
カワサキモータースジャパンは、レースカテゴリーにとらわれない636ccの並列4気筒エンジンを搭載するスーパースポーツ「ニンジャZX-6R(Ninja ZX-6R)」の車体色バリエーションを刷新し、スマートフォンアプリの音声コマンドとナビ機能に新対応させた2026年モデルを発表。2025年9月27日に発売すると発表した。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:カワサキモータースジャパン
新ライムグリーンのほかグレー系2色も新ラインナップ
カワサキは、4気筒600ccスーパースポーツ勢に対し37ccのアドバンテージを持つ「ニンジャZX-6R」の車体色を変更し、スマートフォンアプリの新機能が利用可能になった2026年モデルを2025年9月27日に発売する。
2026年モデルでは、新たにスマートフォンアプリ「RIDEOLOGY THE APP MOTORCYCLE」の「音声コマンド」、「ナビ機能」を利用できるようになった。これら2つの機能は有償ライセンスが必要だが、本モデルを新車で購入すると1年間無償で使えるようになる。
新色は、従来KRTカラーと呼ばれた『ライムグリーン』のグラフィックを更新したほか、ダーク系の『メタリックマットグラフェンスチールグレー×メタリックスパークブラック』、明るめのマット系でブルーのホイールを装備した『メタリックマットダークグレー×エボニー』の3種で、全てが新色に置き換わる。
レースカテゴリーにとらわれない排気量とすることで余裕のある低中速トルクを確保し、公道で最適な特性に仕立てられているのがニンジャZX-6Rだ。
KQS(カワサキクイックシフター)、KTRC(カワサキトラクションコントロール)、選択できるパワーモード、KIBS(カワサキインテリジェントアンチロックブレーキシステム)などのライダー支援技術を搭載しており、2024年モデルからはレイヤー構成のカウリングや新デザインのヘッドライトなどを採用しているの。
奥まったところから鋭い視線を送るヘッドライトはプロジェクターとリフレクターを組み合わせたもので豊かな陰影を表現。デザインはZX-10Rからさらに進化したもので、レイヤー構造のフロントカウル、サイドカバー、テールカウルへの流れるようなスタイリングを実現。ウイングレット形状のインレットや湾曲したヘッドライト下スポイラー、アッパーカウル中央のラムエアインテークなど、エアロダイナミクスにもカワサキならではのノウハウが光る。
なお、価格には1か月目点検に加え3年間の定期点検とオイル交換(オイルフィルター含む)を無償で受けられるカワサキケアモデルの設定が含まれている。ETC2.0車載器は標準装備だ。
ニンジャZX-6R のカラーバリエーションとスペック
KAWASAKI Ninja ZX-6R[2026 model]ライムグリーン(GN1)
KAWASAKI Ninja ZX-6R[2026 model]メタリックマットグラフェンスチールグレー×メタリックスパークブラック(GY1)
KAWASAKI Ninja ZX-6R[2026 model]メタリックマットダークグレー×エボニー(GY3)
車名 | Ninja ZX-6R / KRT EDITION |
型式 | 8BL-ZX636J |
全長×全幅×全高 | 2025×710×1105mm |
軸距 | 1400mm |
最低地上高 | 130mm |
シート高 | 830mm |
装備重量 | 199kg |
エンジン型式 | 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ |
総排気量 | 636cc |
内径×行程 | 67.0×45.1mm |
圧縮比 | 12.9:1 |
最高出力 | 122ps/13000rpm ラムエア加圧時:128ps/13000rpm |
最大トルク | 7.0kg-m/11000rpm |
変速機 | 常時噛合式6段リターン |
燃料タンク容量 | 17L |
WMTCモード燃費 | 16.2km/L(クラス3-2、1名乗車時) |
タイヤサイズ前 | 120/70ZR17 |
タイヤサイズ後 | 180/55ZR17 |
ブレーキ前 | φ310mmダブルディスク+4ポットキャリパー |
ブレーキ後 | φ220mmディスク+1ポットキャリパー |
価格 | 159万5000円 |
車体色 | 緑、濃灰×黒、艶消し灰×黒 |
発売日 | 2025年9月27日 |
KAWASAKI Ninja ZX-6R[2026 model]
KAWASAKI Ninja ZX-6R[2026 model]
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(カワサキ [KAWASAKI])
スマホ連携機能で魅力を増した、ボッシュ製ARASを備える最高峰ツアラー カワサキは「ニンジャH2 SX SE」の2026年モデルを11月1日に発売する。カラー&グラフィックの変更およびスマートフィンア[…]
ゼファーとは真逆のコンセプトで独り勝ちを掴む! 1989年のカワサキZEPHYR(ゼファー)をきっかけに、カウルのないフォルムをネイキッドと呼ぶカテゴリーが瞬く間に人気となった。 続いて1991年に、[…]
Z H2 SEが進化! スマホ連携ナビが利用可能に スーパーチャージドネイキッドのフラッグシップ「Z H2 SE」の2026年モデルが9月27日に発売される。カラーリングが「メタリックマットグラフェン[…]
青ベース、白ベースそれぞれのツートーンが登場 カムシャフトの駆動にベベルギヤを用いた、美しい外観の空冷バーチカルツインエンジンを搭載(バーチカルは垂直に立ったシリンダーを指す)するW800は、360度[…]
カワサキ大排気量モデルの原点は、2026年モデルも普遍性を継承 目黒製作所の創立100周年だった2024年秋、「メグロK3」が初のデザインアップデートを受けた。2024年11月発売のメグロS1のカラー[…]
最新の関連記事(新型スーパースポーツ)
北米仕様ではそれぞれ4カラーの多色展開 カワサキは北米で、フルカウルスポーツ「ニンジャ」ファミリーを発表。本記事では4気筒モデル「Ninja ZX-6R」「Ninja ZX-4R /4RR」を紹介しよ[…]
レースで勝つために進化を重ねたトップパフォーマー 「GSX-Rの40年」ではまず、”アルミフレーム+カウリング+4スト最強水冷4気筒”のGSX-R(400)を紹介。 1980年代初頭に始まった空前のバ[…]
“グローバルカラー”をうたうマットパールホワイト インディアヤマハモーター(IYM)は、水冷単気筒エンジンを搭載するフルカウルスポーツ「R15 V4(V4=第4世代の意 ※日本名YZF-R15)」の新[…]
欧州仕様に準じた仕様でKYB製フロントフォーク、ウイングレット、ブレンボキャリパーなどを採用するR1 2026年シーズンをヤマハ車で戦うライダーに向け、サーキット走行専用モデルの新型「YZF-R1 レ[…]
兵庫県西明石発、エンジニアリングの宝石がここに まだまだ続くよ北米で! 国内では2021年モデルの予約受注をもって販売終了が宣言されたニンジャH2/H2カーボン、およびクローズドコース専用のモンスター[…]
人気記事ランキング(全体)
世界初公開のプロトタイプ&コンセプトモデルも登場予定! ホンダが公式素材として配布した写真はモーターサイクルショー展示車および鈴鹿8耐時点のもの、つまりミラー未装着の車両だが、JMS展示車はミラー付き[…]
YZF-R1/R6のレースベース車が受注開始! ヤマハがロードレースやサーキット走行専用モデル「YZF-R1 レースベース車」と「YZF-R6 レースベース車」の発売を発表。いずれも期間限定の受注生産[…]
夏のツーリングで役立つ日除け&雨除け機能 KDR-V2は、直射日光によるスマホの温度上昇や画面の明るさ最大時の発熱を軽減するために日陰を作る設計です。雨粒の付着で操作がしにくくなる場面でも、バイザーが[…]
通勤エクスプレスには低価格も重要項目! 日常ユースに最適で、通勤/通学やちょっとした買い物、なんならツーリングも使えるのが原付二種(51~125cc)スクーター。AT小型限定普通二輪免許で運転できる気[…]
ウィズハーレー掲載記事のウラ側がわかる 俳優/タレント/サックスプレイヤーとしても活躍する武田真治さんが、故郷・北海道を同級生たちと結成するハーレーチーム「BLACK NOTE」とともに駆け抜けた!ハ[…]
最新の投稿記事(全体)
スマホ連携機能で魅力を増した、ボッシュ製ARASを備える最高峰ツアラー カワサキは「ニンジャH2 SX SE」の2026年モデルを11月1日に発売する。カラー&グラフィックの変更およびスマートフィンア[…]
地面を感じる直進安定性で日常の移動を安心快適に 決勝レース1で自己最高となる2位を獲得した第3戦を終え、全日本ロードレース選手権は8月下旬まで約2ヵ月間の夏休み。その間もいろいろと忙しいのですが、やっ[…]
ゼファーとは真逆のコンセプトで独り勝ちを掴む! 1989年のカワサキZEPHYR(ゼファー)をきっかけに、カウルのないフォルムをネイキッドと呼ぶカテゴリーが瞬く間に人気となった。 続いて1991年に、[…]
フレディ・スペンサー、CB1000Fを語る ──CB1000Fのインプレッションを聞かせてください。 とにかくすごく良くて、気持ちよかったよ。僕は何年もの間、新しいバイクのテストをしてきた。HRCのテ[…]
まさかのコラボ! クロミちゃんがホンダバイクと出会う ホンダがサンリオの人気キャラクター「クロミ」と、まさかのコラボレーションを発表した。クロミがバイクに乗りたくなるというストーリーのオリジナルアニメ[…]
- 1
- 2