグラフィックパターンを採用しただけでなく、フレームやスイングアーム、ホイール、倒立フロントフォークのアウターチューブに至るまで専用色になっている。
フレームとシートレール、スイングアーム、フォークアウター、さらにはブレーキ&クラッチレバー、ステップ、サイドカバーまでブラックアウトされ、ホイールはゴールド仕上げに。YZR500は年式によってスイングアームがシルバーだったりもするが、ここはデザインのまとまりのよさを優先した形だろう。
価格は、従来モデルの継続販売となるホワイト(シルキーホワイト)の143万円に対し、146万3000円に。発売日は2026年2月27日だ。
YAMAHA XSR900 GP ABS[2026 model]
| 車名 | XSR900 GP |
| 認定型式/原動機打刻型式 | 8BL-RN96J/N722E |
| 全長×全幅×全高 | 2160×690×1180mm |
| 軸距 | 1500mm |
| 最低地上高 | 145mm |
| シート高 | 835mm |
| キャスター/トレール | 25°20′/110mm |
| 装備重量 | 200kg |
| エンジン型式 | 水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ |
| 総排気量 | 888cc |
| 内径×行程 | 78.0×62.0mm |
| 圧縮比 | 11.5:1 |
| 最高出力 | 120ps/10000rpm |
| 最大トルク | 9.5kg-m/7000rpm |
| 変速機 | 常時噛合式6段リターン |
| 燃料タンク容量 | 14L |
| WMTCモード燃費 | 21.1km/L(クラス3、サブクラス3-2、1名乗車時) |
| タイヤサイズ前 | 120/70ZR17 |
| タイヤサイズ後 | 180/55ZR17 |
| ブレーキ前 | φ320mmダブルディスク+4ポットキャリパー |
| ブレーキ後 | φ220mmディスク+1ポットキャリパー |
| 車体色&価格 | 黄=146万3000円、白=143万円 |
| 発売日 | 黄=2026年2月27日、白=継続販売 |
XSR900 GP USインターカラー(イエロー)の写真ギャラリー
※以下の写真は欧州仕様(色名は欧州のレジェンドイエローで記載)
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ヤマハ [YAMAHA] | 新型ヘリテイジ/ネオクラシック)
6/18:ホンダ「NX400 E-Clutch」 バイクを操る最大の醍醐味であるシフトチェンジの楽しさを残しつつ、クラッチレバー操作の疲労やエンストの恐怖からライダーを解放するホンダの革新技術「Hon[…]
原付二種の手軽さと、高速道路を走れる自由を両立 近年、125ccクラスの手軽なバイクが大流行している。軽い車体で街中をスイスイ走れるのは魅力的だが、唯一の弱点が「高速道路に乗れない」ことだ。ツーリング[…]
原付二種の身軽さに、高速道路という自由をプラス 毎日の通勤や街乗りで大活躍する125ccクラス。しかし、休日のツーリングで「自動車専用道路」の看板に道を阻まれ、遠回りを強いられた経験を持つ人は多いはず[…]
4/4:ドゥカティ「スクランブラー・ナイトシフト・エメラルド」 ドゥカティの人気ネオクラシックモデルに、都会の夜を彩る新色「スクランブラー・ナイトシフト・エメラルド」が追加され、4月4日に発売となる。[…]
現行2025年モデルの概要を知るなら… 発売記事を読もう。2025年モデルにおける最大のトピックは、なんと言っても足つき性を改善した「アクセサリーパッケージ XSR125 Low」の設定だ。 XSR1[…]
最新の関連記事(ヤマハ [YAMAHA] | 新型大型二輪 [751〜1000cc])
5/15:ヤマハ「YZF-R9」 1月に登場した70周年記念カラーに続いて、クロスプレーン3気筒エンジンを搭載した新型YZF-R7の通常カラーが登場。価格は149万6000円。2026年モデルは歴代最[…]
4/4:ドゥカティ「スクランブラー・ナイトシフト・エメラルド」 ドゥカティの人気ネオクラシックモデルに、都会の夜を彩る新色「スクランブラー・ナイトシフト・エメラルド」が追加され、4月4日に発売となる。[…]
2月14日発売:カワサキ Z1100 / Z1100 SE 自然吸気Zシリーズの最大排気量モデルとなる新型「Z1100」および「Z1100 SE」がいよいよ2月14日に発売される。排気量を1099cc[…]
1/9発売:スズキ GSX250R 4気筒などの高性能を競うライバルが多い中、低中速域の扱いやすさを重視した並列2気筒エンジンにより、街乗りからツーリングまで幅広いシーンで真価を発揮する一台。2026[…]
ヤマハの3気筒スーパースポーツに早くも2026年モデル! ヤマハは国内向けモデルのYZF-R9を2025年10月30日に発売したが、早くも2026年モデルを発表。新色のスタンダードカラーは150万円切[…]
人気記事ランキング(全体)
二輪のふらつきにサヨナラ。四輪がもたらす圧倒的な安心感 自転車や二輪の電動モビリティに乗っていて、低速時や荷物を積んだ時のふらつきにヒヤリとした経験はないだろうか。特に歩道走行モードのような低速域では[…]
長距離ツーリングの退屈さを打ち破る、圧倒的なオーラ 「長距離を走れるツアラーは快適だけれど、デザインがどれも似たり寄ったりで刺激が足りない」。そんな不満を心の奥底に抱えながら、ガレージに収める特別な1[…]
スリムな設計で取り付け場所の自由度がUP! スマートな防犯用アイテム登場 出先でのヘルメットの盗難抑止に重宝するヘルメットロックだが、近年のバイクはスマートフォンホルダーや各種コントローラーなどでハン[…]
単なる足代わりで終わらない。シグナスXが誇る「本気」の走り ただのスクーターと侮るなかれ。シグナスXの根底に流れているのは、紛れもないヤマハのレーシングDNAだ。心臓部にはVVA(可変バルブ機構)を採[…]
12インチホイールと103kgの軽さが生み出す無類のファンライド ホンダのグロムは、12インチの小径ホイールと車両重量103kgという圧倒的な軽さにより、初心者からベテランまで純粋な走る喜びを味わえる[…]
最新の投稿記事(全体)
このまま発売して欲しい! ハーレーダビッドソンが「RMCR Café Racer Concep (RMCR カフェレーサーコンセプトバイク)」を発表し、SNSなどでは「カッコイイ」「このまま発売して欲[…]
レトロなスタイルは好きだが、急ブレーキの不安は消したい 「クラシックなデザインのバイクに乗りたいけれど、安全装備がついていないのは不安だ」。雨の日のマンホールや、パニックブレーキでのタイヤロックにヒヤ[…]
イベント前に届く。熱中症対策を兼ねたオリジナルグッズの事前販売 隼駅まつり実行委員会主催の「2026年 第16回 隼駅まつり」が、2026年8月2日(日)に開催される。会場となるのは、鳥取県八頭郡八頭[…]
未塗装樹脂パーツ、白っぽくなっていませんか? 最近のバイクでは必ずといって良いほど採用されている素材が「未塗装樹脂パーツ」です。 未塗装樹脂パーツとは文字通り塗装していない樹脂製パーツのことです。黒や[…]
第5戦フランスGPで勢力図激変。最強ドゥカティを襲う異変とは? 小椋藍くんの3位表彰台によって、アプリリアは第5戦フランスGPで同社最高峰クラス史上初の1-2-3を達成した。第5戦フランスGP終了時点[…]
- 1
- 2












































































