
ヤマハはインドで、自社開発のスポーツスクーター「AEROX E(アエロックス イー)」と、River社との協業で開発した電動スクーター「EC-06(イーシー ゼロシックス)」の2モデルを発表した。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
“マキシスポーツ”の系譜を受け継ぐAEROX E
ヤマハはインドで電動スクーター2車を発表。このうち「AEROX E」は、ヤマハのマキシスポーツの系譜を受け継ぐ高性能電動スポーツスクーターで、ヤマハが自社開発したもの。インド市場に投入しているガソリンエンジンモデル「AEROX 155」が持つスポーティな走行フィーリングとデザインを再現している。
現地発表のリリースによれば最高出力9.4kW(12.7ps)、最大トルク48Nm(4.89kg-m)を誇り、数値からは400ccクラス並みのスタートダッシュが想像できる。着脱式3kWhのバッテリーを2つ搭載し、取り外して充電することも可能。航続距離は106kmだ。
3つの走行モード「エコ」「スタンダード」「パワー」に加え、力強いダッシュを可能にする「ブースト」機能も備える。詳細は発表されていないが、一定時間の出力増強を可能にするものだろう。また、モーターの特性を生かしたリバースモードも備え、押し歩きをサポートする。
デザインはツインLEDのヘッドライト、LEDウインカー、3D効果を備えたLEDテールランプを採用し、スポーティなシルエットにはヤマハEVのイメージを投影するシアンの差し色が用いられる。
メーターは大型カラーTFTディスプレイを搭載し、Y-connectモバイルアプリ連携によりターンバイターンナビゲーションの表示やメンテナンスリマインダー、最終駐車位置などを表示可能。このほか前後ディスクブレーキディスクブレーキ+シングルチャンネルABSも装備し、スポーティな走りを足元から支える。
YAMAHA AEROX E
都市部での使用を想定したEC-06
もう一方のEC-06は、ヤマハが2024年1月に出資を発表したRiver社(インド)との協業によって開発されたモデル。都市間モビリティのファースト/ラストマイルを想定したアーバンスクーターだ。こちらは定格出力4.5kW、最高出力6.7kW(9.1ps)で最大トルク値の発表はなし。
最大の特徴はコネクテッド機能を搭載すべくSIMを内蔵したテレマティクスユニットを採用している点だ。リアルタイム接続によるデータアクセスで、通勤に便利な機能が提供されるという。
容量4kWhのバッテリーは固定式で、充電は家庭用プラグインによって行う。航続可能距離は160kmとされ、走行モードは3つ。そしてこちらもリバースモードを備えている。
そのほか、前後ディスクブレーキやカラーLCDディスプレイ、LEDヘッドライト&テールライトを採用。シート下の収納スペースは容量24.5Lを確保する。
いずれも日本への導入があるのかは不明だが、EC-06についてはインド発表で「グローバルな視点を持ってインドで開発」とされていることもあり、インド以外の国や地域に向けて販売される可能性は高そうだ。
YAMAHA EC-06
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(ヤマハ [YAMAHA] | 新型EV/電動バイク)
7/1:ビモータ「TESI H2 TERA」 カワサキ「Z H2」譲りの200PSスーパーチャージドエンジンと、ビモータ伝統のハブセンターステアリングを融合させた究極のクロスオーバー。ノーズダイブを抑[…]
ホンダの心臓を宿した、ヤマハの新しい「ジョグ」 「EVスクーターに興味はあるけれど、どこのメーカーのシステムが安心できるのだろう」。そんな疑問を持つライダーにとって、この一台はひとつの信頼できる答えに[…]
30kgフル積載でも余裕の登坂力。EVがもたらす極上のトルク 「荷物をたくさん積んだ状態での坂道発進は、どうしてもパワー不足を感じてしまう」。そんな配達現場のリアルな悩みを、ギアレヴはモーターの圧倒的[…]
3/5:ホンダ「X-ADV」2026年モデル ホンダのアドベンチャースクーター「X-ADV」2026年モデルが3月5日に発売される。前年のマイナーチェンジでシャープな外観やクルーズコントロールを手に入[…]
インホイールモーターなど車体のベースはホンダ製 ヤマハが原付一種の電動スクーター「JOG E」を市販する。2002年に量産初の電動二輪車「パッソル(Passol)」を日本国内で発売して以降、原付一種E[…]
最新の関連記事(ヤマハ [YAMAHA] | 新型スクーター)
スロットル操作でシフトダウン!? 電子制御CVT「YECVT」の衝撃 「スクーターはアクセルをひねるだけで楽だが、スポーツ走行ではどうしても物足りない」。そんなライダーの不満を過去のものにするのが、ア[…]
7/1:ビモータ「TESI H2 TERA」 カワサキ「Z H2」譲りの200PSスーパーチャージドエンジンと、ビモータ伝統のハブセンターステアリングを融合させた究極のクロスオーバー。ノーズダイブを抑[…]
最高峰「R1M」をまとった、只者ではない凄み 「毎日の通勤路でも、レーシングマシンに乗っているかのような特別感に浸りたい」。そんなライダーの欲求を、このスペシャルエディションは完璧に満たしてくれる。 […]
ホンダの心臓を宿した、ヤマハの新しい「ジョグ」 「EVスクーターに興味はあるけれど、どこのメーカーのシステムが安心できるのだろう」。そんな疑問を持つライダーにとって、この一台はひとつの信頼できる答えに[…]
単なる足代わりで終わらない。シグナスXが誇る「本気」の走り ただのスクーターと侮るなかれ。シグナスXの根底に流れているのは、紛れもないヤマハのレーシングDNAだ。心臓部にはVVA(可変バルブ機構)を採[…]
人気記事ランキング(全体)
“過剰性能”というコンセプト 第18回モンキーミーティングの会場を沸かせたリトルカブベースのカスタムマシンがある。その核となるのは「過剰性能」という明確なコンセプトだ。通常の車両開発では、性能は用途に[…]
走行風を最大の冷却力に変える、新発想の次世代アンダーウエア 真夏のバイク走行において、メッシュジャケットを着ていても「涼しさを感じない」という経験を持つライダーは多い。それは汗が乾ききってしまい、気化[…]
普通自動車免許で楽しめる。リバーストライク「Can-Am」 Can-Amシリーズは、一般的な2輪バイクや、前1輪・後2輪の従来のトライクとは異なる、前輪2つ、後輪1つの「リバーストライク」と呼ばれる構[…]
名機Vツインが最新の電子頭脳を手に入れた 「Vツインの鼓動感は好きだが、ツーリングを楽にする最新の電子制御も欲しい」。そんなライダーのわがままに、スズキは完璧な回答を用意した。 心臓部には、25年以上[…]
「リアル峰不二子」が魅せる、相棒との優雅な休日 トライアンフのブランドアンバサダーを務めるダレノガレ明美さん。2026年1月の就任以来、彼女のバイク愛は深まるばかりだ。今回、InstagramとXに投[…]
最新の投稿記事(全体)
ワークマンプラス上板橋店で実地調査! これからの「猛暑」あるいはそれを飛び越えた「酷暑」と呼ばれる夏の時期、上着なしの薄着でいたくなるのも確か。しかしバイクに乗る以上、「転倒」というリスクには常に備え[…]
緊急時だからこそ、誰でも迷わず使えることが重要。 [Q] 標準装備のエマージェンシーリリースシステムについて教えてください。 事故などの緊急時に、救助者がライダーへ余計な負担をかけることなく、ヘルメッ[…]
「B+COM 7X EVO SUZUKI SPECIAL EDITION」 ※本製品は、2種類のフェイスプレートが付属 狙うはGSX-Rか、はたまたハヤブサか?拘り抜いた“パールビガーブルー” 今回の[…]
6月下旬~7月上旬:Kabuto「SHUMA SKALION」 走行開始30秒で涼しさを体感できるKabutoの「SHUMA」に、サソリとトライバル模様をあしらった新色「スカリオン」が追加された。ヘル[…]
50ccモンキーとゴリラが持つ普遍的な魅力と足回りの課題 1967年に誕生し、超小型・軽量な車体でレジャーバイクというジャンルを確立したモンキー。そして1978年、大容量9.0Lタンクとマニュアルクラ[…]
- 1
- 2



































