
経済産業省によると、2023年夏の電力需給は全国で安定供給に最低限必要とされる予備率3%以上を確保済みとする一方で、東京電力管内の7月電力需給は非常に厳しい見通しとなっている。そうした状況を受けてか、NEXCO東日本では以下の節電取り組みを実施すると発表した。
●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:NEXCO東日本
年々上がる電力需要
経済産業省の発表によれば、10年に一度の厳しい暑さを想定した電力需要に対し、全エリアで予備率3%以上を確保済みとしている。電力の需要は3%程度のぶれがあることから、安定供給には予備率3%が最低限必要とされているため、安定供給に最低限必要な分を確保しているといえる。その一方で、追加的な供給力向上のための対策を講じてもなお、東京エリアでは7月の予備率は3.1%と非常に厳しい見通しだ。
実際、2016年度以降における東京電力管内の夏季最大電力需要は、右肩上がりの傾向にある。 2022年度の想定値は2021年度想定値から+92万kWの上方修正(過去最大の上方修正幅)を行ったが、2022年度の実績値はさらに上振れとなったほどだ。
NEXCO東日本の取り組み
こうした状況もあってか、NEXCO東日本は資源エネルギー庁から電力需給ひっ迫注意報または警報が発令された当該日に、対象となる電力会社管内の施設において、以下の節電に向けた取り組みを実施する。
トンネル照明の減灯
安全走行が可能な範囲で実施。火災や事故等による非常時および安全確保が困難な場合等には減灯しない。
サービスエリア・パーキングエリアの照明を最低限に
従業員スペースにおける照明の間引きや空調の省エネ設定、営業に支障のない範囲で休憩施設名称やマークを除く外装照明の夜間消灯を実施する。
その他、NEXCO東日本は、グループ社屋(料金所含む)においては、資源エネルギー庁からの「夏季の省エネ・節電メニュー(事業者の皆様)」に基づき、社屋照明の減灯やこまめな消灯及び電子機器の電源オフなどを徹底するとしている。
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