最新中古相場もわかる! 人気バイク歴代モデル図鑑:ヤマハXSR900【日本限定カラー登場の2025年モデル】

最新中古相場もわかる! 人気バイク歴代モデル図鑑:ヤマハXSR900【日本限定カラー登場の2025年モデル】

MT-09の並列3気筒エンジンとシャーシをベースに丸型ヘッドライトなど、レトロフィット外装を与えられたヤマハの人気ネオクラシックモデルXSR900。初登場は2016年なため、手頃な価格の出玉も増えており、中古車としての注目度も高い。この機会に各年式の違いをおさえて、自分に最適な一台を選んでみよう。この記事では2025年モデルを紹介する。


●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:ヤマハ

”XSR900”の登場によりカジュアル寄りに回帰

2024年モデルまでのXSR900は、初代モデルに対し“レーシングヘリテイジ”を標ぼうすることで1980年代のレーシングマシンカラーをまとい、走りもスポーツ性を高めたものとしていた。しかし、カウル&セパレートハンドル付きのXSR900 GPが登場したことにより、2025年モデルではややカジュアルな路線に回帰する形でマイナーチェンジを受けた。おもに快適性とデザイン性を向上する内容だった。

たとえば、スマートフォンにインストールしたアプリと連携することでナビゲーション機能も使用可能な5インチ(従来型は3.5インチ)TFTディスプレイ、出力特性・各種電子デバイスの介入度を選択できる「YRC(ヤマハライドコントロール)」、機能追加されたウインカーなど走行を支援するテクノロジーの搭載。またXSR900 GPと同じフルアジャスタブルにグレードアップしたリヤサスペンションと最適化したフロントブレーキサスペンション、ライディングポジションまわりの見直しなどもあった。

日本限定カラーの“アイボリー”が受注期間2025年9月30日までで登場したのもトピック。燃料タンクのグラフィックも専用のラインが引かれ、フロントフォークアウターに至っては、この色味を実現するためだけにカシマコートを採用したほどのこだわりようだ。にもかかわらず、レギュラーカラーとの価格差3万3000円で収めてきたのは、企業努力の賜物というほかない。

灯火類はすべてLEDだ。

メーターやスイッチボックス、ハンドルバーが更新されたコックピットまわり。

燃料タンクキャップの形状に注目。

快適性が増したシート。このブラウンはアイボリーの専用色だ。

リザーバータンク付きのフルアジャスタブルにアップグレードされたリヤサスペンション。工具いらずのダイヤル式プリロードアジャスターも採用。

日本限定カラー専用のコーティングが施された倒立フロントフォーク。こちらは元々フルアジャスタブルで、リヤサスと合わせてセッティングが変更された。

YAMAHA XSR900[2025model]スペック&カラー

主要諸元■全長2155 全幅790 全高1155 軸距1495 シート高810(各mm) 車重196kg(装備) ■水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ 888cc 120ps/10000rpm 9.5kg-m/8500rpm 変速機6段 燃料タンク容量14L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●発売当時価格:132万円~ ●色:白、黒、象牙色 ●発売日:2025年4月14日(アイボリーの受注は2025年9月30日まで)

【YAMAHA XSR900[2025model]】セラミックアイボリー

【YAMAHA XSR900[2025model]】シルキーホワイト

【YAMAHA XSR900[2025model]】ブラックメタリックX

カスタムコンセプト×2車も公開

2025年3月には東京都内での発表会が行われ、カスタムイメージを膨らませるコンセプトマシン2台も公開されていた。開発スタッフたちのXSR愛が凄い。

XSR900 GPの純正セパレートをトップブリッジ下にマウントし、ヘッドライト位置をやや下げたカフェレーサーイメージの1台。フェンダーレス化し、シートは表皮を張り替えてある(シートジョイ製)。

サイレンサーはアクラポヴィッチ製。ハンドルバーはハンドル切れ角を確保するため加工が必要だったとのこと。

スタイリングはかなりスポーティーに。ライダーが跨ってもサマになる。

こちらはヘビーデューティなツーリング仕様をイメージ。革製カバンやブロックタイヤがイカス!

こちらはバーハンドルを装着。

YAMAHA「XSR900」最新相場情報

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