
Z900RSのベースモデルとしても知られる、カワサキのスポーツネイキッドZ900。現行のモデル展開の基礎となった2018年モデルも、登場からすでに7年近く経つこともあり、手頃な価格の出玉も増えている。中古車としての注目度も高いので、この機会に各年式の違いをおさえて、自分に最適な一台を選んでみよう。この記事では2018年モデルについて紹介する。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:カワサキ
2018年モデル概要:Z800の後継機として誕生
現行モデルにつながるZ900の初登場は、2016年11月のミラノショーでのこと。それまで存在していたミドルクラスのスポーツネイキッドZ800の後継モデルとして開発された。
800をベースに排気量アップを図るのではなく、Z1000ベースで排気量を落とすというアプローチが採られており、完全新設計だった。排気量はZ1000の1043ccからボア77mm→73.4mmとすることで95ccダウンの948ccに設定。車体は新しいトレリスフレームや水平マウントのリヤショックを採用する当時最新鋭の設計を取り入れており、軽快な運動性能を獲得していた。
心臓部には948cm³並列4気筒エンジンを採用し、最高出力125psをマーク。吸気、排気バルブ径とポート形状を最適化し実現した中速回転域の優れたパワーフィーリングを実現していた。
外観では、近年のカワサキが掲げ続けている「Sugomi=凄み」デザインをZ1000から継承。足まわりには星型5本のキャストホイールを採用することで、クラシカルさを追求したZ900RSとは異なるスポーティーさが演出されていた。
Z900RSとは明確にキャラクターが異なる
外観が違うのは当然のことながら、装備面を見ていくとキャラクターの違いがよくわかるようになっている。並べてみるとベースが同じには見えないぐらいにそれぞれディテールが造り込まれていて、RSは900に比べるとプレミアム度が高く、Fフォークの調整が伸び側減衰力とプリロードのみの900に対してRSはフルアジャスタブルになっている。また、RSに装備されるトラコンも900にはない。
シートレールの角度が大きく異なるZ900とZ900RS。ブレーキディスクもペタルと真円で異なっている。ホイールベースはZ900の1450mmに対しZ900RSは1470mmと延長されており、ハンドリングにも違いが見られそうだ。
フィンだけでなく排気まわりが異なるエンジンは、Z900の125ps/9500rpmに対しRSは111ps/8500rpmと最高出力発生回転数もかなり異なる。Fブレーキは同じ4ポットだが、RSはラジアルマウントキャリパーとなっている。
KAWASAKI Z900[2018model]SPEC & COLOR
主要諸元■全長2065 全幅825 全高1065 軸距1450 シート高795(各mm) 車重210kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 948cc 125ps/9500rpm 10.0kg-m/7700rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●発売当時価格:95万4000円 ●色:灰×黒、赤×黒 ●発売日:2018年4月2日
カワサキ「Z900シリーズ」の最新相場情報
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(カワサキ [KAWASAKI] | 新型大型二輪 [751〜1000cc])
新しい顔にウイングレットも装備! カワサキモータースジャパンは、海外で先行発表していた「ニンジャZX-10R」と「ニンジャZX-10RR」の2026年モデルを今夏に発売予定と発表した。サーキットパフォ[…]
最新モデルについて知るなら…最新モデル発売記事を読もう これから新車での購入を考えているなら、まずは最新の2026年モデルをチェックしておこう。W800の2026年モデルはカラーリングを一新し、202[…]
2月14日発売:カワサキ Z1100 / Z1100 SE 自然吸気Zシリーズの最大排気量モデルとなる新型「Z1100」および「Z1100 SE」がいよいよ2月14日に発売される。排気量を1099cc[…]
2019年モデル:2本立てで復活 一時は2017年モデルのファイナルエディションを最後に、一部マーケット(インドネシア等)向けを除き、生産が終了していたが2019年モデルから国内でも復活。 空冷773[…]
日本ではブラックボールエディションが標準モデルの位置づけだが…… カワサキは、欧州で新型「Z900RS」シリーズを発表した。日本では「Z900RS SE」および「Z900RS CAFE」、そして「Z9[…]
最新の関連記事(Z900)
アッパーミドルクラスに君臨する“Sugomi”ゼットの中核モデル カワサキは北米において、948cc並列4気筒エンジンを搭載したスーパーネイキッド「Z900」および上級モデル「Z900 SE」の202[…]
スーパーチャージド4気筒の「Z H2」、2気筒「Z」ら計7モデルに11色を新設定 カワサキは欧州で、獲物に襲い掛かるかのような低い構えを表現した“Sugomi”デザインで人気の「Z」ファミリーの、スー[…]
2018年モデル:Z1000をベースに新設計 発売は2018年4月2日。ミドルクラスのスポーツネイキッドZ800の後継モデルとして開発された。800をベースに排気量アップを図るのではなく、Z1000ベ[…]
2025年モデル概要:ほぼ全身に手が入った進化版SE 海外では存続していたZ900の上級モデル、Z900SEが国内モデルとしても復活したのは2025年4月のこと。エンジンやフレーム、足まわりに手が入り[…]
2024年モデル概要:赤×黒の熱いカラーリング 「エキサイティング&イージー」をコンセプトに掲げるZ900は、カワサキのフィロソフィーを体現したかのような、先鋭的な「Sugomi」デザインが特徴。エン[…]
人気記事ランキング(全体)
世代を超えて愛されるスーパーカブの魅力とイベント開催概要 スーパーカブの大きな魅力は、親しみやすい造形と実用性の高さが両立している点だ。初代モデルの開発者である本田宗一郎氏がこだわった丸みを帯びたフォ[…]
原付二種の身軽さに、高速道路という自由をプラス 毎日の通勤や街乗りで大活躍する125ccクラス。しかし、休日のツーリングで「自動車専用道路」の看板に道を阻まれ、遠回りを強いられた経験を持つ人は多いはず[…]
まもなく帰ってくるぞ“パパサン”が! 空冷スポーツスター復活。そんな胸躍るニュースが飛び込んできた。米国ハーレーダビッドソンは5月5日(現地時間)、2026年第1四半期決算の発表にて、新たな成長戦略「[…]
「あいつは終盤に追い上げてくる」がライバルにプレッシャー フランスGPウィークですが、日本のMotoGPファンの皆さんが大注目している小椋藍くん(Trackhouse MotoGP Team)について[…]
いつもの退屈な道を、心躍る特別なステージに変える魔法 毎日の通勤や買い物。決まった道をただ往復するだけの時間。実用性だけを求めて選んだスクーターでは、移動はただの「作業」になってしまいがちだ。 そんな[…]
最新の投稿記事(全体)
「7mmアップ/21mmバック」がもたらす絶妙なゆとり 新型CB1000Fの純正ポジションは完成されているが、長距離ツーリングやストップ&ゴーの多い市街地では「もう少し手前にあれば……」と感じるライダ[…]
漆黒の2本出し。これぞ「大人のアクラ」だ! 今回登場したZ900RS用スリップオン最大の見どころは、その攻撃的なフォルムにある。 唯一無二のブラックステン: 鈍い光を放つブラックコーティングが施された[…]
カフェレーサーの聖地イギリス ロンドンのACE CAFE LONDONをはじめRIDEZ、BSA等クラシックスタイルアパレル・バイクブランドが出展。 カフェレーサーのアイコンとも言うべきエースカフェロ[…]
普通の移動手段では満たされないあなたへ 通勤や週末のちょっとした移動。便利さばかりを追い求めた結果、街には同じようなプラスチックボディのスクーターが溢れ返っている。「もっと自分らしく、乗ること自体に興[…]
5/15:ヤマハ「YZF-R9」 1月に登場した70周年記念カラーに続いて、クロスプレーン3気筒エンジンを搭載した新型YZF-R7の通常カラーが登場。価格は149万6000円。2026年モデルは歴代最[…]
- 1
- 2












































