トップガン マーヴェリック GPz900R 劇中車マニアックス

トップガン『マーヴェリック号』の外装ステッカーは実在&架空の部隊やスラングだらけ! 全部わかる人いる?

前作から36年の“時間”も再現! この処理、これから流行るかも!?

カウルが紫外線で退色し、くすんだトーンだが、実は緑青を用いたペイント。擦れて色が剥げ落ちた箇所も塗装だ。車体右側のエンジンケースカバーやサイドカバー、マフラーには転倒したっぽいキズがあるが、これもペイントによる再現。模型におけるウェザリング(汚し塗装)の技術で、今後こうしたダメージ加工が流行るかも!?

ヤレた雰囲気は全てペイントで再現している!

【ゴムブーツ上にペイントが】リヤキャリパーを仔細に見ると、スライドピンのゴムブーツにまでウェザリングの塗料が付着。本来こんな汚れ方はしないだろうが、そこまではさすがに気が回らなかったか!?

第1作の車両にも右側のタンクやシートカウルにキズがあったが、続編ではもう少しキズが浅くなったようだ。また、エンジンの塗装が剥げて白かったが、続編では黒塗装がしっかり残っているのが特徴。なお左右エンジンカバーのロゴは、第1作では見えないよう加工されていた。

Modified for TOPGUN MAVERICK 1984 Kawasaki GPz900R [A1]

Modified for TOPGUN MAVERICK 1984 Kawasaki GPz900R [A1]

Modified for TOPGUN MAVERICK 1984 Kawasaki GPz900R [A1]

Modified for TOPGUN MAVERICK 1984 Kawasaki GPz900R [A1]

Modified for TOPGUN MAVERICK 1984 Kawasaki GPz900R [A1]

GPz900Rだけじゃない! ニンジャH2劇中車は小カスタムで小技を利かす

続編ではGPZ900Rも登場するが、マーヴェリックの足として第1作におけるGPZ900Rの役を担うのがH2だ。マフラーは競技用であるH2Rのスラッシュカット1本出しに換装されている。撮影用のカスタムなのだろう。なお本来は1人乗り仕様だが、劇中では広い座面とタンデムステップを装着した車両で2人乗りするシーンもある。

フェンダーレスに変更。マフラーといい、H2Rに近い雰囲気だ。元々、タマ数は少なかったが、続編公開後に中古車の入手が困難かつ高騰。’21年の生産終了が惜しまれる。

歴代H2カーボンの鋼管トレリスフレームはライムグリーンだが、劇中車はグレーに変更。下地にチラリとグリーンが見えるため、グリーンのフレームを塗装して使ったようだ。

【「SUPERCHARGER」と「BREMBO」を隠すのは何故!?】GPZと違い、H2はKawasakiと車名ロゴが健在だ。しかし、なぜかエンジン右側の「スーパーチャージャー」とキャリパーの「ブレンボ」の文字がテープで隠されている。ブレンボは右側だけ見せているのが不思議。理由を教えてトム様!

映画第3作の公開は……“New Ninja”離陸を待て!?

今回の撮影は、GPZとH2を兵庫県神戸市の「カワサキワールド」に展示(1/22で終了)する際の搬入時。時間を割いてくれたカワサキモータースジャパンさんに大感謝!

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