![ホンダNR[名車バイクレビュー] 時代を切り拓いた革新のエポックマシン【楕円ピストン&500万円超】](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2020/04/honda-nr-05.jpg)
●文:ヤングマシン編集部(中村友彦)
型式としてはV型4気筒だが、内燃機関の歴史で唯一となる楕円ピストンを採用したNRのエンジンは、実質的にはV型8気筒に相当。その原点は、1979~1982年の世界GPを戦った500ccレーサーと、1980年代後半のルマン24時間耐久やオーストラリア・スワンシリーズに参戦した750ccレーサーだが、1992年から市販が始まったストリート仕様は、“ダイナミック&エレガンス”というコンセプトを掲げ、高級車としての質感を重視。ほとんどのパーツを手の込んだ専用設計としたため、価格は当時の2輪でもっとも高価な520万円。ハンドメイドのカーボン外装/チタンコートスクリーン/センターアップマフラー/ニカジルメッキシリンダー/16ビットのコンピュータを用いた電子制御式インジェクションなども、当時としては画期的な装備だった。
【1992 HONDA NR】■車重223kg(乾) 水冷4ストV型4気筒DOHC8バルブ 747cc 77ps 5.4kg-m ●当時価格:520万円
楕円ピストンの上部には吸気4+排気4=8本のバルブ、下部には2本のチタンコンロッドを配置。カムシャフトの駆動はギアトレイン式で、ボア×ストロークは歴代ナナハン4気筒でもっともショートストロークとなる101.2×50.6×42mm。フルパワー仕様の最高出力は130ps。
アルミフレームやプロアームは同時代のVFRに通じる構成だが、ストリート用としての最適化が図られている。フロントフォークはホンダ製ロードバイク初の倒立式。
メーターは同時代のレーサーレプリカとは一線を画する構成。速度はデジタル表示で、カーボンパネル中央には回転計、その左には油温/油圧計、右には水温/燃料計を設置。
※本記事は2020年7月13日公開記事を再編集したものです。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(ホンダ [HONDA])
現地で予約開始! 501cc空油冷単気筒「CB500」のメカニズム ホンダは2026年7月24日にインドで世界初公開した新型モデル「CB500」について、同年9月21日に現地価格を公表し、予約受付を開[…]
欧州で2027年モデル登場!新色をまとったCB750ホーネット ホンダが欧州市場に向け、ストリートファイター「CB750 HORNET」の2027年モデルを公開した。CB750ホーネットは、2023年[…]
二輪安全運転診断アプリの実証実験が開始 ホンダは、ライダーの安全運転を診断するスマートフォン向けアプリを開発中であり、ウーバーイーツジャパンと共同で実証実験を開始した。期間は2026年9月1日から28[…]
一度は希少になった「400cc×4気筒」が、いま再びアツい! いま、400ccクラスの4気筒エンジンに再び注目が集まっている。 そもそも400ccと4気筒の組み合わせは、日本のバイク史において決して新[…]
「Culture・Unique・Bikes」で原二ライフを変える「Cub HOUSE」とは 「Cub HOUSE」は、Culture(カルチャー)、Unique(ユニーク)、Bikes(バイク)という[…]
人気記事ランキング(全体)
ツーリングの「冷え」を克服!ライダーを支えるワークマンの防寒性能 秋が深まり冬の気配が近づくにつれて、バイク走行時の冷風や道の駅での休憩、キャンプツーリング時の冷え込みは増していく。特に首元や手首・足[…]
時速100マイル以上を証明するの署名入り認定書を添付 創業者ジョージ・ブラウが1919年にイングランドで立ち上げたブラウ・スーペリアは、当時としては異例の「高級注文生産」を貫いたブティック・ビルダーで[…]
二輪安全運転診断アプリの実証実験が開始 ホンダは、ライダーの安全運転を診断するスマートフォン向けアプリを開発中であり、ウーバーイーツジャパンと共同で実証実験を開始した。期間は2026年9月1日から28[…]
一度は希少になった「400cc×4気筒」が、いま再びアツい! いま、400ccクラスの4気筒エンジンに再び注目が集まっている。 そもそも400ccと4気筒の組み合わせは、日本のバイク史において決して新[…]
重慶ショーで「CB250SSコンセプト」が世界初公開!2027年春に市販 中国・重慶市で開催された「2026中国摩博会(重慶モーターサイクルショー)」。そこでホンダはニューレトロスタイルのコンセプトモ[…]
最新の投稿記事(全体)
ハーレーが仕掛ける異色の世界選手権 ハーレーダビッドソンは2024年から3年連続で、MotoGP日本グランプリに出展している。世界最高峰のロードレースに、なぜハーレーが? そもそもMotoGPのレース[…]
SV650/Xが絶版後も評価され続ける理由 スズキのミドルクラスを長年支え、2025年1月発売モデルをもって新規受注を終了した「SV650/X」だが、生産終了後もその価値は色褪せていない。1999年の[…]
大排気量V8の開発。極めて困難な挑戦に出たロータス 1990年代初頭、ロータスは激動の渦中にありました。長年エスプリを支えてきた直列4気筒エンジンは熟成の極みに達していたものの、フェラーリF355など[…]
現地で予約開始! 501cc空油冷単気筒「CB500」のメカニズム ホンダは2026年7月24日にインドで世界初公開した新型モデル「CB500」について、同年9月21日に現地価格を公表し、予約受付を開[…]
60年の伝統を400ccへ! 398cc単気筒「TRシリーズ」と専用シャシーのパッケージング トライアンフがグローバルで6万台以上を販売した新世代400ccプラットフォーム。その展開において、60年以[…]
- 1
- 2

![’92 ホンダ NR|ホンダNR[名車バイクレビュー] 時代を切り拓いた革新のエポックマシン【楕円ピストン&500万円超】](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2020/04/honda-nr-06-768x485.jpg?v=1586577662)
![’92 ホンダ NR|ホンダNR[名車バイクレビュー] 時代を切り拓いた革新のエポックマシン【楕円ピストン&500万円超】](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2020/04/honda-nr-04-768x455.jpg?v=1586577702)
![’92 ホンダ NR|ホンダNR[名車バイクレビュー] 時代を切り拓いた革新のエポックマシン【楕円ピストン&500万円超】](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2020/04/honda-nr-02-768x369.jpg?v=1586577735)
![’92 ホンダ NR|ホンダNR[名車バイクレビュー] 時代を切り拓いた革新のエポックマシン【楕円ピストン&500万円超】](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2020/04/honda-nr-03-768x521.jpg?v=1586577720)


























