
2017年の初登場以来ネオクラシックブームを牽引し続けている、カワサキZ900RS。その走りをさらに研ぎ澄ます注目のカスタムパーツがr‘s gearとナップスのコラボレーションにより登場した。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:ナップス
色褪せないヘリテイジ、進化する「Z」の系譜
2017年秋の東京モーターショーで世界初公開されて以来、Z900RSは常にライダーの注目の的であり続けている。その最大の魅力は、往年の名車Z1/Z2への敬意を払いつつ、現代の技術で蘇らせたスタイリングと走行性能の融合にあることは言うまでもない。
とくに注目すべきは、年次改良ごとに展開されるカラーリングの妙だ。2018年のデビュー時は、伝説の始まりである「火の玉カラー」を纏って登場した。その後もカワサキの手綱捌きは絶妙で、2020年モデルでは「イエロータイガー」、2021年モデルではゼファーシリーズを彷彿とさせるグラフィック、そして2022年のZ誕生50周年記念車と、ファンの心を鷲掴みにする展開を見せてきた。
このように、Z900RSは単なる懐古趣味ではなく、過去と現在を繋ぐアイコンとして常に変化し続けているのである。だがノーマルの完成度が高いからこそ、オーナーとしては「自分だけの一台」に仕上げたいという欲求が湧いてくるのもまた必然だ。
2026年2月発売予定の2027年モデルでも、新色が用意されている。
全身ブラックアウト! 国内ではスタンダード的な位置づけに 「Z900RSブラックボールエディション(Black Ball Edition)」を初生撮り! カワサキがジャパンモビリティショー2025で展[…]
走りを激変させる「機能美」の追求
カスタムにおいて、もっとも効果を体感しやすく、かつマシンの性格を決定づけるのがマフラー交換だろう。そのひとつの選択肢として、用品店大手のナップスが展開する『Naps Sports』と、高性能マフラーの老舗『r’s gear(アールズ・ギア)』がタッグを組んで開発した「Z900RS/CAFE用ワイバンチタンストレートマフラー」がこのほど登場した。
驚異の「マイナス約7.7kg」がもたらす世界
まず特筆すべきは、その圧倒的な軽量さである。純正マフラーの重量が約12kgであるのに対し、このワイバンチタンストレートは約4.3kgという数値を叩き出した。じつに約64%もの軽量化だ。
バイクにおいて、バネ上重量の軽量化、とくに重心から遠い位置にあるマフラーの軽量化は、運動性能に劇的な変化をもたらす。取り回しの軽さはもちろん、コーナーでの切り返しやブレーキング時の挙動において、その恩恵を強く感じられるはずだ。航空機にも採用されるチタン合金を全面的に採用した結果であり、まさに素材と技術の勝利といえよう。
「車検対応」と「パワーアップ」の両立
全域にわたるトルク&パワーアップも実現。データによれば、最高出力は純正の96.6psから103.7psへ、最大トルクは8.7kg-mから9.0kg-mへと向上している。それでいて、音量・排ガス規制をクリアした政府認証(車検対応)モデルなのだから公道使用も安心だ。
外観は「ストレートマフラー」の名が示す通り、Z900RSのクラシカルなフォルムを崩さない硬派な一本出しスタイル。サウンドに関しても、単なる排気音ではなく、ライダーを高揚させる深く心地よい重低音サウンドにチューニングされているという。
価格は31万7900円(税込)。決して安い買い物ではないが、チタンフルエキゾーストかつ、そして「アールズ・ギア × ナップス」という信頼性を考えれば、愛車のポテンシャルを解放するための選択肢としては有力だろう。愛車のさらなる魅力向上に向けて検討してみてはいかがかな。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(Z900RSシリーズ)
高級パーツの“ポンづけ”じゃない。メーカが本気を出したSEの完成度 ーー試乗では、複数のモデルに試乗しましたが、それぞれ個性があった? 青木「じつは今回のサーキット試乗、最初にZ900RSブラックボー[…]
スポーツ向きのハンドル剛性 ビキニカウルと段付きのシングル風シートを装備した正統派カフェレーサースタイルのZ900RS CAFE。SEやBBのハンドルがナロー化してライダーに近づいた分、ワイドで低いC[…]
大人気バイクが8年目のフルチェンジ。ルックスからは解らない進化とは ──2017年の東京モーターショーで世界初公開されたZ900RS。名車Z1をイメージさせるティーザー動画なども相まって、登場前から鳴[…]
Z1はレジェンドではなく「レガシー」 ──まずは2026年のフルチェンジのお話を伺う前に、そもそもZ900RSを世に出した経緯から教えていただけますか? 当時(Z900RS登場前)はカワサキの旧車や中[…]
2018年モデル:Z1/Z2モチーフ 発売は2017年12月1日。モチーフとなったZ1・Z2は、ショートピッチの燃料タンク形状とオレンジの塗色から「火の玉オレンジ」と呼ばれたカラーリング。これが伝説の[…]
人気記事ランキング(全体)
クルマでもバイクでもない!街中をスイスイ駆ける超コンパクトEV スマートに、スタイリッシュに街を駆け抜ける。 そんな都市型モビリティの未来を現実のものとしたひとつの答えが、今回オートバックスで受注が始[…]
ロングセラーとなった6気筒ツアラー「カワサキ Z1300」 ホンダのCBX1000とほぼ同時期である1978年のケルンショーで発表され、翌1979年に登場したのがカワサキZ1300である。同じ並列6気[…]
「存在がデカすぎた」から死なせた。天才・聖秀吉が物語から消えた真実 輸出仕様のカスタムを完全再現!フロントフェンダー外しに宿る「走り屋の狂気」 ホビージャパンが新たに展開するダイキャスト製1/24完成[…]
欠場も焦る必要なし!年間最多レース時代に求められる戦い方 MotoGP第12戦イギリスGPで、小椋藍選手(SuperFile Trackhouse MotoGP Team)が転倒、リタイヤを喫しました[…]
日立のトラコンとボッシュのABSを標準装備!原二クラスの枠を破壊した「ADX125 Plus」 中国で発表された新型スクーター「ADX125 Plus」(現地名:ADX Plus)のスペックシートを眺[…]
最新の投稿記事(全体)
高性能エンジンオイルや添加剤を利用するかしないかで、エンジン内部に雲泥の差が 「ガソリンを入れてエンジンオイル交換さえしていれば、気持ち良く走ってくれるのが4サイクルエンジンだよね」 といったお話しを[…]
往年のレーシングカーを彷彿とさせる肉抜きデザイン! 最大のバリューは、なんと言ってもそのアーム&ボディの造形美だ。A6061アルミを贅沢に削り出し、マットブラックアルマイト処理を施したボディは質感バツ[…]
Screenshot ガソリン添加剤は大手石油メーカーや自動車・バイクメーカーからも純正ケミカルとして発売されており、それぞれの商品解説においてエンジン内部の汚れを取り除き、エンジンコンディションを整[…]
GB350を初体験 今回一緒に走るのはミクさん。2人でバイクを交代しながら千葉県の手賀沼周辺を走っていただきます。胡桃さん、これまでスポーツバイクが興味の中心だったのでGB350とGB350 Sをマジ[…]
欲しかった機能の追加で好感度がまた爆上がり!! フル機能版E-Clutchで幅広い層の好みに対応! 先月試乗したCB750 HORNETなどに続き、’26年5月にはCBR400RもE-Clutchを搭[…]
- 1
- 2




































